「めんどくさい」を消す12のヒント-自分も他人も型にはめない  

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「ああ、めんどくさいな……」
そう感じることは誰にでもありますよね?

なにかの行動を起こす前に気がのらない、やる気が起こらない、という気持ち。
苦手な人や嫌いな人と接したくないと思う気持ち。

「めんどくさい」という感情は、主に「自分の行動」に対するものと、「人間関係」に対するものの2つに分けられます。

面白くないことや疲れることに対しては誰でも腰が重くなるものですし、人間関係はストレスの大きな要因ですから、「めんどくさい」という感情は正常なものだといえます。

しかし、「めんどくさい」という感情を消すことができるとしたら、楽になると思いませんか?
物事をめんどうに感じなくなれば、ストレスが軽減できて、仕事でもプライベートでも楽しい時間を増やせます。

でも、「めんどくさい」という感情をなくすために、なにかを頑張るのでは、かえってストレスを溜めてしまいますよね。

ですからここでは、頑張ってめんどくさいことに立ち向かうのではなく、「めんどくさい」と感じる自分の考え方を変えるヒントを紹介します。

目次

■「めんどくさい」を消す12のヒント

1. やらなければいけないことを減らす
2. 「〇〇しなければ」と思わないようにする
3. 考えすぎないうちに1歩を踏みだす
4. 効率より継続を大事にする
5. 情報は集めすぎても疲れるだけ
6. 寄り道しない人生なんてない
7. 自分が幸せになれる手段を常備する
8. 多数派でいられるものを最低ひとつもつ
9. 苦手な人がいるのは悪いことではない
10. 自分を許せば相手も許せる
11. 自分をまるごと受け入れてしまう
12. 適度なストレスは快感をもたらす

まとめ

■「めんどくさい」を消す12のヒント

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行動力を上げるためには、「強い意志」や「モチベーション」が必要だと思っていませんか?

「自分の中の意志や、行動を起こす動機であるモチベーションが弱いから、自分には行動力がなくて、めんどくさく感じてしまうのだ」
そう思っている人は、行動することに強いストレスを感じています。

実は、行動力に「強い意志」や「モチベーション」も「やる気」も、あまり関係ありません。
むしろ、そういった自分を追い込む考え方が、行動力の妨げとなるのです。

対人関係をめんどくさいと感じるのは、相手に合わせるために、なにかムリなことをしなければいけない必要が出てくるからです。
精神的にムリをして自分を追い込めば、強いストレスを抱えてしまいます。

自分を追い込まず、ムリをせずに、本来の自分でいることができれば、めんどくさいと感じることは少なくなるはずです。

行動力を上げて、対人関係のストレスを減らすために必要なのは、「頑張らなければいけない」「相手に合わせなければいけない」という考え方の「改革」。
自分に対しても、相手に対してもムリをしないでいられる考え方のヒントを紹介しましょう。

 

1. やらなければいけないことを減らす

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なにかをしようとするときに、めんどくさいと感じるのは、「やらなければいけない」と思うからです。

やらなければいけないと思うと、付随するマイナス要素が次から次へと思い浮かび、めんどくさくなってしまいます。
部屋の掃除がめんどくさいと感じる人は、「部屋を掃除しなければいけない」と思っています。

掃除をするとなったら、まず掃除機をもってこなければいけない、テレビやパソコンの液晶画面もきれいにしなければいない、2~3日、トイレの掃除もしていなかったからやらなければいけない、と考えているうちに、やらなければいけないことがどんどん増えてしまい、さらにめんどくさくなってしまうのです。

まず、「やらなければいけないこと」を減らして楽になりましょう。
本当に今、自分がやらなければいけないことを絞るのです。

掃除にしても、今日、すべてを完璧にこなす必要はありますか?
明日やればすむことは明日に分散して、どうしても今日やらなければいけないことだけをやればいいのです。

さらに、機械に任せられるものや、誰かと分担できることがあれば、好きなことややりたいことに時間をつかえるようになります。

 

2. 「〇〇しなければ」と思わないようにする

普通の生活や仕事をしている以上、どんなに整理をしても、めんどくさいと感じる「やらなければいけいないこと」をまったくなくすことはできません。

めんどくさいという感情を払拭したいのであれば、もっと根本的な考え方の改革をしてみましょう。
「やらなければいけない」から、「やってもいいかな」「やってみたい」「やりたい」と思えるようになる手段を考えるのです。

「やらなければいけない」と思っている事柄に、楽しめる要素や、気持ちがよくなる要素はありませんか?

