事業計画書の基礎 | 会社経営のシナリオ作成のポイント

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male事業計画書を書くなんてめんどくさいと思うかもしれません。事業計画書なしでもビジネスを始めることはできます。

しかし、起業をして、経営者となり、会社をきちんと存続させていき、と同時に大きくしていきたいのであれば、起業前に作る「事業計画書」はとても重要な書類です。

ここでは、事業計画書を作る意味、作り方、内容について、基礎からしっかりと押さえられるよう紹介していきます。

目次

1 事業計画書は必要なのか
  1-1 事業計画書は起業後にこそ役に立つ
  1-2 事業計画書は経営のシナリオ的存在
  1-3 事業計画書は協力者を得るツール
  1-4 事業計画書は書くこと自体に意味がある
2 事業計画書を作る
  2-1 事業計画書に必要な「6W2H」とは
  2-2 事業計画書に必要な主要項目とは
  2-3 事業計画書は説得力のある内容に
  2-4 事業計画書は分かりやすく書く
  2-5 事業計画書ができたらチェックすべきこと
  2-6 事業計画書は見てもらうことが大事
  2-7 事業計画書は修正があって当たり前
まとめ

1 事業計画書は必要なのか

起業の際に作成が必要と言われている「事業計画書」。作るのは面倒だし、本当に必要なのかどうか分からないという理由で、勝手に必要なしと判断してしまっているかもしれません。

確かに事業計画書の作成なしでもビジネスを開始することは可能です。しかしそのビジネスが継続するのかと訊かれると「?」となってしまいます。会社を立ち上げ、利益を生み出し、そしてそれを継続させ、さらに会社を大きく成長させるというイメージが出来上がっているのであれば、面倒くさいという理由になりません。

なぜ事業計画書を作るのか、なぜ必要なのかをシンプルにまとめてみると

(1)自分のアイデアを客観視することができる
(2)文字にすることで自分の考えや計画を再認識できる
(3)問題点や課題点がクリアになる
(4)取引先や金融機関など、第三者への事業内容の説明ができる
(5)資金調達時に必要になる書類なので作っておくと便利
(6)協力者を得るきっかけになる

となります。事業計画書の作成は基本的には必要です。起業時だけでなく起業後にも役に立つ事業計画書について、じっくりとチェックしていきましょう。

1-1 事業計画書は起業後にこそ役に立つ

image事業計画書には、自分の会社が何をしていくのかということを記載しています。会社を経営するということは、やることが山盛りです。ビジネスだけやっていれば良いというわけではなりません。従業員が起業した自分ひとりの場合には、会社の経営に関わるすべてのこと(雑務まで)をこなす必要があります。

やることがたくさんあると、やるべきことを忘れてしまったり、やったほうがいいことであれば後回しでいいかなどと、モレが出てしまうことがないとは言えません。チェックリストでもない限り、実はあれもこれもやってなかったとなり結果的にパンクしてしまうケースもあります。

そこで役に立つのが「事業計画書」です。事業計画書には、会社が何をするのか、すべきなのかが記載されています。起業前に作った事業計画書は、起業後には経営者のチェックリストになります。

1-2 事業計画書は経営のシナリオ的存在

image事業計画書はチェックリストにもなりますし、同時に経営のシナリオにもなってくれます。起業は未知の世界。もちろんすでに見本があるときにはイメージが作りやすいものですが、起業しようという人は、新しい世界に飛び込むというケースが多いものです。

未知の世界では何が起きるのか想像がつかないものです。なので、自分でストーリーを作ってしまうことができるのです。自分で描いたシナリオ通りにコトが運んで行くのって素敵ですよね。

もちろん、ビジネスなので予定通りには進まないことの方が多いでしょう。しかし、理想の形があるのであれば、それに向かって進んでいくことは可能です。向かう途中で問題が発生すれば、解決策を考えれば良いのです。事業計画書は自分が思い描くシナリオで作成して良いのです。NGはありません。

