打たれてもへこんでも、心の折れない強さがほしいですよね?
近年は、ビジネスや教育の場で「レジリエンス」という言葉がよく使われます。
レジリエンスとは、「逆境から回復する力」「逆境でも心が折れない柔軟性」などという広い意味で用いられる言葉です。
人間は生きていれば、なんどとなく逆境が訪れます。
まったく逆境を経験しないまま生きているという人は、まずいないでしょう。
ところが、同じような逆境を体験しても、そこから立ち直る人と立ち直れない人がいます。
この差は、もって生まれた資質の違いなのでしょうか?
たしかに、レジリエンスはもって生まれた性格や育った環境によって差が出ますが、思考法や行動を変えることによって誰でも高めることができます。
苦しみや悲しみをどう考えて、どう受け取るかで、回復力に違いが出るのです。
ここでは、「現実性」「自信」「冷静さ」「柔軟性」「楽観性」という5つの側面から、レジリエンスを高める思考法とはどのようなものか解説します。