めんどくさい人間関係の対処法-15タイプの上司・同期・部下

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職場の人間関係というのは、めんどくさいものですよね?

生まれも育ちもまったく違う人間が集まっている職場の難しいところは、学校のように同期の人間だけでなく、同じ空間に上司や部下という存在があって、それぞれ接し方を変えなければいけないというところでしょう。

すべての人たちと打ち解けて、円満に人間関係を築いていくなどということは、普通の人間にはできません。
誰にでも、苦手なタイプはいます。

しかし、職場では苦手だからといって接触しないわけにはいきません。
だから、めんどくさいと感じても、ストレスを溜めながら接することになります。

ストレスを溜めずに苦手なタイプとうまくやっていくためは、まず相手をよく観察して、性格を見抜くことが必要です。
相手の行動パターンが予測できれば、自分のダメージを最小限に抑えながら受け入れることが可能になります。

ここでは、めんどくさい上司、同期、部下をそれぞれ5タイプの性格に分類して、対処法を解説します。

目次

1. めんどくさい上司の5タイプ
1-1. 優柔不断上司
1-2. 不公平上司
1-3. 裏表上司
1-4. 無気力上司
1-5. 決めつけ上司

2. めんどくさい同期の5タイプ
2-1. エリート意識同期
2-2. おせっかい同期
2-3. 定時退社同期
2-4. うわさ好き同期
2-5. つるみたがり同期

3. めんどくさい部下の5タイプ
3-1. 鈍感部下
3-2. 非常識部下
3-3. 上から目線部下
3-4. ネット依存部下
3-5. 指示待ち部下

まとめ

 

1. めんどくさい上司の5タイプ

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同期の付き合い方や部下との付き合い方は、自分である程度変えることができても、上司だけは変えることはできません。

上司がどんなに理不尽だと思っても、それに耐え抜かなくては生きていけません。
会社とは本来、理不尽な場所なのです。

ですから、企業の中で生きていくためには、理不尽な上司を許容する心の広さが必要とされるのです。
これは、社会人になって最初に身につけなければいけない処世術でもあります。

しかし、あまりにも理不尽な現実に、ときには我慢の限界が来て、罵声や怒りがノドまで出てくることもあるでしょう。
くやしさのあまり、ひとりで涙することもあるでしょう。

そういうダメージを抑えるために、上司の性格を見抜いておきましょう。
同期や部下と違って、こちらから間合いを取りにくい上司の場合は、とくに日頃からの人間観察が大事になります。

1-1. 優柔不断上司

このタイプの上司は、自分の責任になるミスを恐れていて、しかも仕事に自信がないので、なかなか判断を下しません。

確固とした自分の意向というものがなく、上司の意向や、その場の雰囲気に左右されるので、部下への指示も先送りになり、周囲には常に時間的余裕のない仕事を強いることになります。

本人はバランス感覚に優れていると思っていますが、実は混乱を招いている根源であり、自分の優柔不断さが露呈しそうになると、平気で部下に責任を押し付けます。

このタイプの上司にとっては、「〇〇社もこれを採用しています」とか、「〇〇部でも同じことを狙っています」といった背中を押す助言が、仕事を早く進めるきっかけになります。

もっとも強い攻略法は、かなりハードルが高くなりますが、ひとつ上の上司から根回ししてもらうことでしょう。

1-2. 不公平上司

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不公平上司とは、部下のことを仕事の内容や能力で判断するのではなく、自分の好き嫌いや学閥などで判断するタイプの上司です。

人当たりがよさそうに見えても、差別意識が強いので、精神的な余裕がなくなると平気で差別発言を口にします。
好きな部下はミスをしても許しますが、嫌いな部下が少しでもミスをしようものなら、ここぞとばかり責め立てます。

女性上司の場合は、お気に入りのイケメン部下を自分のしもべのように扱って、ほかの女子社員が近づけないようにガードします。
しかし、どうしても自分の思い通りにならないと態度が豹変し、そのイケメン部下を攻撃するようになります。