1-3 事業計画書は協力者を得るツール

image事業を立ち上げるときには、ひとりではじめることも多いでしょう。しかし、あらゆる場面でたくさんの人たちとの関わりが発生してきます。ときには協力を仰いだり、支援をお願いすることも出て来るでしょう。取引先、見込み客、支援の金融機関、資金提供者、そして共同経営者や従業員と言ったようにどんどん広がっていきます。

起業にはよき理解者とよき協力者が欠かせません。そこで必要となってくるのがそう言った人たちにビジネスを理解してもらうためのツールです。そこで役に立つのが事業計画書です。ビジネスプランについてしっかりと伝達するために使っていきましょう。

1-4 計画書は書くこと自体に意味がある

male事業計画書を作ること、つまり作成するという行為自体に大きな価値があると言えます。いろいろなアイデアは、頭の中で考えているときと、文字にしてみたときとは印象が変わります。

良いアイデアと思ったものが、文字にしたらそれほど良くなかったり、そうでもないと思っていたアイデアが文字にしてみたら、どんどん良いものに変わっていった…なんてことは良くあることです。

いろいろアイデアを絞って生み出した事業計画書であっても、最初から完璧なものができるのはごく稀です。作成し、修正し、を繰り返してどんどんアップグレードして理想型になっていくのです。現実味を帯びたものにブラッシュアップされていくのです。

もし、作成時に形にできない、計画書として出来上がらないというときには、「そもそも事業の立ち上げ」に意味があるのか、やるべきことなのか、できることなのかと自分を見つめ直すきっかけにもなります。起業してしまったらなかなか直ぐには辞められません。立ち上げ前に、立ち止まり確認し、確固たる決意で起業する、これが理想です。中途半端な気持ちでは起業はできないと考えてください。

2 事業計画書を作る

会社を辞めて独立する、これだけならそれほど難しいことではないことだと言うことができます。大切なのは、立ち上げた事業をどのように継続していき、発展させていくのかということです。実現のためには、立ち上げ前の準備が大切です。「事業計画書」を作る上で必要なこと、考えるべきことをまとめてみました。

 事業計画書に必要な「6W2H」とは

○○に必要な「△W□H」は、目にする機会も多いのではないでしょうか。事業計画書の作成にもそれがあります。「6W2H」。「WHY」「WHAT」「WHERE」「WHOM」「WHEN」「WHO」そして、「HOW TO」「HOW MUCH」です。

●なぜこの事業をやるのか。
●何を提供するのか(サービス?商品?)
●どこで行なうのか(想定する市場はどこになるのか)
●誰に向けて行なうのか(対象となる顧客は?)
●どのタイミングで行なうのか。
●誰がやるのか。
●どのようにやるのか。
●資金は?売上高や利益目標は?

上記のようなところが事業計画書に必要な「6W2H」の内容です。文字にしてみるとごくごく基本的なことを指していることが分かると思います。

2-2 事業計画書に必要な主要項目とは

事業計画書には“軸”になるものがなければブレブレのモノが完成してしまいます。主要項目をしっかりと掴むコトが大切です。事業項目に入れるべき8個の主要項目は次の通りです。

(1)事業プラン名
(2)事業内容
(3)市場環境
(4)競合優位性
(5)市場アクセス
(6)経営プラン
(7)リスクと解決策
(8)資金計画

これらは、業種や業態、会社の規模の大きさに関わらず必ず設定する必要があるもので、各項目にそれぞれ表現方法の設定があり、結論を書き込む必要があるのです。

自由に書けないのはわずらわしいという方もいるかもしれませんが、事業計画書が書けないことにはビジネスプランが立てられないことを意味するので、ここは乗り越えなければ先へは進めません。

各項目に即した表現方法というのが気になるところですが、マーケティングや経営、会計などの知識を絡めて書き込んでいくというくらいにイメージしていただければと思います。

もし、ここで事業計画書の作成につまずいてしまったら、書籍等で勉強することも可能ですし、セミナーや勉強会に参加することもおすすめします。もしくは、専門家に相談することもひとつの方法です。起業に関しては分からないことがたくさん出てきます。

