自由に生きるための10のヒント-「いい人」をやめて楽になる!

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もっと自由に生きられたら楽だと思っても、自分を変えることは簡単ではありませんよね?

自由に生きる人のことをうらやましいと思うのは、あなたが枠にとらわれているからです。
自分の心を取り囲んでいる枠は、簡単に打ち破れないものなのです。

もっとも大きな障害となっているのが「いい人」という「心の中の枠」。
ここでは、「いい人」をやめて自由に生きるためのヒントを紹介します。

ジブリのアニメ『ハウルの動く城』には、「いくつ名前があるの?」という質問に対して魔法使いのハウルが「自由に生きるのにいるだけ」と答えるシーンがあります。
名前という自分の枠すら、自由に生きるためには邪魔になるという名言ですね。

ここまで枠にとらわれない生き方は、現実には難しいでしょうが、考え方を変えるだけで心がちょっと自由になれて、今までよりも楽に生きることができます。

最近は、枠にとらわれず自由に生きる会計士のブログが話題になりました。
自由に生きる方法を教える本も、たくさん出版されています。
そうした本などで語られているのは、お金を使うような方法ではなく、考え方を変えるコツのような内面的なものばかりです。

自由に生きるヒントは、自分の心の中にあるということなのです。


目次

1. 「いい人」の6つの特徴
1-1. 自分の意見がない
1-2. がんばり屋
1-3. 人から嫌われるのが怖い
1- 4. いつも疲れている
1-5. 優柔不断
1-6. 完璧主義

2. 「いい人」になる理由

3. 自由に生きるための10のヒント
① 空気は読まない
② 年齢や性別は気にしない
③ 自分のことを大きく見せようとしない
④ 直観を大事にする 
⑤ 群れない
⑥ 情報に惑わされない
⑦ 「ほどほど」で生きる
⑧ リラックス方法を身につける
⑨ 今を生きる
⑩ 自分のすべてを受け入れる

まとめ

1. 「いい人」の6つの特徴

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近年、カウンセリングを受ける人には、誠実な印象で正しい敬語を使い、いつも笑顔で控えめな態度、愚痴や文句を言わないという「いい人」タイプが増えているといいます。

理想的な生き方に見える「いい人」が、生きる辛さを訴えるのです。
生きることに疲れてしまう「いい人」とはどのような人なのか、特徴をあげてみましょう。

1-1. 自分の意見がない

誰かにとって「いい人」というのは、特別なことではありません。
何人かの人たち、特定の人たちにとって「いい人」というのも、普通にある存在ですね。

問題となるのは、「すべての人にとっていい人」であることなのです。

「すべての人にとっていい人」であるためには、性格が合わない人や、自分のことを嫌いな人からも好かれなければいけません。
ここに歪が発生します。

自分の意見や性格を表に出すと嫌われてしまいますから、自分を押し殺すことになるのです。
自分の意見を発言せず、相手の考えに合わせることで、「いい人」になろうとする。
自分を押し殺すので、ストレスをため込んでいくことになります。

1-2. がんばり屋

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周囲の人たちから、なんとかして好かれようとします。
どんなことでも、がんばればなんとかなると思っている人が多いので、辛くても歯を食いしばって耐え続けます。

子どもの頃は優等生で学校の成績もよく、仕事をはじめてからは「忠実な部下」「理解のある上司」、家庭生活では「マイホームパパ」「イクメン」「良妻賢母」といった人間になることを目指します。

仕事で問題が起きても、自分ひとりで抱え込む傾向が強く、がんばって周りの人から「ありがとう」といわれることが至上の悦びとなります。
人間関係でも、がんばって我慢しながら円満を維持しようとするので、常に心が休まりません。

1-3. 人から嫌われるのが怖い

人から嫌われることが怖くて、無意識のうちに「いい人」を演じていることが多いのも、このタイプの人の特徴です。

その結果、すべての人にとっての「いい人」を目指すことになってしまいます。

1-4. いつも疲れている

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常にストレスを増やす生き方をするので、いつも疲れています。

