これだけは押さえよう!経理の仕事の基本と常識

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maleこれから就職活動を始める方で、自分にどんな職種が合っているのかわからないというという人は多いと思います。

自分にしっくり来る職種を見つけるためには、まずその職種がどんな仕事を担当し、どんなスキルが求められるのかを知ることが大切です。

会社にはさまざまな部署が存在していますが、ここでは「経理」の仕事をご紹介します。

これを読めば、経理の仕事の概要が丸わかり。あなたの適性を見つけるために大いに役に立つはずです!

目次

1 経理は会社にとっての「情報センター」
  1-1 経理の仕事は単なる「金庫番」ではない
  1-2 経理は「お金にからむあらゆる情報」を扱う
  1-3 お金にからむ情報を整理する
  1-4 整理した情報を発信するのも経理の仕事
2 経理が行っている「会計処理」とは?
  2-1 経理が扱っているお金は現実のお金とは限らない
  2-2 「予算」と「税金」も経理が扱う領域
  2-3 お金の種類によって会計の方法も変わる!
3 実際のところ、経理は何をしている?
  3-1 毎日行う仕事 「利益」と「資金」に関する仕事
  3-2 月々行う仕事 「利益」「資金」「税金」に関する仕事
  3-3 年単位で行う仕事 経理の最大の山場「決算」
4 経理に求められているものとは?
  4-1 経理は「経営管理」の略である
  4-2 数字の裏にある本当の情報を見る!
まとめ

1 経理は会社にとっての「情報センター」

「経理の仕事」と聞くと、経理について知らないほとんどの方は、電卓を叩きながら伝票とにらめっこをしている人や、毎日金勘定を行って経費の支払いや現金の管理をしている人のことを思い浮かべるかもしれません。

確かに、経理はお金を取り扱う仕事です。しかし、経理は、多くの方が想像しているような会社の「財布係」「金庫番」といったような役割だけを任されているわけではありません。

ここでは、経理という部署が会社の中でどのような役割を果たしているのかについて明らかにしていきます。

1-1 経理の仕事は単なる「金庫番」ではない

image経理の仕事に従事している人びとが、お金の勘定をしているのは事実ですし、いわゆる「金庫番」のような役割を果たしているのも事実です。

ところが、お金の勘定をするのは実は経理の仕事においては、「最終段階」に過ぎません。

それでは、彼らはふだん何をしているのか?お金の勘定や金庫番よりも、もう少し奥が深い仕事をしているのです。

その仕事とは、「お金にまつわる情報」を扱うことです。

1-2 経理は「お金にからむあらゆる情報」を扱う

imageどんな会社であれ、日々経済活動を行っていくと、実にさまざまなお金のやり取りが行われます。例えば、製造業の会社なら原材料を仕入れて、製品を製造するだけでなく、その際にかかる人件費を支払い、なおかつ代金を回収して売上を上げなければいけません。

そうした一連の活動には、「原材料費」「人件費」「経費」などの種類と金額、また完成した製品の「在庫量」「受注数」「出荷数」といったその数量と金額など、実にさまざまな「お金にまつわる情報」が生まれてきます。

会社というものは、ビジネスを行えば「お金に関する情報」が生まれるため、それを管理しなければならないものなのです。

そして、こうした日々生まれるお金に関する情報の全てを管理するのが、経理の仕事なのです。つまり、経理は、お金の勘定をしたり金庫番をしたりする前に、こうしたお金にまつわる「情報センター」の役割を果たしているのです。

1-3 お金にからむ情報を整理する

会社がビジネスを行っていく上で発生した「お金にまつわる情報」で、経理が知らないものはありません。

仕入れや経費が発生するたびに、経理の元には請求書・領収書・仕入れ伝票といった形で情報が集まってきます。また、売上があがれば、出荷伝票・売上伝票が届くようになっています。

経理では、そういったお金に関する書類を「整理」することで、いつでもその発生源や残高がわかるような状態にしておきます。

つまり、経理はお金の情報を整理することで、お金の流れが見えるようにしているのです。

1-4 整理した情報を発信するのも経理の仕事

image経理の仕事は、お金にからむ情報を「整理」するだけにとどまりません。経理が毎年行っている最大の山場ともいうべき仕事、それは「決算書」の作成です。

決算書とは、その会社の株主や出資をしてくれた人、金融機関、税金を納める国や地方自治体、その他全ての関係者のために公開される、会社の経営成績や財務状態を明らかにするために作成される書類のことで、正式には「財務諸表」といいます。

この決算書を作成することで、会社の経営者はもちろん、経理以外の部門の人びとも会社の今の状態を知ることができるようになります。

経理の仕事の最大の目的は、日々発生する会社のお金に関する情報を集め、それらを整理しながら、「決算書」という形にまとめ、それを「発信」することなのです。

2 経理が行っている「会計処理」とは?

