人を動かす技術 | 「空気」を変えてチームの実力を引き出す!

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imageどうすれば、人が動いてくれるのか―。

これは、チームを率いるすべてのリーダーが、一度は頭を悩ませたことのある課題だと思います。

人を動かすための手法として昨今よく知られるようになった技術に「コーチング」があります。

ところが、コーチングを正しく行うには専門知識を習得したうえで、膨大な数のトレーニングを積まなければいけません。しかし、日々の仕事に追われているリーダーにとっては、コーチングを一から身につけるのは至難の業。

そこでおすすめなのが「人」ではなく、場の「空気」を動かす手法。特殊な知識やスキルを一切必要としないだけでなく、人そのものを動かそうとするよりも、はるかに大きな効果が期待できるのです。

ここでは、場の「空気」を変えることがいかにチームとそこで働く人々に大きな影響を与えているか、そしていかにすればその「空気」を変えることができるのかについて学んでいきましょう。

目次

1 人を動かすカギは場の「空気」にある
  1-1 人が動かない真犯人は空気だった!
  1-2 人間の脳は空気に影響されている
  1-3 人のパフォーマンスは空気に左右される
  1-4 「良い空気」と「悪い空気」の違い
  1-5 人に影響を与える4つの空気
     1-5-1 人に影響を与える空気1 締まった空気
     1-5-2 人に影響を与える空気2 緩んだ空気
     1-5-3 人に影響を与える空気3 縛られた空気
     1-5-4 人に影響を与える空気4 ほどけた空気
2 人を動かす上で知っておきたい悪い空気の元凶
  2-1 空気が変わってしまう3つの原因
     2-1-1 原因1 社会的手抜き
     2-1-2 原因2 外来価値観
     2-1-3 原因3 意味の偽造(作話スモッグ)
  2-2 場の空気を握っているのは「可燃人」
3 人を動かすための悪い空気を一掃する方法
  3-1 人を動かす技術1 空気に向けて発信する
     3-1-1 1対1の環境で声を掛ける
     3-1-2 1対多数の環境を作って発信する
     3-1-3 8ヶ月間は情報発信を続ける
     3-1-4 「4W2H」を使い、内容をぼかさない
  3-2 人を動かす技術2 コーチングではなくティーチングをする
     3-2-1 組織の中で守るべき価値観を教える
     3-2-2 「あるべき姿」と「現状」を具体的な数字で
     3-2-3 チームにおける役割を教える
  3-3 人を動かす技術3 正しい承認をする
4 まとめ

1 人を動かすカギは場の「空気」にある

「目標に到達できなくても構わない」
「自分の意見なんて上司や同僚にはとても言えない」
「とりあえず残業さえしておけば評価されるだろう」
「みんなが頑張っていないのに自分だけ頑張るなんておかしい」

もし、あなたのチームに属するメンバーがこんな“空気”を共有していたら、期待通りの成果を上げられると思いますか?

場の空気の持っている影響力には恐るべきものがあります。悪い空気に支配されると、どんなに優秀でやる気にあふれた人もその空気に呑み込まれてしまいますし、良い空気に支配されれば、多くの人は「頑張ることが当たり前」と考えるようになります。

まず、ここでは空気が変われば人が変わるメカニズムについてご説明します。

1-1 人が動かない真犯人は空気だった!

group自分から能動的に動こうとしない社員が大多数を占めるチームがあります。このままではまずいとリーダーは焦りますが、ほとんどのリーダーはメンバー個人に原因があるのではないかとまず考えます。

つまり、「1人1人のメンバーにやる気が欠けているのだろう」とか、「仕事に対して不誠実なのだろう」などと考えるわけです。

実際のところ、そうした人がチーム内に存在しているのは事実です。しかし、すべてのチームメンバーに対して個別面接を実施してモチベーションを高めるための説得を行い、その場では「改心」したかに思えても、いざ再び部署に戻った途端に「動かない人間」に元通りしてしまうということがあります。

こうした場合、犯人は“個人”ではなく、場の“空気”であることがほとんどです。空気とは、「人々の間に絶大な影響力をふるう実体のない何か」ということになります。この空気を変えない限り、いくら個人を変えようとしても、何度でも元通りになってしまうということがあるのです。