どこの職場にも、エネルギッシュな仕事人間がいますよね。
夜は取引先や部下と遅くまで飲みにいっても、翌朝は早くから元気いっぱいで出社し、いったいこの人はいつ寝ているんだろうと思われているようなタイプです。

こういうタイプの仕事人間は、自分の意見を押し通す性格の人が多く、どんなことも自分に都合よく考える傾向が強いので、忙しく生きていてもストレスをためにくいのです。

ところが「いい人」は、自分を押し殺す生活を続けるので、それほど忙しくなくてもストレスを抱えることになり、いつも疲れているのです。

1-5. 優柔不断

「いい人」は自分の考えを表に出さない生活を続けるので、自分のことも決められなくなっていきます。

なぜかといえば、自分の考えや態度を表に出してしまうと、嫌われたり迷惑をかけたりすることになるのではないかと、気をまわすからです。

ビクビクしながら生きることが身についてしまうので、他人には関係のないこと、例えば服を買いにいったようなときでも、自分の考えをはっきりさせることができなくなってしまうのです。

自分で決められないので、結局は他人に意見を求めて、ムダな時間や労力を使うことになります。

1-6. 完璧主義

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「こうでなくてはならない」「こうしなければいけない」という考えに縛られて、自分に課すハードルが高いというのも、「いい人」の特徴。
とにかく何事にも「定義づけ」や「ルールづくり」をします。

当然、他人に対してもこのルールは適用されるのですが、それを表に出せば嫌われてしまうので自分の中だけに留めておきます。

人間は、最小限のルールで生きる方が幸せな毎日を過ごせます。
しかし「いい人」は、「こうあればいいなあ」「できるだけこうしていこう」というゆるい考え方ができず、完璧を目指そうと自分でつくったルールに縛られていきます。

 

2. 「いい人」になる理由

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「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、人間の性格は3歳くらいまでにほぼ形成されるといわれます。

この時期に影響を与えるのは、ほぼ母親。
ですから、「いい人」という性格をつくり出す主な原因は、母親の接し方にあります。

自分を受け入れることができている母親は、子どもにどのようなことがあっても受け入れることができるのですが、自尊心や自己肯定感が弱いと自分を受け入れることができず、子どもに起こっている現実を受け入れることもできません。

こういう母親は、子どもに対して「厳しい」か「甘やかす」、もしくは「過保護」か「放任」という両極端な接し方をすることが多くなり、不安定な母親のもとで育った子どもは、自分の中で揺れる感情を抑圧し、親に気に入られようとするようになるのです。

父親の影響は母親よりも小さいのですが、父親が厳しいと気に入られようとして「いい子」を目指すようになるといいます。

 

3. 自由に生きるための10のヒント

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ここまでに解説してきた「いい人」は、極端な性格を例にあげていますが、多くの人はどこかしらこうした要素をもっているものです。

これが、大なり小なり自分を抑圧する枠となり、「自由に生きたい」という願望を生むのです。
ここからは、枠を打ち破って自由に生きるためのヒントを紹介しましょう。

① 空気は読まない

「KY」などという言葉が流行ってから、周囲の状況ばかりを気にする人間が増えています。

周囲のことを気づかえない人間はダメだという意味で使われた言葉だったのですが、「いい人」の要素を刺激されて空気ばかり読み、自分の考えで生きることができなくなっている人が増えたのです。

自由に生きるということは、自分の考えで生きて、自分の人生に責任をもつことでもあるのです。
すべて自分で責任をもつのですから、「わがまま」でも問題ありません。
わざわざ意識して空気を読む必要などないのです。

② 年齢や性別は気にしない

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仕事でも恋愛でも、年齢や性別を気にする必要はありません。

小説家の松本清張さんが脚光を浴びたのは41歳のときで、82歳で亡くなるまで後半人生で膨大な作品を残しました。
小学校高等科卒業という学歴で、40歳までは印刷職人から朝日新聞社へと入社する苦悩の人生を送っています。