このタイプの上司には、嫌われないように立ち回るしかありません。
人に勝つことの優越感がなによりも快感になるタイプですから、「すごいですね」「さすがですね」と、勝ちをたたえる言葉が効きます。

「こびずにおだてる」というテクニックを身に付けましょう。

1-3. 裏表上司

裏表上司は、表向きはとてもいい上司なのに、知らないところで自分の悪口をいわれていて、驚かされるようなタイプの上司です。

仕事にミスがあっても寛大な姿勢で、「次からは気をつけよう」などと優しい言葉をかけてくれるので、部下からの印象もよく、面倒見のよい上司として他の部署にも評判が伝わります。

ところが、人間観察に長けていて、常に部下の粗探しをしています。
そうしてため込んだ情報をもとに、本人のいないところで、「〇〇にも困ったものだ」などと攻撃して快感を得るのです。

このタイプの上司は、味方になったり敵になったりするので、気をつけなければいけません。
一番いいのは、深入りしないこと。
適度な距離を維持して接し、優しくされても決して気を許してはいけません。

1-4. 無気力上司

無気力上司は、仕事のやる気がなく、いかに手を抜くかということと、どうやって責任を回避するかということばかり考えているタイプの上司です。

自分では仕事の内容を把握する気がないので、部下に対してはろくに説明をしないまま作業を丸投げします。
ですから、自分の意図をくみ取ることができない部下には、仕事をふりません。

常にプライベート優先ですから、会社ではできるだけ目立たないようにして時間をつぶし、動かなければいけない状況になると、自分が責任を負わないように身をかわして、部下を動かします。

公務員に多いこのタイプは、趣味や遊びの話になると急に熱が入りますから、最初は趣味や遊びで付き合えれば、仕事もやりやすくなります。
まずは、仕事以外での活用方法を考えましょう。

1-5. 決めつけ上司

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決めつけ上司は、偏見や先入観のかたまりで、部下の性格も自分のイメージだけで勝手に決めつけます。

部下のことが理解できていないので、まったく見当違いな命令やアドバイスをしてきます。
何事に対しても単純に割り切れる回答しかもっていないので、仕事の決断は早いのですが、間違っていても自分の意見を曲げません。

単純でわかりやすい部下は、仕事ができる人間として重用しますが、反論や質問の多い部下は毛嫌いする傾向があります。

このタイプは頑固ですから、自分の決めつけを撤回することは、まずありません。
間違っていることを伝えようと反論しても、関係が悪くなるだけです。
何をいわれても受け流し、時間をかけて性格や考え方をわかってもらうしかありません。

このタイプも、うまくひとつ上の上司に根回しできれば、態度を豹変させる可能性があります。

 

2. めんどくさい同期の5タイプ

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同じ時期に職場で仕事をはじめた人間には、仲間意識があるものです。
同期の人間は同じ境遇で生きてきただけに、わかり合えることが多いからです。

しかし、同期だからといって何でも気軽に相談していると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

職場は、生き残りをかけた戦場になることだってあるのです。
同期だからこそ、争いが起こることもあります。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を忘れないようにしましょう。

2-1. エリート意識同期

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エリート意識同期は、同期の中で自分がトップだと思っていて、事あるごとに自慢するので、次第に同期の中で浮いた存在になっていくタイプです。

飲み会に参加しても、いかに自分が上司から期待されているかという話ばかりするので、だんだん周りから相手にされなくなっていきます。

中には優秀な人間もいますが、「自分はほかの同期のやつらとは違う」という屈折したエリート意識をもっている人間は、えてして自己評価が高いだけの「嫌なやつ」が多いものです。

このタイプは、同期の人間に勝つことが最重要課題ですから、同じ土俵に上がらなければ腹も立ちません。
それでも鼻につく場合は、親しい言葉使いをせずに他人行儀な言葉を使い、事務的な関係に徹して突き放しましょう。