その都度分からないところだけを確認するという方法もありますが、一度流れをきちんと勉強して全体像を理解しておくことも大切です。全体像が見えることで、自分が遣るべきこと、身につけるべき知識等もクリアになるからです。

専門家に相談することは費用も時間もかかりそうと敬遠しがちです。特に創業時には何かと経費を抑えたいこともあり、検討リストに入っていないかもしれません。しかし、専門家に相談することで、結果、効率的に理解することができたと実感できることも多いので、ライトなプランや、お試しプラン等を利用して相談してみるのも1つの方法です。

2-3 事業計画書は説得力のある内容に

image事業計画書を作成する上で、基本的には自分らしさを出すことは大切です。事業内容を魅力的に伝える部分と、その根拠となる部分、計画の緻密性などは、メリハリを付けて作成したいところです。

最初はペラ1枚で完成するはずだった事業計画書、気づけば、冊子レベルになってしまったということも少なくありません。詳細を書くことは大切です。ですが、すべてを読んでもらうのは難しいでしょう。チェックしてもらいたいポイントを押さえた構成にすれば、分厚いものでも、見てもらいたい場所には目を通してもらえます。

説得力のある事業計画書を作成するためのポイントは以下のとおりです。

◆事業の概要について
どのような事業を行なって、どのようなサービスや商品を誰に対して提供していくのか。

◆背景
なぜその事業を始めようと考えたのか。

◆セールスポイント
サービス、商品の特徴は?魅力は?同業他社があれば違いは何?差別化はできる?

◆ノウハウ
その事業を行なう上で必要な能力、技術、経験、資格、ノウハウを持っているか。

◆ターゲット
商品・サービスを提供するターゲットはどこになるのか。顧客層や市場規模、同業他社について。

◆人脈(協力者)
事業を進めるにあたって必要とされる人脈はあるのか。その確保はできているのか。

◆販売・宣伝の方法
実店舗を構えるのか。通信販売にするのか。インターネットで販売するのかなど。

◆問題点・改善点
資金面、技術面、ノウハウ、人脈など。あらゆる点で問題点や改善すべき点はあるか。

2-4 事業計画書は分かりやすく書く

maleビジネス内容が新しいものであったり、馴染みのないものである場合には、説明をしてもらってもよくわからない…という結果になってしまうこともあります。

やはり分かりやすさはひとつのポイントです。分かりづらい内容、説明が難しいものであれば、図解することも◎。数値データ等と上手に組み合わせて使うようにしましょう。数字は説得力があります。しかし、注意しなければいけないのは、図解なら分かりやすいと考え、たくさん詰め込みすぎてしまうことです。

図解だらけになってしまうと、今度はどれを見れば良いのか分からなくなり、インパクトもなくなってしまいます。バランス、簡潔であること、それが分かりやすく伝えるための方法です。

また事業計画書は自分の思いばかりを入れてしまっては偏ったものが出来上がってしまいます。もちろんそれはそれでおもしろい場合もありますが、事業計画書を見せる相手が、その内容を理解し、共感してくれないことにはツールとして役に立たないことになってしまいます。事業計画書は他の人に見せるということも考えながら作る必要があります。

事業計画書を見せた際の相手の反応を見て、修正すべき点があるのかどうかという判断材料にすることも大切です

2-5 事業計画書の完成後にチェックすべきこと

事業計画書が出来上がったらチェックすべきことがあります。簡単にまとめてみました。作成した事業計画書と照らし合わせて見ることをおすすめします。

◆実現不可能な計画ではないか

現実が見えていないと思われてしまったらNGです。

◆新しいビジネスと思っているのは自分だけではないか

スピードが勝負というビジネスもたくさんあります。同時期に同じようなビジネス展開を考える人だって他にもいるはずです。先に立ち上げることも必要ですし、マネできない対策をとる必要もあります。特許などの権利対策がそれにあたります。