経理という部署の最大の目的は「決算書」の作成とその発信であることは、前項で述べました。

しかし、決算書と一口に言っても、会社が取り扱っている「お金」は個人の家計のように一筋縄では行きません。

ここでは、経理が日々向き合っている「お金」とその「会計」について見ていきましょう。

2-1 経理が扱っているお金は現実のお金とは限らない

image「お金」と聞くと、現に実体を持っている「札束」や「硬貨」をイメージする人がほとんどかもしれません。つまり、実際にやり取りしている現金や預金のことです。ところが、お金には「現実のお金」ではないお金があるのです。

例えば、会社では商品が売れたらすぐにお金が入ってくるとは限りません。商品は売れたけれども、支払いは半年後ということもよくあることです。しかし、経理では、こうした入金も商品が会社を出て行った時点で計算します。

手元にはお金は無いけれども、計算上は利益が出ている―。こうした状況も、経理では逐一記録に残していき、情報を整理していくのです。

2-2 「予算」と「税金」も経理が扱う領域

image経理で扱うのは、実際に会社を介して動いているお金のことだけではありません。

未来のビジネスに使うために計画される「予算」や、会社が企業活動をしていくうえで国や地方自治体に納めなければならない「税金」も、経理が取り扱う領域です。

ということは、経理が取り扱うお金には大きく分けて4つの種類があることになります。

【1】利益ー儲けのお金

売上から費用を引いた額。計算上の利益も含まれる。

【2】資金ーリアルなお金

現金や預金など、実際に流れているお金。仕入れ代金や経費の支払いに充てられる。

【3】予算ー未来のためのお金

来たるべき未来の計画を立て、それを実行するためのお金。または、過去と現在の分析をするためにも使われる。

【4】税金ー国・地方自治体に納めるお金

法人税、住民税、事業税など企業活動を行う上で納めなければならない税金。

このように、経理は、お金にまつわる4種類の情報を統括している部署なのです。

2-3 お金の種類によって会計の方法も変わる!

image経理は、会社を介して出入りするお金や在庫の収支を記録します。それを「会計」と呼びますが、実は会計のルールは経理が取り扱うお金の種類によって異なります。

経理が行う会計は大きく分けて3つ。まずは、会社の「利益」を中心に情報を整理して発信する「財務会計」。そして、予算や経営計画、またはそれに伴う経営分析を中心に情報を整理して発信する「管理会計」。最後に、税金を申告する際の独特なルールに則って会計を行う「税務会計」です。

この3つに加え、経理は実際に動いているお金、いわゆる「資金(キャッシュ)」についても取り扱います。会社の資金が不足しないように、残高と入金の状況を把握してやりくりする「資金繰り」です。

3 実際のところ、経理は何をしている?

それでは、経理の仕事の概要がわかったところで、経理部に務めている人は具体的にどんな仕事を日々こなしているのかについて見ていきましょう。

ここでは、彼らが「毎日」「毎月」「毎年」というそれぞれの単位で、どういったノルマを課し、それをクリアしていっているのかをご紹介します。

3-1 毎日行う仕事 「利益」と「資金」に関する仕事

経理という部署で働いている人びとが、毎日行っている仕事は「利益」と「資金」に関するものがほとんどです。なかでも毎日行わなければならない仕事は、

1 利益に関する仕事
○伝票の起票・整理
○伝票から帳簿への転記
○受注・出荷・売上の集計

2 資金に関する仕事
○現金・預金の出納
○現金・預金の残高確認

以上の5つになります。

経理では、通常、毎朝の始業時に金庫から手提げ金庫を出してきます。手提げ金庫には「小口現金」を備えておき、日中に行う経費の精算や小口の支払いなどをこの現金から行ったあと、就業時に残高を確認して金庫に戻します。会社の銀行預金の残高確認も、原則的に毎日行います。

また、受注、出荷、売上などに伴うお金や在庫の動きもその都度、伝票等に起票して、すぐに帳簿へも転記します。

その他、必要に応じて小切手・手形の振り出し、納品書・請求書などの発行も行います。

このように、現金や商品が出たり入ったりするたびにそれらを記録に残しておくことで、事業の状況をリアルタイムで把握できるようにしておくことが、経理が毎日しなければならない仕事なのです。

