決断力に差がつく2択思考のコツ-選択肢を2つに整理する方法

Pocket

shutterstock_533635579

「物事が決められないので、つい誰かに相談してしまう」
「物事の選択に迷って時間がかかってしまう」
こうした悩みをもつ人は、優柔不断な自分の性格を変えたいと思いますよね?

決断力が乏しいために貴重なタイミングを逃してしまい、後悔した経験をもつ人も多いでしょう。

ここで、決断力を高めたいという人に提案するのは、「物事を2択で考える」方法です。
2択といっても「究極の選択」ではありません。

普通の生活で遭遇するたくさんの選択シーンで、早く簡単に決断する方法であり、その考え方を習慣化することによって、本能的に人生を豊かなものにしていける思考法なのです。

選択肢を2つに整理する思考を身につけて、決断力を高めてください。

目次

1. 決断力は2択思考で高められる
1-1. 選択肢が3つ以上になると人間は迷う
1-2. 決断とは1つを捨てること
1-3. 2択の根源は生きるか死ぬか
1-4. 2択の本質は好きか嫌いか
1-5. 決断を積み重ねることで好みが形成される
1-6. 諦めるか諦めないか
1-7. 方法を変えるか変えないか

2. 2択思考を習慣化するコツ
2-1. 好みの範囲を狭めていく
2-2. 好きな理由を考える
2-3. メニュー選びは2択を重ねる
2-4. 異性の印象で2択の練習
2-5. 「とりあえず」はNGワード
2-6. 相談する相手はひとりだけにする
2-7. 重要でないことをしっかり決める

3. 決断力を高めるルール
3-1. 決断は早いほうがいい
3-2. ワクワクするほうを選ぶ
3-3. 逃げ場をつくると決断できなくなる
3-4. やるかやらないか迷ったらやる
3-5. 自分で決めて自分で責任をとる
3-6. 小さな決断を重ねて未来を変える
3-7. 選択したことが正解になる努力をする

まとめ/a>

1. 決断力は2択思考で高められる

shutterstock_708127798

人間は、朝起きてから夜眠るまで、数百から数千もの選択を繰り返しています。

まず目が覚めて、起き上がるかもう少し眠るかという選択にはじまり、起きる選択をすると次は顔を洗うか、その前にトイレに行くかという選択、朝食の選択、衣服の選択……といったように生活するということは、選択の連続なのです。

こうした選択は、選択肢が2つとは限りません。
「起きるか、もう少し寝るか」という選択にしても、あと5分寝るのか、10分寝るのかという選択も可能です。

しかし、どんな選択でも選択肢を2つに絞ってしまうのが、「2択思考」の基本です。

1-1. 選択肢が3つ以上になると人間は迷う

shutterstock_394706425

決断できない人は、選択肢を自分で増やしてしまいます。
場合によっては、無限の選択肢の中から1つを選ぼうとしていることさえあります。
これでは時間がかかってしまい、しかも的確な決断はできません。

人間は、選択肢が2つの場合にはどちらかを選ぶことができても、選択肢が3つになった途端に選べなくなってしまいます。
情報量は多ければいいというものではありません。

決断の最大の秘訣は、まず選択肢を2つに整理することにあるのです。

1-2. 決断とは1つを捨てること

shutterstock_451900726

決断とは、選ばなかったものを捨てることです。
捨てることができないから、悩むのです。

ですから、物事を決めなければいけないときには、捨てるものを減らせば楽になります。
選ぶものも、捨てるものも1つ。
2択思考が、早く簡単に決断できる理由は、そこにあります。