1-2 人間の脳は空気に影響されている

image場の空気とは、ある集団を支配している価値観や判断基準のことを指します。空気は実体を持っていませんが、確実に私たちに影響を与えています。

これは、私たちの脳にある特定の神経細胞が原因で起こっていると考えられています。その神経細胞は、俗称をミラーニューロンといい、近くにいる人の言動のみならず、思考までも無意識にモデリングしているのです。

つまり、私たちの脳は、周りにいる他人がしていることを見ているだけで、さながら自分のことのように共感して、その影響を受けるというわけです。

例えば、試験や試合の前に緊張している人の近くにいると、それだけで自分の方も緊張してきてしまったという経験をしたことはないでしょうか?あの「緊張がうつる」現象こそ、まさにミラーニューロンの仕業です。

人間は、このミラーニューロンの働きによって、周りに無気力な人が多ければ自分もその影響を受けるし、やる気にあふれた人が多ければその影響を受けるというわけです。

これが、人間の脳が場の空気に影響を受けるメカニズムなのです。

1-3 人のパフォーマンスは空気に左右される

image空気の力は、人のパフォーマンスに絶大な影響を及ぼします。最もわかりやすいのはスポーツの世界でしょう。プロ野球の「伝統の一戦」や、オリンピック競技の決勝などではスタジアムが異様な「空気」に包まれ、そんな空気の中ではプレイヤーたちも実力以上のものが引き出され、歴史に残る名プレーが生まれたりします。

逆に「うちは負けて当たり前」というネガティブな空気を共有しているチームが、大方の予想通りにぼろ負けするという光景もよく目にします。

素晴らしい結果を出すチームには、そうなってしかるべき「空気」が共有されているからこそ、それ相応のパフォーマンスを出すことができるのです。

もちろん、日常的なビジネスシーンでも同じことが言えます。

「全員が目標を達成できなくてもしょうがない」
「大きな声で挨拶しなくても別に問題ない」
「仕事の質よりも残業の多さで評価されるのは当たり前」

あなたの職場に、こんな「空気」が蔓延していたら、どうなるでしょうか。恐ろしいことですが、入社当初はどんなにやる気にあふれ、誠心誠意仕事に取り組もうと思っていた人も、こうした空気の中で長い間仕事をしていると、いつの間にかその空気に感化されてしまうのです。

日本人はいわゆる「空気を読む」のが得意な人が多く、他の人と同じ振る舞いをしなければいけないという「同調圧力」も強いため、特に場の空気に感化されやすいと言われています。

みんながみんな同じ空気の中に浸りきっている中で、仮に「無気力に見える個人」をコーチングで矯正したとしても、その人が再び悪い空気の中に戻れば、元の木阿弥になってしまいます。

空気の持つ影響力とは、それほど強力なものなのです。

もし、あなたがチームのパフォーマンスを確実に早く引き出したければ、人を変える前に空気を変えたほうがはるかに良いかもしれないということです。

1-4 「良い空気」と「悪い空気」の違い

femaleそれでは、「良い空気」と「悪い空気」にはどのような違いがあるのでしょうか。

チームの実力を落としてダメにしてしまう「悪い空気」とは、「真面目に頑張るなんてかっこ悪い」などポジティブな考えが否定される雰囲気が共有されている状態のこと。

逆に、チームの実力をあげて成果を出せる「良い空気」とは、「真面目に頑張るのが当たり前」などポジティブな考えが肯定される雰囲気が共有されている状態のことなのです。

そして、この二つの空気の最も顕著な違いは、良い空気には「間違っていることを『間違っている』と指摘し合える空気がある」こと。

悪い空気の中で働いている人びとは、上司や先輩が間違っていることをしていたとしても、それを指摘すること自体が「かっこ悪い」あるいは「間違っている」という考えに基づいて行動するため、その結果として自浄能力を失ってしまっているのです。

そういった悪い空気の中で働いていると、元々真面目な働き者でも「みんなに嫌われたくない」という心理から、周囲に同調するようになり、なかなかパフォーマンスを発揮できない状態に陥っていきます。