「掃除が好きではなかったのに、新しい掃除機を使い出したらあまりに簡単に部屋がきれいになるので、楽しくなってしまった」
「週2回のウォーキングがめんどくさかったのだけど、2カ月目から体調が少しずつよくなっていくのがうれしくなった」

このように、なにか楽しみや喜びを見つけられれば、めんどくさいという感情は消えてしまいます。

 

3. 考えすぎないうちに1歩を踏みだす

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「会社に行くのがめんどくさい」と感じる人は、会社に楽しみや喜びを見いだせない人でしょう。

人は誰でも自由な人生を送ることができます。
そう考えれば、「やらなければいけないこと」など、本来はないのです。

そうかといって、会社を辞めて好きな仕事に転職するという決断は、簡単にできるものではありません。

今、自分が生きている状況から考えて、それがどうしてもやらなければいけないことであるならば、あれこれ考えないほうがいいのです。
考える人ほど、マイナス要素が増えて行動力が鈍ってしまいます。

それでは、考えすぎないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
よく、「邪念を捨てる」などといわれますが、瞑想や座禅といった精神的な修行もひとつの手段です。

もっとも簡単な方法は、楽しいことや気持ちよい要素を増やすことです。
ひとつでも楽しいことが増えると、余計なことを考える時間が減るものです。

通勤途中や会社に楽しみの要素があれば、仕事の内容とは関係なく、会社に行くのが楽しくなってきます。

 

4. 効率より継続を大事にする

仕事には、効率のよさが求められます。
しかし、効率のよさばかりを考えてしまうと、めんどくさくなりがちです。
効率を上げなければいけない、時間をムダにしてはいけないと、自分を追い込むからです。

だから、効率よりも継続を大事にしましょう。
まず大事なのは、ムリなく継続する方法を身につけること。

人は誰でも、少しでも楽をして効率よく行動したいという習性をもっています。
ムリなく継続することができていれば、自ずと効率は上がっていきます。

仕事の効率を考える上でもうひとつ大事なことは、最初からよい結果を望まないということ。
なにか新しいことをはじめるときには、成功を大前提にしていると、考え方を狭くしていって、めんどくさくなりがちです。

完璧だと思える計画を立てていても、予想もしない展開になるのが現実です。
「最初は失敗するかもしれないけど、最低限このくらいの成果だけはあげよう」といった小刻みな計画を立てたほうが、継続につながります。

 

5. 情報は集めすぎても疲れるだけ

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行動を起こす前には、情報を集めますよね。
情報しだいで勝負が決まってしまうことは、仕事でもプライベートでもよくあります。
インターネット時代になって、情報戦を制することの意味は、より明確になりました。

しかし、情報過多の時代だからこそ、やみくもに多くの情報を集めてしまうと、必要な情報を絞る作業に労力を必要として、めんどくさくなってしまいます。

行動を起こす前には、集めたほうがいい情報と、集めてはいけない情報があります。
集めたいのは、すぐ行動につながりそうな情報。
今は必要ないけど、そのうち必要になりそうな情報などを、集めてはいけません。

情報というものは古くなってしまったら価値が落ちてしまいますから、必要になったときに集めればいいのです。

余計な情報を集めて必要以上に選択肢を増やすことは、行動力を低下させてしまう原因になるのです。
とりあえず一歩踏み出せるだけの情報が集まったら、行動を起こしましょう。

 