ゼロか100か、白か黒か、選ぶか捨てるか、というシンプルな考え方を大事にして生きると、自分の長所や存在価値が見えてきます。

1-3. 2択の根源は生きるか死ぬか

shutterstock_637018879

2択思考は、決して特別な思考法ではなく、誰もが日頃から自然に行っているものです。

シェークスピア作の『ハムレット』には、「生きるべきか死ぬべきか」という有名なセリフがあります。
これが、まさに誰もが毎日自然に行っている、2択の最たるもの。

普通の人は、意識することなく、「生きること」を毎日選択し続けています。
生きている、生活しているということは、生きるほうを選んでいるのです。

2択思考は、物事の根源や本質に迫る考え方だということができます。

1-4. 2択の本質は好きか嫌いか

shutterstock_1038381025

それでは、2択思考の本質はどこにあるのかといえば、それは「好き」か「嫌い」かということです。

「いい」か「悪い」かでは、この世の中で起こることを分類できません。
なぜならば、善悪はその人間が置かれた状況で変わるものだからです。

2択というと〇か×かの選択と思われがちですが、物事は正誤や善悪で論じると、他人の意見を認めないエゴイストになってしまいます。
全肯定か全否定ではなく、自分の中での価値、自分が右に行くか左に行くかを決めることが、2択思考の基本です。

その本質が、「好き、嫌い」という観点にあるのです。

1-5. 決断を積み重ねることで好みが形成される

2択は、〇×のように両極端な選択肢ばかりでなく、両方とも好きだというケースもあります。
その場合は、どちらがより好きかという選択になります。

どちらのほうが好きかということを決める基準は、「なんとなく」という感覚的なものであっても、好きか嫌いかという観点で決断を繰り返していくと、「好み」が形成されていきます。

そして「好み」が形成されると、選択の基準が明確になるので、決断力がより高まるのです。

1-6. 諦めるか諦めないか

shutterstock_275825936

仕事をしていると、「好き」か「嫌い」かですぐに選択できないことも出てきます。
そういうときには、2択の根源にある「生か死か」を思い出してください。

常に道は2つ。
「諦めるか諦めないか」という考え方にあてはめるのです。

仕事で失敗やミスをして、自信をなくしているときであったら、このまま「諦める」のか、「諦めない」のかという選択をするのです。

諦めるのであれば早く諦めて、次の展開に進みます。
諦めないのであれば、これも前進します。

「もうちょっと考えよう」はいけません。
決断を保留している間は、前に進むことができないのです。

1-7. 方法を変えるか変えないか

諦めるのか諦めないのかという2択で「諦めない」を選んだとしましょう。

そうしたら、次は「今まで通りやる」のか「方法を変える」のかという2択になります。
方法を変えなければまた失敗する可能性が高いのですから、多くの人は「方法を変える」を選択することになるでしょう。

そして次は、どう変えるか……。

このように、常に2つの選択肢を設定し、よりよくなるほうを選べばいいわけです。
今よりも成長したい、よりよくなりたいと思う人が多いはずですから、これも突きつめていえば、「好き嫌い」の観点で選んでいるといえるのです。

2. 2択思考を習慣化するコツ

shutterstock_589115231

私たちは毎日、無意識のうちに2択思考を繰り返して生きているのですが、意識して2択思考を行えば、「2択力」を高めることができます。

2択思考を習慣化して、決断力を高めるコツを解説しましょう。

2-1. 好みの範囲を狭めていく

誰にでも、食べ物や衣服の好みはあるものです。
そうした好みは、できるだけ狭い範囲で考えるように心がけます。

好みの範囲を狭めるためには、最初から一番好きなもの1つを選択するのではなくて、同じジャンルで好きなものを3つイメージします。
そして、その3つの共通点を探すのです。

こうすることで、自分の好みが明確になっていきます。
共通点があったとすれば、それが自分の好みの基準ということになります。
好みの範囲が狭くなれば、より早く2択ができるということです。

2-2. 好きな理由を考える

shutterstock_534852604

好きなものの共通点を探すことに加え、もう1つ大事なのが、「好きな理由」を明確にすることです。

「自分はなぜこちらを選ぶのか」という理由を常に考えましょう。

「好き嫌い」の選択基準は、環境やタイミングによって変わるものも多いので、常に考えることが大事です。
2択思考は、決断力を高めるだけでなく、自分の嗜好に気づくこともできるのです。

