「ブラウザにタブが溜まってしまい、どこに表示させたかわからない」
「毎回タブを開くのが面倒。効率的な方法を知りたい」
このようなお悩みをお持ちの方におすすめしたい機能が、Workonaです。
Workonaはブラウザに溜まってしまう複数のタブを目的別に管理できるGoogle拡張機能。
Workonaを活用することで、タブを溜め込まずに用途に合わせて瞬時に切り替えることが可能です。
本記事では、仕事をかしこく・たのしくするビジネスメディアを運営する「Smarf」が、Workonaの特徴、使用方法を紹介していきます。
- 複数の業務を抱えている
- テレワークの業務効率を高めたい
- 作業時間に追われている
といった方はぜひ記事をご覧になりながら、実際にWorkonaを操作してみてください。
Workonaとは?作業を効率化する拡張機能
Workona(ワコーナ)とは、Googleの拡張機能のひとつで、ブラウザに溜まったタブの管理を効率化する機能のことです。
注釈:Google Chrome拡張機能とは、Googleが提供するGoogleChromeに機能を追加するプログラムのこと。ほとんどの拡張機能を無料で利用でき、ブラウザ操作を効率化することが可能。
Workonaは、数あるChrome拡張機能の中でも、ユーザー数10万人を越える人気の機能です。
Workonaはワークスペースと呼ばれる、タブのグループを作成して使用します。
例えば、
- クライアントA
- クライアントB
- プライベート1
- プライベート2
といったように目的・用途に合わせて、必要なタブをまとめて管理することが可能です。
管理しているタブはクリックひとつで瞬時に切り替えることができます。
特にパソコンで作業をしていると、タブが10個も20個も開かれていて「さっき開いたサイトどこだっけ?」と探すのが面倒に感じた経験は、誰もが一度はありますよね。
Workonaを使えばタブ探しの手間は一切なくなるのが大きなメリットです。
Workonaの機能
ブラウザのタブをグループ化して、ひとまとめに管理できるGoogle拡張機能のひとつであるWorkona。
Workonaを使うことで、
- 溜まったタブをひとつのグループにまとめる
- グループを複数作成することで瞬時にグループを切り替える
といったことが可能です。
しかし、これはWorkonaの基本機能でしかありません。
Workonaは、ほかにもパソコン作業を効率化する機能が多数備わっています。
- タブの管理
- ワークスペースの管理
- タブの検索
- タブの保存
- ノート機能
- タスク機能
- ワークスペース内のタブ移動
- 共同編集
Workonaのデメリット
Workonaは、使用する際の注意点もあります。
- Chromeシークレットモードで利用できない
- サポートがすべて英文
それぞれ解説します。
Chromeシークレットモードで利用できない
WorkonaはChromeのシークレットモードで利用できません。
Workonaを利用する際は、シークレットモードではなく通常のブラウザ画面から利用しましょう。
注釈:Chromeのシークレットモードとは・・・閲覧履歴、クッキー、ID/パスワードなどの情報がブラウザに保存されない機能のことです
サポートがすべて英文
Workonaのサポートページはすべて英文です。また、機能やチュートリアルも英語表記なので、英語が苦手な方は抵抗を感じるかもしれません。
しかしながら、
- すべての機能を完璧に使いこなす必要
- マニュアルを読み込む必要
はありません。
本記事で紹介する機能だけでも使いこなせれば、十分作業効率を向上させることが可能です。
どうしても内容を理解したい方は、Google翻訳機能を使えば、サポートページの英文を和訳させることも可能です。
ただし、ところどころ和訳に違和感もあるため、注意しましょう。
Workonaのインストール方法
本項ではWorkonaの導入方法を手順に沿って解説します。
Chromeストアにアクセスする
まずは、chromeストアにアクセスしWorkonaを拡張機能に追加します。
こちらのリンクからアクセス可能です。
拡張機能の追加にはGoogleアカウントが必要です。
※もしGoogleアカウントをお持ちでなければ、アカウント作成を行ってください。アカウント作成はこちらからアクセス可能です。

Workonaの追加
Workona Tab Manegerの画面が表示されたら、右上のChromeに追加をクリックします。
次に職業について質問されます。ご自身の仕事や用途に合うものを選んでください。
ここでは「Client Work」を選択します。

ブラウザの画面が表示されればインストール完了です。
新規タブにWorkonaが追加されました。

以上でインストールが完了です。
Workonaの使い方|手順に沿って解説
Workonaの操作方法はとてもかんたんです。
まずは、普段どおりブラウザでタブを開いていきます。
そうするとWorkonaの管理画面に自動的にタブが追加されていきます。
登録されたタブはあとから自由に変更・削除が可能です。
さらに詳しく解説します。
画面構成
Workonaの画面構成は3つです。
- タブ・・・・・・・使用するタブを表示します
- メニュー・・・・・グループの作成・管理します
- ワークスペース・・グループごとにタブを追加・変更します