1-5 人に影響を与える4つの空気

空気は、さらに細かく分類すると4つのタイプがあります。

1-5-1 人に影響を与える空気1 締まった空気

これは、最も理想的な空気で、靴紐がきちんと結ばれているような一定の緊張感が持続する空気です。チームが生まれて間もない黎明期には、たいていのチームはこの空気に染まっています。

1-5-2 人に影響を与える空気2 緩んだ空気

これは、はじめは締められていたのに時間とともに緩んできた状態です。そのまま放置しているとどんどん悪化していきますので注意が必要です。

1-5-3 人に影響を与える空気3 縛られた空気

これは、緩んできたところを誰か特定の人物によって無理矢理「縛られた」状態です。規律が守られている点では締まった空気に似ていますが、自主的に守られているわけではなく、強制的にそうなっているのでメンバーの身動きが取りにくい、不自由で窮屈な状態です。

優秀な人材はその状態に耐えられなくなり、だんだんとチームの外に逃げ出していきます。

1-5-4 人に影響を与える空気4 ほどけた空気

緩んだ空気と縛られた空気を経た組織の末路がこれです。この空気に支配されているチームや組織は、倫理観が欠如した「モラル・ハザード」の状態にあります。

公然と後ろ向きの発言をする人物があらわれ、大多数がその気分を共有しているので、誰も指摘して矯正しようとはしません。こうなってしまうと、そのチームは崩壊へと向かって行きます。

2 人を動かす上で知っておきたい悪い空気の元凶

私たちのパフォーマンスを左右する「場の空気」のメカニズムと影響力の強さを学んだところで、次はその空気の原因をいかにして突きとめるべきかというお話をしたいと思います。

2-1 空気が変わってしまう3つの原因

前章で「場の空気」には4つの種類があり、チームや組織を最良の状態に保つためには、「締まった空気」を維持するべきであるということを説明しました。

それでは、場の空気が変わってしまう要因とは一体何なのでしょうか?空気が変わる原因は大きく分けて3つあります。

2-1-1 原因1 社会的手抜き

group集団の構成員が増えれば増えるほど、人間は手抜きをするようになります。

会議参加者が増えれば増えるほど、意見を出すように言われても多くの人が沈黙を守ってしまうのは、「これだけ大勢の人間がいるのだから自分が意見を言わなくても問題ないだろう」と考えるからです。

これこそがまさに「社会的手抜き」です。社会的手抜きを放置していると、次第に空気は「緩んだ空気」へと変質していきます。

2-1-2 原因2 外来価値観

femaleこれは、新しいメンバーが入ってくるとともに外から持ち込まれた新しい価値観のこと。

良い価値観ならよいのですが、悪い価値観を持ち込んだメンバーが「前の会社ではこうだった」「組織って普通はこういうものでしょ」などと言いだし、既存のメンバーがそれに感化されてしまうと空気がだんだんと悪化していくことになります。

2-1-3 原因3 意味の偽造(作話スモッグ)

imageこれは、現に起きてしまった行動や状態の「意味」を、あとになって自分に納得する形で探し始めるということです。要するに、自分を正当化するための「後付けの言い訳」です。

この3つに共通するのが「人」の変化が空気に影響を与えているということ。チーム構成員の心の状態の変化、入れ替え、増加が空気の変わる転機となりやすいので、リーダーは念頭に置いておいてください。

そして、これら3つの原因はそれぞれ独立しているのではなく、相互に関連しあっています。例えば、ある社員が「社会的手抜き」によって会議であまり発言しなくなってしまったとします。それを上司であるあなたが咎めたところ、その社員は「会議で発言しなかった自分を正当化しようとする」(作話スモッグ)のです。

「私は、若い人たちがあまり積極的に発言をしていないことに気づいたので、彼らに発言する機会を譲っていたのです。決して積極性を失っているわけではないのです」

こうした作話を行う部下は、理由を問いただされるたびに、自分の正当性を保とうとするあまりに作話のうえに作話を重ねるようになり、放置しているとそのせいで場の空気はどんどん悪化していっていきます。

2-2 場の空気を握っているのは「可燃人」

image場の空気を変えてしまうのは「人」であるというお話をしましたが、人の「意識レベル」には3つの区分があることをご存じでしょうか?