2-2. おせっかい同期

おせっかい同期は、細やかな気配りがすぎて、周囲の人間にかえって気を使わせているのに、まったく気が付いていない世話焼きタイプです。

同期の人間や年齢の近い上司からは煙たがられる存在ですが、年配の上司からの評判がいいので、本人は自分の気配りが正しいと思ってしまいます。

飲み会の幹事になると、メニューや金額はもちろん、座る位置や進行など細かいところまで入念なスタッフワークを行いますが、周囲の人間が思わぬ負担を強いられることになってしまうこともあります。

自分のことで精いっぱいの人間は、おせっかいができませんから、このタイプは時間や精神に余裕がある人が多いもの。
大きな問題が発生しないようであれば、世話になっておきましょう。

あまりに迷惑なときは、「ありがとう」ともち上げながら、「今回は自分でやってみるよ」と距離をとればいいでしょう。

2-3. 定時退社同期

このタイプは、仕事もプライベートも充実させたくて、自分の仕事がまだ残っていても、同じ部署の同僚や後輩に仕事を押し付けて「お先に失礼しまーす!」と、必ず定時に退社します。

仕事を押し付けられた同期や後輩から見ると、あまりにも協調性に欠けて自分勝手に思えますが、なかなか表立って批判することはできずにストレスだけが溜まります。

このタイプが定時で退社するのは、自分の時間を確保して得をしたいからです。
損得勘定に敏感な人が多いので、協調性を促したいときには、そうしたほうが得だという理屈で攻めてみましょう。

2-4. うわさ好き同期

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うわさ好きなタイプは、どこの会社にもひとりはいるものです。
社内きっての事情通で、上層部のプライバシーですら把握しているので、上司もうかつに扱えません。

女性に多いこのタイプの主な情報ソースは井戸端会議ですから、いつでもどこでも面白そうな話には割って入ってきます。
気になる話があると根ほり葉ほり聞き出して情報を収集し、「ここだけの話」と、蓄積した情報を小出しにしながら、周りの関心を集めて悦に入ります。

このタイプにはこちらの情報を渡さずに、うわさ話を聞き流す対応が一番です。
うわさ話に加担すると、思わぬところで立場を悪くすることがあります。

「絶対に秘密」という話ほど素早く広げてくれるので、拡散作用や情報収集力を利用することもできますが、深入りは禁物です。

2-5. つるみたがり同期

このタイプは、ひとりでは仕事も遊びもできない甘え人間で、常に誰かと一緒でなければ安心できない「構ってちゃん」です。

身近につるむ相手がいないときには、スマートフォンを手放せずに、SNSで誰かとつながっていようとします。

甘える相手は選ぶので、意外と人間観察力に長けていて、自分に冷たくしそうなタイプには近寄りません。

このタイプは、自分に自信がもてず、仕切ってくれるリーダーを求めているので、嫌われることを恐れています。
トイレや隣の部署に行く時まで着いてきてうっとうしいときは、「そんなことをしていると嫌われちゃうよ」の一言が効きます。

 

3. めんどくさい部下の5タイプ

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年齢が離れた部下への対応は、職場でもっともめんどくさいと感じる人間関係でしょう。
想像もしない行動をとったり、思いもよらぬ返答が返ってきたりするので、どう対応したらいいか悩んでしまうのです。

ジェネレーションギャップを埋めるために、同じ頃の自分を思い出してみたり、若者の流行を調べてみたりと地味な努力を重ねている人も多いでしょう。

性格を見抜いて行動パターンを予測することができれば、年齢差がある部下に対しても、自信をもって接することができるようになるはずです。

3-1. 鈍感部下

鈍感部下は、細かいことにこだわらないおおらかな性格ですが、仕事は何をしても大雑把でミスが多く、叱られても反省の言葉を口にするだけで、まったく進歩しない迷惑人間です。

自分が仕事をできないことを売りにするような一面があり、ミスをしても謝ればすむと思っているので、挽回しようなどという発想はありません。

いつも同僚や上司がフォローしなければいけなくなるので、周囲の人にとっては「大バカ野郎」の存在になります。

このタイプは、上下関係や組織とはなにかといった社会人としての基本が欠如しているので、きちんと話をして基本を教えなければいけません。
それでも変わらないような人間であったら、会社に存在することは難しいでしょう。