3-2 月々行う仕事 「利益」「資金」「税金」に関する仕事

imageそれでは、経理が毎月の単位で行う仕事とはどのようなものなのでしょうか。

ある程度、態勢の整っている企業では、経理が「月次決算」といって、毎月の財務状況を報告することが行われています。帳簿を前月末で締め切るとともに月次決算書を作成し、経営者や社員に対して予算と実績を対比させるなどして報告するのです。これによって、経営者や各部門のリーダーは、自分たちの経営方針や営業戦略が正しく実行されているか、どこかに問題がないかを知ることができるのです。

また、経理が毎月行う仕事としては、「給与計算」があります。社員への給料を支給日に間に合うように計算しするとともに、社員の源泉徴収税や社会保険料も毎月決った時期に納付できるように準備します。もちろん、給与がきちんと行き渡るようにするための資金繰りも経理の仕事ですから、「資金繰り表」を作成する必要もあります。

その他、得意先や外注先によって締め日の決っている請求書の作成・送付を行うのも経理の仕事です。

3-3 年単位で行う仕事 経理の最大の山場「決算」

経理は、以上に説明した毎日行う仕事、毎月行う仕事を積み重ねながら、1年単位の目標をも見据えて動いています。

最低でも年に1度、経理にとって最大の大仕事ともいうべき「決算」の時期がやってくるのです。決算とは、1年分の帳簿を締め切って、そこにさまざまな調整や整理を加える形で「決算書」を作成、それを発信する仕事です。

毎年、決算期になると小さな会社では猫の手も借りたいくらいの超多忙な状態に突入します。

また、期末ともなると来期の予算関係の仕事や、消費税の申告などの仕事も入ってきます。7月と12月には、社員への年2回の賞与の計算・支給が行われますから、経理は大忙しになります。

このように、経理の仕事では毎年の「決算」という大目標を見据えながら、年2回の賞与の計算・支給、来期の予算準備、年末調整といった毎年行わなければならない仕事をこなしつつ、なおかつ毎日・毎月しなければならない仕事もきちんとクリアしていかなければならないのです。

経理が、ただの「金庫番」ではないということがよくおわかりになったのではないでしょうか。

4 経理に求められているものとは?

これまで経理の仕事がどのようなものなのか、その概要を見てきました。ここまで読まれた方は、経理が単なる「金庫番」でも「金勘定係」でもないことがよくおわかりいただけたのではないかと思います。

それでは、経理畑で働く人材にはいったい何が求められているのでしょうか。ここでは、これから経理で働こうと考えている人にぜひ知っておいて欲しい心構えをご紹介します。

4-1 経理とは「経営管理」の略である

male実は、経理という言葉は、「経営管理」の略称です。日々のお金の流れから、年単位の経営戦略、または財務分析まで、経理がする仕事は企業の根幹に関わるものばかりです。

経営者や役員たちは、経理が日々整理する情報にしたがって、会社がきちんと運営されているか、目標に向かって進めているかどうかを確認することができます。経理の仕事があってこそ、会社の経営は金銭面から常にチェックされ、コントロールされることが可能になるのです。

金庫番や金勘定係、はたまた資金繰り担当などにとどまらない、まさに経営を管理する部署、それが「経理」だということです。「経理なくして経営なし」と言ってもいいくらい、重要な部署なのです。

ですから、これから経理の仕事に就こうとしている人は、まずそのことを肝に銘じ、使命感と責任感を感じながら取り組んでください。

4-2 数字の裏にある本当の情報を見る!

image経理に届けられる全社の情報は、すべて「数字」です。しかし、本当の経営管理を行いたいのなら、その数字のウラ側にあるものを常に見なくてはいけません。

数字を数字としてだけ見てしまうと、どうしてもその背後にある「生身の人間」の感情や出来事が見えにくくなってしまいます。ところが、数字のウラ側には確実にそういった従業員たちの日々の活動や、思いが息づいているのです。

営業や開発、現場で働いている作業員、日々奮闘している新入社員にも、それぞれの物語があります。彼らにかかる人件費や、彼らがあげる売上には、それぞれがんばっている人たちのストーリーがあるのです。

経理として務めるのなら、そうした数字を「ただの数字」とは思わず、そのウラ側にある「ロマン」や「ドラマ」を見てください。そのことが、きっと経理を単なる金庫番や金勘定ではなく、真の「経営管理」へと高めてくれるはずです。

まとめ

これまで単なる「金庫番」「金勘定係」と思っていた経理の仕事が、想像以上に奥深く、会社の経営にとって重要な役割を果たしていることがおわかりいただけたと思います。

もし、あなたが経理の仕事にやりがいを感じられそうなら、思い切って一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

【参考書籍】
『これだけは知っておきたい「会社の経理」の基本と常識』(久保豊子著・フォレスト出版)

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