好かれる人がやっている15の習慣-角を立てずに自分を通す方法

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言いたいことがあっても、人から好かれたいがために、ガマンしてしまうことはありますよね?

「智に働けば角が立つ」とは、夏目漱石の小説『草枕』の冒頭にある一文ですが、「理知的にふるまうばかりでは人と衝突する」という意味のこの名文には、好かれる人のヒントが隠されています。

本当の意味での「好かれる人」とは、いつも理解してくれる人であったり、常にイエスマンであったりするような、相手にとってただ便利なだけの人間ではありません。

お互いに主張が違っても、尊重し合える人間関係を維持できる相手。
自分をしっかりもっている人間です。

ここでは、自分の生き方を通しながらも好かれる人たちが、どういうふるまいをしているのか、15の習慣として解説します。
日頃の自分と照らし合わせて、見習えるところはないか、検討してみましょう。

目次

■ 好かれる人がやっている15の習慣

① 相手に応じて距離感を変える
② 必要以上に同調しない
③ 相手のことを変えようとしない
④ 安易に謝罪しない
⑤ 「お願い上手」になる
⑥ 相手の長所をストレートにほめる
⑦ 言うべきときは言う
⑧ シンプルにはっきりと断る
⑨ 嫌な話題はサラッとかわす会話術
⑩ 7割聞いて3割話す
⑪ 感謝の気持ちを形に表す
⑫ 相手を安心させるファッション
⑬ 結論から先に話す
⑭ 看板やポジションで人を判断しない
⑮ 好きなことをして嫌なことは忘れる

まとめ

■ 好かれる人がやっている15の習慣

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日本人はとくに競争や争いを避けて、場を丸くおさめようとする傾向があるといわれます。

「対立してしまうと面倒になる」
      ↓
「できるだけ人とは衝突したくない」
      ↓
「場の空気を読んで穏便にすませたい」

そう思って、言いたいことがあっても言わずにすませてしまう人が多いのです。

こうすれば、他人からの非難や反対意見を聞かずにすむので楽です。
しかも、波風を立てないので、周囲からは「いい人」として認知されます。

ところが、ずっと「いい人」でいると、「自分がない人」という認知のされ方に変わっていき、人の輪に入っていけなくなってしまいます。

謙虚なことと、ガマンすることは意味が違います。
好かれる人とは、ガマンばかりしている「いい人」のことではありません。
謙虚さがありながらも、自己表現ができていなければいけないのです。

これからピックアップするのは、そのために役立つ習慣ばかりです。

① 相手に応じて距離感を変える

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コミュニケーションに長けた人は、どんな相手に対しても、絶妙な距離感をもって接します。
相手との適度な距離感は、自分を守る本能としてあるもので、安心できる距離感があってこそ相手のことを受け入れることができて、相手に対して発言もできるのです。

人間関係の悩みで多いのが、「相手とどういう距離感で接すればいいのか?」ということ。
       
人間は、親密な関係を望む人もいれば、お互い深く立ち入らない関係を望む人もいます。
自分が「この人と深い関係になりたい」と思っても、相手はそう考えていないかもしれません。

ですから、距離感というものは、相手によって変えなければいけないものなのです。
好かれる人は、初対面で相手と話したときの感触から「心地いい間合い」を設定して、それ以上は立ち入らないようにします。

自分の中で「この相手とはこのくらいの距離感」という設定があり、つき合い方に応じて修正していくのです。

② 必要以上に同調しない

周りの人たちから好かれたいと思うばかりに、必要以上に誰かをほめたり、周りに合わせて心にもないことを言ったりしていませんか?