ケンタッキーフライドチキンの創業者であるカーネル・サンダースは、40以上の職を転々として事業の失敗を続け、65歳のときにフランチャイズというビジネスで成功しました。

画家のピカソは、54歳のときに知り合った28歳の恋人ドラ・マールをモデルにして、「泣く女」を描きました。

遅咲きの有名人や、年齢の離れたカップルをあげたらきりがありません。
自由に生きるためには、年齢も性別も学歴も経験も障害にはならないのです。

③ 自分のことを大きく見せようとしない

常に等身大でいることが、楽に生きる秘訣。
必要以上に自分のことを大きく見せようとしたり、ムリな背伸びをしたりすれば、大きなストレスを抱え、実現できない自分に対して嫌悪感を抱くことになります。

「いい人」は、自分で越えていくハードルを高くしすぎる傾向があります。
「しなければいけない」という完璧主義を「できたらいいな」という希望的観測に変えることは、自分に対するハードルを下げることにほかなりません。

等身大で生きるためには、自分の限界を知ることが大事であり、それは現実の自分を受け入れることで認識できるのです。

自分を受け入れられない母親に育てられた子どもは、やはり自分を受け入れることがなかなかできないので、自分の限界を知ることができません。
こういう傾向があると感じる人は、目の前の現実をすべて受け入れて、そこから最善の方法を考えるという生き方を目指しましょう。

④ 直感を大事にする

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自分の人生ですから、どう生きるかは自分で決めるべき。
自分で決めて、自分の意見を発言するのです。

他人から優柔不断とはいわれなくても、判断に迷うことは誰にでもあることです。
そういうときは、直感を大事にしましょう。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、「もっとも大事なことは、自分の心に、自分の直感に、ついていく勇気をもつことだ」と語っています。

「いい人」は自分の感情にフタをしてしまうので、直感を忘れています。
直感を取り戻すためには、「面白い」「なんかイイ」「イラっとする」「悲しい」といったストレートな感情をやり過ごさずに浸ってみるのが効果的。

喜怒哀楽を意識するようになると、自分の感情の起伏がわかるようになってきますから、自分を信じることができるようになり、自分の気持ちにうそをつかずに生きることもできるようになるのです。

⑤ 群れない

群れの中にいると安心感があるのは、人間の本能だといわれます。

母親が子どもを育てるときに、無意識に行っているのが、群れの中に受け入れられる存在にすることだといいます。
ところが、振幅の激しい両極端な母親に育てられた子どもは、自己防衛本能が正常に働かないので、なかなか群れに入ることができません。

自分を守ってくれる存在を母親に求められる間はよいのですが、社会に出てひとりになると、今度は群れに依存するようになります。
群れの中にまぎれて目立たないようにしていれば、外敵に襲われずにすむからです。

自尊心や自己肯定感の弱い人間が群れようとしたがるのは、幼児体験が起因していることが多く、それは「いい人」ができる過程と同じ。
自己責任で自由に生きるのなら、群れる必要はないのです。

⑥ 情報に惑わされない

情報過多の現代において、自分に必要な情報を選ぶフィルターは、自由に生きるための必須アイテムといえるでしょう。

フィルターをしっかりもっていないと、自分の考えをまとめられず、「優柔不断」ということになってしまいます。

情報に惑わされる人が増えたのは、インターネットが大きな要因です。
ネット上から得られる情報は、しっかりフィルタリングしなければ危険。
過去には知りえなかった貴重な情報を発掘できる一方で、無責任な情報も氾濫しているのですから、無節操にインプットすると惑わされることになります。

その点、人から聞く生の情報は、情報量は少なくても信頼性が高いものを選ぶことが容易です。
知りたかったら我慢したり強がったりせずに、誰かに聞いてみる。
こんな当たり前のことをできなくなっている人が、「いい人」には多いのです。