ワークスペースのタイトル変更
グループにまとめたいタブをすべて表示させ、次にワークスペースのタイトルを変更します。
赤枠部分の「Untitled」をクリックするとタイトル名の変更が可能です。
目的・用途に合ったタイトル名に変更しましょう。
これでワークスペースが完成です。

ワークスペースの新規作成
さらに別のワークスペースを作成します。
検索ボックス右隣にある「+」ボタンを押すと、ワークスペースの新規作成ができます。こちらでも目的・用途にあったタイトルを付けます。

続いて、新しいワークスペースで使用するタブを追加します。
ここでは例として、Notiion、Evernote、Google Driveを表示させていきます。
それぞれのタブを追加すると、ワークスペース内の「Tabs」フォルダ内に自動的に反映されていきます。

これで、タブが異なるワークスペースがそれぞれ作成できました。

ワークスペースの切替
ワークスペースを変更するためには、
左側のメニュー内にあるワークスペースを選択すると瞬時にタブを切り替えられます。

このように、使用するタブを任意のワークスペースにひとまとめにすることで、複数の仕事を抱えている場合などにおいて効率よく作業を進めることが可能です。
ワークスペース間の移動
ワークスペース内のタブは、ドラッグ&ドロップで別のワークスペースに移動させることが可能です。

Workonaの便利な機能3選
Workonaではタブの管理以外にも、さまざまな便利機能が備わっています。
本項では、特に便利な機能を3つ紹介します。
検索機能
メニュー画面左上の検索ボックスを使用すると、
- ワークスペースの登録タブ内に含まれる文言
- Google検索
など、workonaひとつであらゆる検索可能です。
特に、複数のワークスペースを管理するようになると、どこにいったかわからなくなったり、探すのに時間・手間が掛かってしまいます。
検索機能を使用することで欲しい情報を瞬時に見つけることが可能です。

赤枠内をクリックすると、下記のような検索画面が表示されます。
一般的なGoogle検索から、タブにあるキーワードから一致した情報を表示します。
検索に慣れると、作業スピードが飛躍的に向上しますよ。

タブ保存機能
ワークスペースで頻繁に使う機会があるWebページなどは、タブ保存機能で溜めておくことが可能です。
お気に入りサイトなどを、タブ保存機能に溜めておくことで、ワンクリックで保存したタブを呼び出せます。

「Resources」と書かれた右側にある「+」をクリックします。
表示された中から「Open all」を選択すると、保存しているタブを一瞬ですべて開けます。
反対に、すべてのタブを閉じるときは「CLOSE ALL」をクリックします。

ノート機能
ノート機能を使うことで、メモやアイデア、日々の気付きといった情報のストックが可能です。
- テキスト
- 画像
- 添付ファイル
- WebサイトURL
といった情報もひとまとめにできるので、作業をしながら得られた情報を集約することができます。
付箋のようにメモ書き程度に使うことや、ドキュメントのように多くの情報をまとめるなど、さまざまな使い方ができるので、自分にあった使い方を見つけてみてください。
作成したノートは、ほかのセクションに移動させることや、複数メンバーとの共同作業も可能です。

タスク機能
タスク機能を活用すれば、ワークスペースごとにタスク管理ができます。
例えばワークスペースをプロジェクトごとに分けることで、プロジェクトのゴールに向けて「いつまでに」「なにをすべきか」が明確になります。

セクション機能
セクション機能とは、かんたんに言うとワークスペースをまとめる「部門」のことです。
例えば、
「仕事用」というセクションを作成した場合、ワークスペースを
- 資料作成
- 情報収集
- タスク管理
といったように仕分けることが可能です。
操作方法
検索ボックス右隣にある「+」をクリック。さらに表示された項目の中から「New section」をクリックします。

作成されたセクションの中に、該当するワークスペースを移動します。
これで、「仕事用」と「プライベート用」のセクションごとに、ワークスペースを分けられました。

使い始めはワークスペースも少ないため、「セクションを使わなくても十分」と感じる方も多いはずです。
しかし、ある程度ワークスペースが増えた際には、セクションを利用することで作業効率を高めることが可能です。
まとめ|Workonaを使えば作業効率が飛躍的に向上する!
本稿では、Google拡張機能のひとつ「Workona」について、インストール方法から実際の使い方まで解説してきました。
タブの管理はわずか数秒のことかもしれませんが、毎回積み重ねることで、大きな時間短縮に繋がります。
「開いたタブどこだっけ?」と迷うことも、脳のエネルギーを使ってしまいます。
仕事や作業中は「極力余計なことにエネルギーを消費しないこと」で、集中力を高めることが可能です。
Workonaは無料で使える機能なので、やって損することはありませんよ。
ぜひ参考にしてみてください。