6. 寄り道しない人生なんてない

人生の中で、うまくいかないことや、疲れてしまうことがあるのは、普通のことです。

計画どおりに物事が進まないときに、「自分に行動力がないのは意志が弱いからだ」「自分はモチベーションが低すぎる」と自分を責めても、次の行動がめんどくさくなるだけです。

こんなときに大事なのは、次の一歩を踏み出すエネルギー。
つまづかない人生なんてありません。
つまづいても、自分で立つことができるようになるのが、大人になるということなのです。

疲れたら休みましょう。
「そんなことをいっても、忙しくてやすめない」などという考え方では、いつか自分を追い込んでしまいます。
心や身体にとって必要な「休み」に勝る時間の使い方など、人生にはありません。

疲れたら休み、疲れや傷が癒えたら、また立って歩きだせばいいのです。
ときには、寄り道や横道にそれることも、後退することもあるでしょう。
そういう時間も、後から考えるとムダではなかったことがわかるものです。

 

7. 自分が幸せになれる手段を常備する

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ストレスとは、五感から受けた刺激に対する脳の反応です。
五感で受ける刺激には、快感や幸福感を生むプラスの刺激と、辛い、悲しい、痛いといった負の感情を生むマイナスの刺激があります。

脳がストレス反応を起こすのは、マイナスの刺激です。
マイナスの刺激は、自分の意思とは関係なく降り注ぐものであるのに対し、プラスの刺激は自らの行動によって得ることができるという特徴があります。

めんどくさいという感情は、ストレス反応を予測して避けたいという気持ちの現れです。

マイナス刺激はなくすことができませんが、軽減することは可能。
その唯一の方法は、プラス刺激を増やすことなのです。

プラスの刺激が得られて、自分が幸せな気持ちになれる手段を常に用意しておけば、マイナスの刺激を軽減することができますから、めんどくさいという感情を減らすことができます。

 

8. 多数派でいられるものを最低ひとつもつ

対人関係がめんどくさいと感じるのは、本来の自分でいられなくなるからです。

本来の自分でいられる環境として最も大きな要因は、多数派に属しているということです。
自分の価値観や関心、考え方などが多数派に属していると、自分を曲げる必要がありませんから、めんどくさいと感じることはありません。

会社のように大勢の人間が集まる中で自分の考え方が少数派だと、周囲の人たちから次々と、自分の中にある「〇〇すべきだ」「〇〇すべきでない」という基準が破られることになります。
それは不快なマイナスの刺激ですから、ストレスが増えてふさぎ込むようになり、本来の自分ではいられなくなっていくのです。

人間が生きている環境には、いくつもシーンや側面がありますから、会社では少数派でも、それ以外のどこかで多数派に属していれば、心が救われます。
この「多数派」とは、その環境における相対的なものですから、人数の規模はあまり関係ありません。

趣味の会や、店の常連になって自分を取り戻す時間をつくっている人は多いでしょう。
インターネットが普及してからは、ネット上で自分が多数派となれる場をもてたことで、救われる人が大勢います。

本来の自分でいられる場をもつことによって、帰る場所があるという精神的な強みができるので、少数派にいる環境でも打たれ強くなります。
多数派でいられる環境が見つからなければ、自分でつくってしまえばいいのです。

 

9. 苦手な人がいるのは悪いことではない

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誰かが嫌いだと感じたときに、「相手が悪い」、もしくは「相手を嫌いだと思う自分が悪い」と考えるのは間違いです。

相手を嫌いな理由を考えてみましょう。
それは、自分の基準を破られるから、本来の自分でいられなくなるからだということがわかるはずです。

誰かを苦手だと感じるのは、自分の基準と相手の基準が合わないことに原因があるのですから、誰が悪いわけでもありません。
ストレスに感じる必要はないわけです。

問題は、相手を嫌いな理由が、ストレスとなって自分を苦しめているということなのです。

 

10. 自分を許せば相手も許せる

相手の事を嫌いな理由となっている、自分の基準や考え方を見直してみましょう。
それは、今の自分にとって本当に必要なことですか?