組織は、「20%のできる人」「60%の普通の人」「20%の物足りない人」で構成されやすいと言われています。これを「組織論2:6:2の法則」といい、人間のみならず、アリの世界でも「働くアリ」「働くふりをするアリ」「働かないアリ」の3種類がだいたい同程度の比率に分かれるといいます。

「20%のできる人」は、自分で勝手にやる気に燃えている人なので「自燃人」、「60%の普通の人」は、火を点けられると燃えることができる人なので「可燃人」、「20%の物足りない人」は、なかなか燃えない人なので「不燃人」と呼ぶ場合もあります。

さて、この3つの人々のうち、場の空気を左右するのは最も多数派の「可燃人」です。可燃人のまわりに自燃人がいれば、ミラーニューロンの働きによってその影響を受けますし、その逆もまたしかりです。

ですから、チームの空気を変えたければ、多数派の可燃人に対してどう働きかけるのかを考えるのが得策だということを念頭に置いておいてください。

3 人を動かすための悪い空気を一掃する方法

空気が悪くなってしまっている原因がつかめてきたら、いよいよ悪い空気を一掃するための方法についてご説明します。

この方法には多少の時間と労力がかかりますが、特別なスキルを持たなくても誰にでも実行することができます。チームを健全な状態に保ち、成果を上げ続けるため、早速取りかかりましょう。

3-1 人を動かす技術1 空気に向けて発信する

空気を変えたければ、空気が変わるまで、部下に伝えなければならない情報を発信し続ける必要があります。このプロセスは、人を動かす下地作りです。すぐには目に見える効果があがらないかもしれませんが、地道に続けていくことで威力を発揮します。

3-1-1 1対1の環境で声を掛ける

couple各メンバーに対する「挨拶」「ねぎらいの声かけ」をするということです。なんだそんなことか、と拍子抜けした方もいらっしゃるかもしれませんが、これがきわめて重要なプロセスなのです。

こうした声かけは、リーダーがメンバーの存在を「承認」するという効果を生みます。リーダーがメンバーを無視したり、関心を持たなかったりしていたらどういう空気になるかを考えていただければ、こうした声かけの威力をおわかりいただけるのではないでしょうか。

1日に1回くらいは、2分程度で終了する雑談を各メンバーと交わすようにしましょう。これを地道に続けていくことで、空気を変えやすくなります。

3-1-2 1対多数の環境を作って発信する

リーダーは、その他のメンバー全員に対しても情報発信を行ってください。朝礼、会議、メールなどを使い、繰り返し「同じこと」を伝えます。どんな内容を伝えるべきかについては後述します。

3-1-3 8ヶ月間は情報発信を続ける

groupチーム内に流れている空気に向かって発信するつもりで、8ヶ月間は情報発信を続けてください。

汚れている空気を浄化するためには、だいたいそれくらいの期間が必要になります。大切なのは、何度も同じ情報を発信し続けることです。そうすることで、あなたが定着させたい情報が刷り込まれていきます。

3-1-4 「4W2H」を使い、内容をぼかさない

image発信する内容には「4W2H」を盛り込んでください。つまり、「誰が(Who)、いつまでに(When)、どこへ(Where)、何を(What)、どのくらい(How much)、どのように(How)」という情報です。

例えば、「来期こそは積極的に攻めていくぞ」ということを伝えたいのなら、抽象的なメッセージにとどめるのではなく、4W2Hを盛り込んだ具体的な内容にします。

また、できるだけ内容を省略せず、ぼかさずに伝えましょう。毎回そうすることで「改まって話している」印象を与えることができ、聞いているメンバーもあなたが本気であることに気づき、刷り込み効果も大きくなります。

こうして、リーダーが実現したい目標や状態を空気に向かって発信しつづけることによって、次第にそれがメンバーの頭に染みこんでいき、人を動かす下地が出来上がります。

3-2 人を動かす技術2 コーチングではなくティーチングをする

情報発信によって人を動かす下地をつくりつつ、次に取りかかるべきなのはチーム全体の6割を占める「可燃人」を変えることです。

可燃人は、他人に火を点けられないと燃えない人々です。以前なら、リーダーであるあなたが少しでも説教しようものなら、例の「作話スモッグ」によって言い訳をしていたところでしょう。しかし、情報発信による下地を作っておけば、さすがの可燃人も「そろそろ変わらなければならないな」という自覚を持つようになっているはずです。