八方美人は、敵をつくらない生き方かもしれませんが、いつまでたっても本当の自分を理解されることがないので、本音の話ができる人間関係はできません。
嫌われはしないけれど好かれることもなく、上辺だけの会話を交わす関係に留まります。

人数は少なくても、本音で話ができる相手や、心が通じ合う相手が欲しいと思うのであれば、八方美人を演じることはやめて、自分を出すべきです。

飾らない素のあなたらしさを周囲の人たちに伝えることによって、あなたのことを受け入れてくれる人と出会える確率はグッとアップします。

好かれる人は、「あの人はこういう人」ということを周りの人たちからわかってもらっていて、だからこそ「気になる存在」になるのです。

③ 相手のことを変えようとしない

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言いたいことの主旨が相手に伝わらなかったとき、なんとかしてわかってもらおうと、あの手この手を考えるなんていうことは、ありませんか?

つい、「自分のことをわかってくれるようになってほしい」と、相手に期待するのです。

しかし、他人を自分の思い通りに動かそうとするのは、時間のムダです。
人の考え方や受け取り方を変えることはできません。

人にはみな自由意志があります。
あなたが口から発した言葉をどう受け止めるかということは、受け取る人間の自由。
好かれる人は、他人を変えられないことを知っていますから、ムリヤリ人を動かそうとしません。

ありのままのあなたを受け入れてくれる人が大切であるように、ありのままの相手を理解してあげることが、良好な人間関係というものなのです。

④ 安易に謝罪しない

「すみません」という言葉を使いすぎていませんか?

日本人の悪いクセとして、すぐに謝ってしまうということが、よくあげられます。
自分が悪いと思っていなくても、「ここは軽く頭を下げておいた方が丸くおさまる」と考えて、「すみません」という言葉が出るのです。

また、自分では謝罪しているつもりはなくても、誰かにものをたのむときなどに、「すみません」と切り出す人は多いもの。

これが、外国人から見ると、日本人がよけいにペコペコして見えるわけです。
英語の“sorry”という言葉は、自分に非があるときに使う表現ですから、自分が悪くないときには使いません。

自己否定や自己卑下をしても、自分の価値を落とすだけです。
だから、好かれる人は、安易に謝るようなことをしないものです。

⑤ 「お願い上手」になる

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他人に頼みごとをするのが上手い人は、好かれます。

人間はひとりで生きていくことはできませんから、誰かに何かをお願いしたり、誰かからお願いされたりして生きているのです。

だから、人にものを頼むことは悪いことではありません。
ところが、人にものを頼むことをネガティブにとらえて、頼みごとに苦手意識をもってしまう人がいます。

「お願い上手」になるポイントは3つ。
・相手に尊敬の念をもって、気持ちのいい言葉を使う。
・内容を簡潔に伝えて、最後に「ありがとう」と感謝の気持ちを忘れない。
・お願いするタイミングは、相手が都合のいいタイミングに合わせる。

相手の心に一番響くのは、「〇〇さんに、やっていただけたら嬉しいです!」といった飾らない言葉です。

⑥ 相手の長所をストレートにほめる

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「ほめちぎる自動車教習所」が人気を集めているといいます。
「部下はほめて伸ばせ」などともいわれます。

しかし、ほめるというのは意外と難しいものです。
安易なほめ言葉は、お世辞に聞こえてしまいますし、本心から発していない言葉は相手の心に伝わりません。
好かれる人というのは、これが上手いのです。

「ほめ上手」になるポイントも3つ。
・ほめる必要がないときには、ムリにほめない。
・時間が経つ前に、その場でほめる。
・相手の長所をストレートにほめる。

口先だけでほめてもダメなのですから、相手の長所をよく理解してからほめましょう。
そのためには、相手の「いいところ」を探す努力がいるのです。
でもこれは、難しいことではありません。

⑦ 言うべきときは言う

嫌われたくなくて、部下を叱ることができない上司が多くなっています。

普通の人間は成長する過程で、叱られることによっていろいろなことを理解し、覚えていきます。
ところが、親にも叱られたことがないまま、大人になってしまったという人がいます。
そういう人は、叱ることの意味を理解していませんから、人を叱ることができません。