◆ターゲットは適当か

ターゲットを絞りすぎても広過ぎてもそれぞれデメリットがでてくるものです。デメリットを吹っ飛ばすようなメリットをきちんと説明できるようにしておきましょう。

◆事業を稼働させるうえでの人材の確保は十分か

事業を遂行するためには技術、知識、経験、資格などが必要になるケースがあります。自分1人でそれがまかなえるのかどうか。もし、事業が軌道に乗ったときにも自分1人でできるのかどうか。人材の確保は、重要なポイントになります。

◆適正の販売方法、流通方法かどうか

業種等にもよりますが、流通・販売ルートはとても重視されます。コストとの兼ね合いを考えながら検討しておくことが大切です。

◆特許、商標、著作権のチェック

アイデアは独自のものと思っていても、じつは似たような事例がすでにある可能性もあれば、特許出願中といったケースもあります。ネーミング、デザインなどは特に注意が必要です。

◆シンプルな内容が一番

事業計画書を読む人はある程度のビジネスの知識を持っている人、少なくとも「事業計画書」そのものを理解できる人になります。だからといって専門用語をずらりと並べるのでは分かりづらいという印象を与えてしまいます。誰が読んでも理解できる分かりやすさに重きをおきましょう。

◆分厚い事業計画書になっていないか

詳しく書くことは大切ですが、事業計画書が厚くなってもチェックするポイントはほぼ決まっています。プレゼンなども考慮すると10分〜15分程度で概要、そして重要なポイントまでを把握できるくらいの量が適しています。

もし量が多くなってしまう、減らすことはできないといった場合には、別紙参照、別冊ありのような構成にするのもよいでしょう。

◆書くべき内容のバランスはとれているか

何を一番伝えたいのか。バランス良くまとめることが大切です。どこが魅力なのか、どこを伝えたいのか、または相手がどこを知りたがっているのか、それによって見る場所が変わってきます。

読みやすさという点は常に頭に入れておき、理解しやすい内容、バランスにまとめることがとても重要です。

◆プレゼンとの兼ね合い

事業計画書はそれだけ見せて終わる場合と、プレゼンテーションをしながら見てもらう場合とがあります。どんな環境で見せるのか、見てもらうのかを考えて構成を作ることも大切です。

2-6 事業計画書は見てもらうことが大事

male事業計画書は作って終了ではありません。実際には作成終了後が勝負大切だと思っておいたほうが良いでしょう。というのも、出来上がった事業計画書、いわゆる完成品がベースとなってこれから進化して完全版へとなっていくのです。

時間をかけてしっかりチェックして作ったものだから、もうすでに完璧なはずと思いたいところですが、事業計画書はたくさんの人の意見を聞いて、読む相手が興味を持ってくれる内容にする必要があります。

事業計画書を読むことに慣れている人にはもちろんのこと、事業計画書を提出する相手先に近い存在の人などに見てもらうことも重要なポイントです。読んでもらったら、必ず良い点、悪い点の両方についてしてもらいましょう。

2-7 事業計画書は修正があって当たり前

image何度も何度も完成した事業計画書を修正するのは手間です。ムダになってしまうこともあります。効率的に修正を行なうことをおすすめします。

みんなの意見をまとめておいて、自分の考えを反映させて、ときには専門家の手を借りて、直すべきところを直していきましょう。修正がない方が珍しいというくらいに構えておきましょう。

まとめ

起業する際には、たくさんの書類作成が必要になります。ときにはめんどくさい、手間だと思って敬遠してしまいがちになるものです。

作成して形にすることも大切ですが、それ以上に、その過程が大切だったりもします。気づきがあるからです。良いことも悪いことも、事業立ち上げ前に気づくことで、後に発生してしまう可能性のあったデメリットを軽減させることもできるのです。

自分の思い描くビジネスプランをしっかりと形にして見つめ直して、万全の体制でスタートを切りましょう。

【参考図書】
「金融機関からお金を引っ張る事業計画書のつくり方」(かんき出版)
「マネして完成!事業計画書」(技術評論社)
「51の質問に答えるだけですぐできる 「事業計画書」のつくり方」(日本実業出版社)

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