⑦ 「ほどほど」で生きる

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自分に課すハードルは80%が最適とされます。

仕事に100%を求める完璧主義者は、マージンを含む120%を目指すので身体も心もすり減らしていきます。
クルマでいえば、常にアクセルを踏み込みっぱなしの状態。
これは、うつ病を発症する人に多いパターンです。

80%で仕事をする人は、余力を残しているので状況の変化に対応でき、何よりも同じペースを長続きさせることが可能です。
常に100%の結果を残せた方が、よい仕事だと思えるかもしれません。
しかし、100%の結果を残せたとしても、いつ0%になるかわからないというのでは、仕事としては不安定すぎます。

人生も同じ。
コンスタントに80%で生きる方が、基盤を安定させられるので、自由に生きることが可能になるのです。

⑧ リラックス方法を身につける

自由に生きることをもっとも阻むもの、それがストレスです。
適度なストレスは、達成感や充実感をもたらすので必要なもの。
しかし、過剰なストレスは自律神経を乱し、体内の活性酸素を増やします。

自律神経は、活動モードになる交感神経と、リラックスモードになる副交感神経が、常に60%:40%程度のバランスで働き、生命維持に欠かせない心拍、呼吸、血流、消化機能などをコントロールしています。

リラックスするためには、副交感神経を優位にすればよいのですが、自律神経を意識的に調節することはできません。
ですが、「心地よい」「気持ちいい」といった刺激を自分に与えることによって、副交感神経を活性化させることは可能なのです。

自分がリラックスしている状態がわからないという人は、いないでしょう。
そして、誰もがリラックスする手段をいくつかはもっているはずです。
今一度、効果的なリラックス方法を検討してみましょう。

ポイントは、その日の疲れをとると同時に、1週間の疲れをとるリラックス、半年間や1年間の疲れを癒すリラックスというように、無意識のうちにたまっていくストレスを定期的に洗い流すことです。

⑨ 今を生きる

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過去でも未来でもなく、「今」を生きましょう。
過去も未来も現実ではありません。
現実は、今、ここにいる自分なのです。

仕事の効率を上げようとして、複数のことを同時進行させていると、どうしても集中力が低下します。
人間は本来、マルチタスクには向いていないからです。
ひとつのことに集中する習慣をつけると、結果的に仕事の効率アップにつながり、「今」を実感できるようになるはず。

食事のときは、味わうことに集中すると、豊かな味覚を実感し、食材のことがわかり、料理してくれた人の気持ちがわかり、自分の体調がわかり、生命を意識することができるのです。
リアリティを意識することで、人生が豊かなものに変わります。

⑩ 自分のすべてを受け入れる

自由になるために、あるがままの自分を受け入れましょう。
長所も短所もすべて含めて、今の自分があるのです。

枠にとらわれていたとしても、ルールを決めすぎていたとしても、それが現実の自分。
そこに気づいたことが素晴らしいのです。
自分の短所を受け入れることができた人間は、他人のことも許容できるようになります。

まず、自分を許すことからはじめてください。
あとは、だんだんラクになっていけばいいのですから。

まとめ

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「自由」という意味の英語には“freedom”と“liberty”があります。
“freedom”は、枠があったり縛られたりするようなものではなく、最初からあるものを意味し、「自由な人生」は“Free life”となります。

一方の“liberty”が意味するのは、勝ち取る自由、能動的に手に入れる自由。
枠や殻を打ち破って能動的に生きるのですから、「自由に生きる」は“Live in liberty”となります。
そして、“liberty”は、責任がともなうものなのです。

生まれた場所や家庭環境や、年齢、性別にかかわらず、自由に生きる権利は誰にでもあるもの。
ただし、自分で決めて生きるということは、すべて自分に責任があることを忘れればいけません。

 

【参考資料】

・『「いい人」をやめる7つの方法』 緒方俊雄 主婦の友社 2017年
・『猫思考 自由に生きるためにやらニャいことA to Z』 ナカムラクニオ 著  ホーム社 2018年

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