子どもをもつ親や、部下をもつ上司、後輩を育成する先輩といった立場では、ときには叱らなければいけないシーンがあります。
嫌われたくないからと放置すれば、その人間を正しく育てることができないのです。

これでは責任放棄。
ですから、上手に叱る方法を身につけるのも、好かれる人の条件です。

「言うべきときは言う、叱り上手」になるポイントも3つです。

・冷静になって、絶対に声を荒げない。
・なぜ叱っているのかしっかり伝える。
・ほかの人間がいないところで叱る。

⑧ シンプルにはっきりと断る

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嫌われたくなくて、頼まれごとを断れないという人もいます。
上手い断り方を身につけたいと思っている人は、多いのではないでしょうか。

お願いごとと一緒で、断ることをネガティブにとらえている日本人は多いのです。
自分がガマンすることで、相手の気持ちを傷つけず穏便にすむのなら、受けてしまおうと考えるからです。

しかし、あなたが「断るべきところでは断る人だ」という認識を広げておかないと、思いもしないところで、ハラスメントの対象にされてしまう可能性があります。
周囲の人間の、あなたに対する感覚が、マヒしていくのです。

上手に「ノー」と言えることも、好かれる人の条件。
「断り上手」になるポイントも3つです。

・余計な言い訳はせずにシンプルに断る。
・断る理由をしっかり伝える。
・できるだけ時間をおかずに断る。

⑨ 嫌な話題はサラッとかわす会話術

人から不快なことを言われたときの対応には、大人の会話術が求められます。

プライベートに土足で入り込んでくるような、鈍感な人というのは、どこにでもいます。
こういう相手から会話をもちかけられたときに、あまり話したくない内容であったら、真正面から受けて怒ったり、ムリして話したりせずに、かわすのがコツ。

「それより~」で、相手の言ったことを否定せずに、関連ある事柄に話題転換する手があります。
「それより、〇〇は?」と、流れの主導権をもってしまうのです、

「そういえば~」で、いきなり転換してしまう方法もあります。
「そういえば、〇〇さんはどうしているのかな?」
相手にとってインパクトや興味がある事柄ほど、それまでの内容をなかったことにするパワーをもっています。

⑩ 7割聞いて3割話す

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「聞き上手」は、好かれる人の基本姿勢です。

話し上手な人ほど、実は人の話を聞いているもの。
自分のことだけを話していても、会話は盛り上がりません。

相手の話を途中で遮らずに、最後まで聞きます。
ここで大切なのは、相手に安心感を与えることです。

相手の方を向いて、ところどころうなずいたり、あいづちを打ったりしながら、「私はあなたの話をちゃんと聞いていますよ」という姿勢をアピールするのです。

アピールと言っても、わざとらしくなれば、相手は醒めてしまいます。
好かれる人は、こうした姿勢が身についていますから、これを嫌味なく自然にやることができるのです。

大切なのは、相手の話を受けてから、自分のことを少し話すという感覚。
会話の7割以上は、相手の話を聞いている時間でいいのです。

⑪ 感謝の気持ちを形に表す

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お中元やお歳暮という贈答の習慣は、悪しきものとして、なくしていこうという風潮があります。
たしかに、惰性で続けるような贈答の関係は、お互いに負担を増やすだけです。

しかし、感謝や親愛の気持ちをモノや形に表すことは、悪いことではありません。
好かれる人は、これを、自分も相手も負担を感じないようにサラッとやってのけます。

気持ちが表れていて、相手に喜んでもらえることが目的なのですから、そもそも、お中元やお歳暮などというタイミングは必要ありません。

「ちょっとした差し入れ」や「手土産」でいいのです。
ノシをつけたような贈答品よりも、その方が、相手も気を使わなくてすみます。

問題は、何をどういうタイミングで差し入れるかということ。
普段から、気に入った食べ物や便利グッズなどで、「これは差し入れに使えそう!」と感じたものをいくつかリストアップしておき、相手やタイミングに合わせてチョイスするのがいいでしょう。