3-2. 非常識部下

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非常識部下は、人に迷惑をかけたら謝る、なにかをしてもらったら礼をいう、目上の人に対しては敬語を使う、といった一般常識が欠如しているタイプです。

社内だけでなく、取引先や顧客への対応でも問題を起こすので非常に厄介な存在となり、本人には非常識だという自覚がないので、注意をしても真意が伝わりません。

幼少時から過保護で育ったために、責任をもってなにかをしたことがなく、すぐに「できません」と仕事を投げ出すのに、権利だけはしっかり主張します。

このタイプは、悪気はないにしても本人が変わらない以上、仕事では使えません。
自分から辞めていくケースが多いでしょうが、教育するのか見切るのか、早期の判断が必要になります。

3-3. 上から目線部下

中途採用に多いこのタイプは、同僚や先輩よりも自分のほうがスキルが高く、仕事ができると思い込んでいる勘違い人間です。

得意な分野の話になると、上司であっても関係なく自分の知識をねじ込んできます。
困ったことに、クライアントの前でも上司より仕事ができるというアピールをするので、商談の邪魔になってしまいます。

実際にはなにもわかっていないので、仕事はできません。
有名企業の年上の人には、なんとか気に入られようと、必死でアピールします。

このタイプの部下は、よく観察して、実力を冷静に見極める必要があります。
実力がない人間であれば、早期に自分から辞めていくはずですから、あまり仕事を与えないようにして事務的に接しながら、観察を続けましょう。

3-4. ネット依存部下

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このタイプは、パソコンのマウスやスマートフォンを常に手放さず、インターネットがある環境にいなければ生きていけないと思っている部下です。

仕事をしていても数分おきにSNSのチェックを欠かさず、食事をしているときには、店の情報や食材の情報を検索し続けます。

新しいアップル製品やゲーム機が発売になると、会社を休んで店の前で寝泊まりしながら「一人目の客」を狙います。

このタイプは、リアルよりも、ネットで仲間と群れることに生きる価値を求めているネット依存者です。
いくらキーボードを打つのが早くても、会社という組織の中では役に立ちません。

会社で仕事をしている人間にとって、一番大切にしなければいけないのは、現実に目の前にいる人たちだということを諭してやりましょう。

3-5. 指示待ち部下

指示待ち部下は、徹底した受け身で、いわれた仕事は真面目にこなしますが、その後もひたすら上司の指示を待っているタイプです。

自分から行動を起こすアクティブさや、物事を先読みする対応力はまったくないので、上司から声がかからなければ何時間でもボーっと待っています。

指示したことしか動きませんから、「会議の準備をたのむよ」だけでは何をしたらいいのかわからず、「会議室を押さえて、書類を10部作って、弁当を手配して……」と、その都度具体的な指示を与えなければいけません。

このタイプは、アクティブさがない反面、変な自己主張もありませんから、普通の部下はあまりやりたがらない定型業務が向いています。
クライアントと接するような、その場の対応が必要になる業務は任せられませんから、裏方の定型業務を事務的に指示しましょう。

事務的に接するだけでは孤立してしまうので、普段から声をかけてコミュニケーションを大事にしてください。

 

まとめ

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めんどくさい人間関係をクリアするためには、相手の性格を見抜くことがいかに重要であるかわかっていただけたことと思います。
そのためには、日頃から人間観察が欠かせないのです。

観察力を上げることで、めんどくさい人間関係は減っていきますが、ひとつ大事なことを忘れないでください。
それは、会社という組織の中で上司や部下の人間観察をしている自分もまた、他人から観察されているということです。

「人間観察ばかりしている油断できない部下」などといわれないために、さりげない人間観察のテクニックを身につけましょう。

 

【参考資料】
・『職場のめんどくさい人図鑑』 笠倉出版社 2012年
・『「めんどくさい」がなくなる本』 フォレスト出版 2015年

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