共通項は多いけど違う部分があるという2択、それも2つの要素が近ければ近いほど決断力を高めるいいトレーニングになります。
そこで決め手になる理由こそ、自分が大切にしているものなのです。

2-3. メニュー選びは2択を重ねる

shutterstock_550601206

立ち食い蕎麦屋で、なにを食べるか決める過程をイメージしてください。
レストランでも中華店でもいいのですが、メニューに共通項が多い立ち食い蕎麦屋が2択のイメトレには適しています。

まず、麺類かご飯ものか。
麺類を選んだら、蕎麦かうどんか。
蕎麦は冷たいものか温かいものか。
温かい蕎麦を選んだら、トッピングはどうするか。

このように、2択を重ねることができます。
この考え方が身につくと、どんな条件のもとでも、選択肢を2つに整理することができるようになります。

2-4. 異性の印象で2択の練習

shutterstock_22516528

異性の好みは、人によっていろいろと細かいこだわりがあるものです。

テレビを観ながらでもいいでしょうし、雑誌の写真を観ながらでも、あるいは外を歩きながらそれとなく見てもいいでしょう。
手当たり次第に、次々と2択をするのです。

2択の基準は、なんでも構いません。
「この人と付き合うか?」「この人と結婚したいか?」「この人のために人生を賭けられるか?」等々。

これは早く決断するトレーニングですから、深く考える必要はありません。
あくまでも見た目で、「in」か「out」か選択するのです。

2-5. 「とりあえず」はNGワード

shutterstock_241196569

決断力を高めるためには、積極的で能動的な選択が必要です。

「とりあえず」で決断を先延ばしにすることは、やめましょう。
居酒屋に行っても、「とりあえずビール」はやめて、ビールを選ぶのであれば理由を明確にすべき。
1杯目から、好きなもの、飲みたいと思うものをオーダーするようにします。

「みんながたのむのだったら、同じものを」と、周囲の意見に流されるのもいけません。
こういう受動的で消極的な選択は、物事を決めているようで決めていないのです。
思考をサボるクセは、つけないようにしましょう。

2-6. 相談する相手はひとりだけにする

どうしても自分だけで決められず、人の意見を聞きたいときは、信頼できるひとりだけに相談するようにします。

迷ったときに客観的な意見を聞くのは、悪いことではありません。
しかし、2人に相談して「A」と「B」に意見が分かれたら、3人目に相談することになります。
そこで、さらに「C」が出てくると、迷いが強くなって決断できなくなります。

2人目に相談するのは、最初に相談した人の意見が信頼できないからです。
ですから、最初から信頼できるひとりに相談すべきなのです。

2-7. 重要でないことをしっかり決める

決断には、人生を左右するようなものもあれば、蕎麦にするかうどんにするかといった、さほど重要でないこともあります。
蕎麦を選んでもうどんを選んでも、大した変化はありません。

こうした日常生活の中にある、あまり重要でない選択をしっかりやる習慣をつけましょう。
「コーヒーにするか紅茶にするか」「今日はどちらのスーパーで買い物をするか」といった事柄を、「どっちでもいい」をNGワードにして、明確にどちらかを楽しみながら選ぶのです。

決断力が高まってくると、「どちらでもいいこと」がなくなっていきます。

3. 決断力を高めるルール

shutterstock_588174737

ここからは、2択思考を習慣化して決断力を高める上で、忘れないでおきたいルールをいくつか紹介します。

3-1. 決断は早いほうがいい

shutterstock_270035834

決断は正解かどうかよりも、スピードが大事です。
早く決断すれば、間違っていることがあっても、軌道修正を早くはじめられます。

決断が早いということは、自己分析ができている証拠。
ですから、決断が早い人にはリーダーシップを感じて、ついていく人が多いのです。
たくさん決断をしてきた人、重大な決断をしてきた人は、早く正確な選択をする資質をもっています。