⑫ 相手を安心させるファッション

好かれる人のファッションは、「地味で控えめ」が基本といわれます。
とくに仕事面では、顧客やクライアントに対する気遣いの1つとして、常識とされる事柄です。

個性の演出は、ファッションがもつ大きな役割です。
しかし、特殊なアーティストでもない限り、相手が気分を害するような個性は必要ありません。
好かれる人に必要なファッションの最優先事項は、「相手を安心させること」です。

高価なアイテムを身につけて、それにふさわしい人間になろうとする人もいます。
でも、誰かを不快にしてしまうのであればやめるべき。

よく、「上司や取引先の担当者よりも高価なものは身につけるな」と言われますが、いらぬところで嫉妬をされたり、相手の気分を悪くしたりするリスクを背負ってまで主張したいものがないのだったら、やめたほうが得策です。

⑬ 結論から先に話す

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必要以上に長い話をする人は、まず、嫌われます。
話を面白くしようとするとか、自分の意見を主張したいがために、ダラダラと話を長くするのは得策ではありません。

会話の基本は「聞き上手」ですから、自分が言いたいことはコンパクトにまとめるべきです。
その秘訣は、結論から先に話すこと。
伝えるべき事柄を最初にズバッと言ってしまうのです。

上司に対する報告や提案では、とくにこれが大事。
上司が一番聞きたいと思っていることを簡潔に伝えることが、第一の目的です。
その後に、理由やデータなどを状況に応じて示し、最後に時間的な余裕があるようだったら、自分の感想や意見を述べるのです。

⑭ 看板やポジションで人を判断しない

相手の所属している企業や出身校、役職などによって、あからさまに態度を変える人がいます。
権威に弱い人間は、一流といわれるような企業で働いていると聞いただけで、その人を優秀な人間だと判断するようなところがあります。

こういった上下関係に敏感なタイプの人は、勝ち負けにこだわりすぎている傾向があります。
なんでも「勝ち組と負け組」「白か黒か」のように2極的な分類をしてしまうのは、気持ちに余裕がないからです。
これでは、物事の本質を見極めることはできません。

こういうタイプの人は、周囲から「器の小さい人間」と思われますから、頼まれごとをされる機会は少なくなります。
好かれる人は、物事の本質を見ようとします。

⑮ 好きなことをして嫌なことは忘れる

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感受性の豊かな人は、誰かが言った一言が忘れられなくて、何日も嫌な気分を引きずってしまうことがあります。

重い気持ちを引きずっていると、マイナスエネルギーを発しますから、周囲に人が寄ってきません。
嫌なことはすぐに忘れて次の展開に移れる人は、周りを明るくしますから好かれます。

嫌なことがあったときに、パッと転換できるスイッチをもっていると、ストレスを軽減できるので自分も楽なのです。

一番手軽にできる方法は、とにかく「好きなこと」「気もちいいこと」をすること。
好きなものを見る、好きなものに触れる、体を動かして気持ちよくなる、寝る、食べる、なんでもいいのです。

ストレスのもとになっているマイナスの要素を一瞬でも忘れることができたら、もう引きずることはありません。

まとめ

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「好かれる人」は、ここで解説してきたような事柄を「好かれたい」と思ってやっているわけではありません。
こういった事柄が身についているので、結果として好かれるわけです。

ただの人気集めがしたいのだったら、気前のいい八方美人でいればいいのです。

自分を通しながらも好かれる人間を目指すのだったら、「好かれよう」と考えるのではなくて、ありのままの自分でいられる生き方をすべき。

自分を大切にすることができない人は、周囲の人たちのことも大切にはできないのです。

 

【参考資料】
・『言いにくいことをハッキリ言っても好かれる人の習慣』すばる舎 能町光香 2016年
・『好かれるのはどっち!?』 総合法令出版 野呂エイシロウ 2014年

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