可燃人を変えるのに最も有効な方法は、「ティーチング」です。コーチングは、その人の実力を引き出す技術ですが、ティーチングはとにかく「教える」というスタイルです。

3-2-1 組織の中で守るべき価値観を教える

female一流と呼ばれる組織では、「決められた型」を守ることがとても重視されています。歴史と伝統のある一流ホテルや一流レストランなどでは、常にスタッフ全員で原理原則に立ち返って基本を確認しているところが多いものです。

なぜなら、そうすることで「良い空気」を維持できるようになるからです。自分からは動こうとせず、人に流されやすい可燃人には、原理原則に立ち返って守るべき価値観を辛抱強く教えてください。

3-2-2 「あるべき姿」と「現状」を具体的な数字で

male可燃人に教えるべきことは、価値観の他にもあります。それは「あるべき姿」と「現状」です。言い換えれば、自分たちが今いる場所と、自分たちが目指している場所のことです。

「積極的にやれ」「ちゃんとやれ」などの抽象的表現を使わずに、4W2Hを盛り込んだ話し方で、「自分たちはこうなりたい、しかし、今自分たちはこういう地点にいる。だから、こうすることが必要なんだ」と伝えてください。

その時、できるだけ具体的な数字を使って説明するように心がけると、相手により明確に伝わるようになります。

3-2-3 チームにおける役割を教える

maleそれに加え、可燃人にはその人がチームの中でどういう役割を果たすべきなのかを、具体的に教えてください。

チームの中で何をするのが「当たり前」「常識」「普通」なのかを正しく伝えるのです。可燃人といえども、あなたが何度もめげずにティーチングを行ってくると、だんだんと「自分にも非がある」「自分も変わらなければ」と考えはじめます。

そこで、再び「あるべき姿」と「現状」を教えてください。大切なのは、教えるという姿勢です。緩んだ空気の中では、相手の自主性を重んじることは余り良い結果を生みません。ただただその場の空気に流されっぱなしになってしまうからです。「教えるんだ!」という意識を持って臨みましょう。

3-3 人を動かす技術3 正しい承認を行う

group承認とは、何らかの貢献をしてくれた人のことを「認める」行為です。良いことをしたのなら、「褒める」ということです。

気をつけなければならないのは、相手をやる気にさせたいからといって、「過剰に承認する」ことはやめましょう。それでは逆効果になってしまいます。また、何かの努力の「後」ではなく、「前」に承認を行うのもやめてください。

それでは、どういう基準でメンバーを承認していけばよいのでしょうか。答えは、「あるべき姿と現状とのギャップを埋める貢献をした人」です。

つまり、まずテクニック①で情報発信を行い人を動かす下地をつくり、テクニック②のティーチングで「あるべき姿」と「現状」、そして相手のチーム内での役割などを教え、メンバーがそれを実行することができたら、それを正当に評価する、ということです。

ちなみに、このテクニックは「可燃人」に対して行ってください。チームの中で最も「物足りない」人々、つまり「不燃人」については、見て見ぬ振り、つまりスルーするようにしましょう。なぜなら、不燃人を変えるのは至難の業であるためです。不燃人には、真っ向から挑むよりも、外堀を埋める方式で、気がついたら周りの空気がすっかり変わっていたという風に持って行くのがいいでしょう。

これが基本的な流れになります。これを1度や2度ではなく、何度も何度も繰り返していきます。そうすれば淀んだ空気がだんだんと清浄になっていき、いずれ全体の空気がすべて入れ替わることでしょう。

4 まとめ

人を動かそうとして、あらゆる手を尽しているのに、一向に動いてくれない……。そんな悩みを抱えている方は、ぜひここでご紹介した「場の空気」を変える方法を試してみてはいかがでしょうか。

少なくとも、空気のせいで人が動かないのかもしれないという可能性を踏まえたうえで組織を眺めてみるだけでも、新しい発見があるかもしれません。これまであなたが「怠け者」だと思い込んでいた人物が、空気を変えただけでたちまち「働き者」に変わる瞬間が訪れるということもあり得ます。

空気を変えて、理想的なチームを作り上げましょう!

【参考書籍】
『「空気」で人を動かす』(横山信弘著・フォレスト出版)

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