迷う前に決めること。
これは、決断力をつける上で大事なルールです。

3-2. ワクワクするほうを選ぶ

「好きか嫌いか」という基準で物事を2択に整理していても、人間であれば迷うこともあります。

もう1つ、決断の基準として忘れてはいけないことがあります。
それは、「決断は成功のためにではなく、希望を生むためにする」ということです。

どちらに希望があるかという基準で、選択するのです。
この会社に残るか転職するか、という選択であったら、より希望をもてるのはどちらかで決めるのです。

未来に対する「希望」は難しい基準ではなく、シンプルな感情で表すのであれば、「楽しそうなほう」「ワクワクするほう」ということでいいのです。

3-3. 逃げ場をつくると決断できなくなる

shutterstock_565330174

「失敗しないようにするために、よく考えて決めたい」
「重要なことだから、慎重に熟考したい」
こういった思考は、物事が進まない典型です。

ゆっくり決断しても、早く決断しても、失敗するか成功するかという結果にはあまり関係がありません。
熟考した人や、必ず成功すると思っているほど、失敗のダメージが大きいもの。

逃げ場をつくってしまうと、決断が遅れてしまい、結局、物事が進みません。
「背水の陣」だからこそ、失敗の覚悟もできるし、早い決断もできるのです。

3-4. やるかやらないか迷ったらやる

「やるかやらないか」という2択で迷ったら、やるべきです。

やるという決断をすることで、前に進めますが、やらなければ永遠に前進はできません。
決断した先には、正誤や成功失敗がありますが、決断しなければ正解も成功もないのです。

「間違うよりは決断しないほうがましだ」という思考では、レースに参加できません。
スタートラインにさえ並んでいないのです。
決断して、その結果失敗したとしても、決断しない人よりは確実に前にいます。

3-5. 自分で決めて自分で責任をとる

shutterstock_553651330

自立した人間とは、「自分で決断できる人間」です。
そして、決めるだけでなく、自分で責任をとれるかどうかが問われます。

「決めたのは決めたけど、後のことは知らない」「自分はそう思ったけど、みんなの意見は違った」などという言い訳をするのでは、自立した人間とはいえません。

決断力とは、決断した結果の責任をとる覚悟ももち、最後まで逃げずに自分の責任をとる力でもあるのです。

3-6. 小さな決断を重ねて未来を変える

shutterstock_362297912

2択思考は、小さな決断を重ねることに意味があります。

未来には無限の選択肢がありますが、それを2本の枝分かれの繰り返しに整理して、1本の道にする方法なのです。

「人生を左右するような選択と、さほど重要ではない選択」という分け方は、1つの結果論であって、日常で繰り返される小さな決断の積み重ねで未来が変わります。

ですから小さいことであっても、ひとつひとつの選択に理由があるべきなのです。

3-7. 選択したことが正解になる努力をする

決断力のある人は、余計な思考や逃げをせずに素早い選択をするので、決断にエネルギーを使いません。
なかなか決められない人は、決断までにエネルギーを使い果たしてしまいます。

決断力のある人は、選択した後にエネルギーが残っているので、選んだほうが正解になる工夫や努力にすべて使えるのです。
決断した理由を後から強化することもできます。

ですから結果的に、決断力のある人が正解となる確率が高くなるのです。

まとめ

shutterstock_606282116

2択思考を身につけて決断力を高めると、ストレスを軽減できるという、大きなメリットがあります。

常に、「好きなほう」「心地いいほう」を選ぶわけですから、余計なストレスを抱えずにすむのです。
ところが、「2択をしなければいけない」という考え方は、ストレスになります。

こういう思考に至ってしまうときは、「決断をやめる」という選択をします。
もう少し考えるのでなくて、選択をやめてしまって休養するのです。

2択思考は、楽しみながら決断力を高める方法であることを忘れないでください。

【参考資料】
・『決断できる人は2択で考える』 石黒謙吾 星海社 2013年
・『決断できる人は、うまくいく。』 中谷彰宏 学研パブリッシング 2015年

Pocket

▼ファミリアスピリット・アプリ(iTunesサイト) ※iphoneでご覧ください bannar-familiarspirits familiarspirits-app-download

コメントをどうぞ

*