手放してもたいして問題のないものであったら、この際、捨ててしまったらどうでしょうか?
ここまでの解説で、自分を苦しめているのは、実は自分の基準や考え方なのだということがわかりますよね?

「や-めた!」と一声発して、スパッと切り捨ててしまえばいいのですが、単なる思い込みであるにしろ、自分がこだわってきた考え方をそう簡単に捨てられないと思う人もいるでしょう。

そういう人は、少し、自分に甘くなればいいのです。
守ってきたものを捨てる自分を許してやりましょう。

ちょっと自由な気持ちになって自分を許してやれば、相手を嫌う理由がなくなりますから、相手のことも許せるようになっていきます。

 

11. 自分をまるごと受け入れてしまう

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心理学では、楽観的な人ほど成功しやすいといわれます。
仕事ができない人には、自分にきびしい考え方をする傾向があるともいわれます。

「人にやさしく、自分にきびしく」というのは行動の話。
考え方は、「自分にやさしく→人にやさしく」でいいのです。

現実的にそんな人はいないでしょうが、自分の中に基準や決め事をまったくもっていない人は、何があってもへこたれることがありません。
自分のことも他人のことも、責める理由がないからです。

こんなお釈迦さまのような境地に達するのはムリとしても、自分のことを許せるようになる簡単な方法があります。
それは、今の自分をまるごと受け入れてしまうことです。

ここまで生きてきた自分、〇〇が好きな自分、〇〇が嫌いな自分、ネガティブな考え方をしてしまう自分、こうして「めんどくさい」を克服しようとしている前向きな自分……。
いい人だと思われている自分、変わり者だと思われている自分、好かれている自分、嫌われている自分……。

善悪関係なく、それらすべての自分を否定せずに、現実であることを認めてしまうのです。
現実なのですから、否定しても責めても自分が疲れるだけ。
すべて認めてしまい、楽しいことだけを考えるのが、自分にやさしくなるコツです。

 

12. 適度なストレスは快感をもたらす

ストレスはマイナスの刺激に対する脳の反応ですから、めんどくさいという感情は、脳のストレス防御反応であるといえます。
ストレスのない生活というものはありえませんから、誰にでも起こる感情なのです。

ストレスには、心身に悪いもの、不快なものというイメージがあると思いますが、あるレベルまでのストレスは、人間にとって心身を強くするために必要なものであり、快感をもたらすものでもあるのです。

たとえば、身体にあるツボの刺激は、指で押すことによって気の流れを改善するものですが、ある時間と強さまでは快感を生み出して効果をあげます。
しかし、長い時間押しすぎたり、強く押しすぎたりすると、逆効果を生み出します。

ある種の不快感や痛みは、達成感や幸福感、生きがいなどを生むきっかけになります。
その範囲にあるストレスは、「善玉ストレス」と呼ばれることがあり、生きていく上では必要とされるものです。

定年退職をしても、仕事を続けている人のほうが健康でいられるというのは、適度なストレスが続くことの好影響です。
めんどくさく思えることも、善玉ストレスにすることができれば、快感に変わるかもしれません。

 

まとめ

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最後に「めんどくさい」を消すヒントをもうひとつ。

パソコンやスマートフォンでは、同時に複数の仕事をこなすマルチタスクが当たり前になっていますが、人間の脳は基本的にシングルタスクです。

ですから、ストレスを生み出すマイナスの刺激を軽減するためには、プラスの刺激をひとつでも多く取り入れればいいわけです。

同じように、めんどくさいという感情を消すためには、違う感情を生みだせば、脳は「めんどくさい」から離れてくれます。
簡単な方法は、とりあえず何かに没頭すること。

感情は時間が経てば消えていくものですから、応急処置でも効果を発揮します。

 

【参考資料】
・『「めんどくさい」がなくなる本』 フォレスト出版 2015年
・『ストレスのなはし』 中央公論社 2017年

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