めんどくさい心理がわかる10項目-心が休みたがっているサイン

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何をするのもめんどくさくなってしまって、やる気が起きないときは、自分を責めてしまいがちですよね?

「めんどくさいから今日は休もう」と思えて、心を癒すことができれば、深刻な問題にまでは進展しないでしょう。
しかし、心が休みたがっているというサインだと気づかずに自分を責めてしまうと、「めんどくさい心理」の深みにハマってしまいます。

めんどくさいと感じる状態が長引けば、落ち込みが激しくなる、自己嫌悪から抜け出せないといった心理状態が現れるだけでなく、身体がだるくなる、食欲がない、眠れないというような身体的な症状にまで進展してしまうことも多く、うつの状態が続けばうつ病へと悪化してしまうケースもあります。

ここでは、めんどくさいと感じるとき、自分がのような心理状態になっているのかということをわかりやすく説明し、「仕事」と「人間関係」という2つの側面から心理状態の例をあげて打開策を解説します。

目次

1. めんどくさい心理の正体
1-1. 「やらなければいけない」が多い
1-2. マイナス思考が感情を殺す 
1-3. 実は変わるのが怖い
1-4. 他人の目線で考えている
1-5. 打開策は自分を受け入れていたわること

2. 仕事で「めいどくさい」と感じる心理
2-1. 怠けてはいけない
2-2. 従わなければいけない
2-3. 認められたい
2-4. 会社を辞めたいけど怖い
2-5. 効率を追求したい

3. 人間関係で「めんどくさい」と感じる心理
3-1. 他人と比べてダメだと思う
3-2. 親しくしなければいけない
3-3. 自分を犠牲にしてしまう
3-4. 誰とも会いたくない
3-5. 相手が許せない

<まとめ/a>

1. めんどくさい心理の正体

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「めんどくさい」「何もしたくない」という感情は、心が疲れているサインです。

身体の疲れは、コリや痛みというサインが出るのでわかりやすく、一晩寝ても癒されない状態になると、「今日は休んだほうがいい」という判断ができます。

しかし、心の疲れはコリや痛みといった直感できる形に現れないので、ムリを重ねてしまいがちなのです。

「こんなことで負けてどうする」「やればできる」といったポジティブともとれる考え方をしてしまうと、ついつい頑張ってしまい、心の疲れはますます溜まっていきます。

1-1. 「やらなければいけない」が多い

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「やらなければいけない」ことが多い人は、めんどくさいという感情を抱きがちです。

掃除がめんどくさいと感じるのは、「掃除をしなければいけない」という思いがあるから、メールがめんどくさいと感じるのは、「メールを送受信しなければいけない」という思いがあるからです。

さらに、掃除をするのだったら、完璧にきれいにしなければいけない、メールのチェックに漏れがあってはならないと、やらなければいけないことが膨らんでしまい、ますます自分を追い詰めてしまいます。
自分に何かを義務づけることによって、心が疲れてしまい、マイナス思考が膨らんでいくのです。

普通の生活を送っていると、やらなければいけないことが、まったくないということはありません。

でも、めんどくさいと感じていることは、本当に今、やらなければいけないことでしょうか。
明日でもいいのだったら、今日は、今日やらなければいけないことだけをやればいいのです。
誰かと分担できることであったら、自分ひとりで抱え込む必要もありません。

やらなければいけないことを絞り込めていないので、めんどくさいという感情を抱くのです。

1-2. マイナス思考が感情を殺す 

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「めんどくさい」は心が疲れているサインですから、本来は「休憩したい」という感情がわくのが自然です。

ところが、「まだ大丈夫」「やればできる」という思い=思考が、「疲れたから休憩したい」という正直な感情を覆い隠してしまうのです。

一見ポジティブに思える思考も、これではマイナス思考そのもの。
「疲れていてめんどくさいけど、もう少しがんばろう」「休みたいけど、みんなにサボっていると思われたくないからやってしまおう」というように、思考で正直な感情を殺しているのです。

こういう状態を続けて、「めんどくさい」から「何もかも嫌になった」という感情が湧くまで悪化させてしまう人は、自分の感情や気持ちと、思考が戦っていることをわかっていません。
それどころか、「感情」と「思考」の違いにすら気づいていない人が多いのです。

感情は思考によって変わるもの。
マイナス思考にとらわれているから、めんどくさいという感情がわいてくるのだ、ということに気づくだけで、気持ちがラクになるはずです。

1-3. 実は変わるのが怖い

心の負担が大きくなって、「もう何もかもがめんどくさい」という気持ちになっている人が心理テストをすると、「何をしたって、どうせ今の状況を変えることなんてできない」と思っているケースが多いといいます。

ところが、口では「今の状況をなんとかしたい」という人が多いのです。

なぜこんなことが起こるのかというと、状況がよくなったら、「ちゃんとしなければいけない」「元気で、明るくいなければいけない」と考えてしまうからで、それはとてもハードルが高いことですから、無意識で拒否してしまうのです。

つまり、もっとつらい思いをするのが怖いので、それだったら今のままのほうがいいと考えてしまうわけです。

変わることを拒否してしまうのが、簡単に自分を変えることができない理由です。

1-4. 他人の目線で考えている

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他人に認めてもらいたいという願望は誰にでもあるものですが、その気持ちが強くなると苦しい思いをすることになります。

「愛してほしい」「わかってほしい」「困らせないでほしい」といった感情は、意識が他人に向いていて、相手に対する願望が強かったり、相手の言動に左右されたりするために起こるもの。
こういう状態を心理学では、「他人中心」の意識と呼ぶことがあります。

いつも他人の気持ちを気にして、他人の目線で物事を考えるようになると、自分の気持ちや感情を殺すことになるので、めんどくさくなってしまうのです。

大切なのは「自分中心」の意識。
「しなければいけない」や「してほしい」ではなくて、自分が「したい」か「したくない」かということです。

1-5. 打開策は自分を受け入れていたわること

めんどくさい心理から抜け出すためには、自分の素直な欲求を受け入れることが大事です。

めんどくさいと感じたら休めばいい。
今の状態が嫌だと思ったら、変わればいいのです。
自分中心の意識をもっていれば、休むことに罪悪感はなくなります。

人間は、泣いたり笑ったり、落ち込んだり嬉しがったりして生きていくもの。
人生には、うまくいかないことや、疲れてしまうことがあって当たり前。
そういう自分を認めてあげましょう。

自分の気持ちや感情をすべて受け入れて、心が疲れているときはいたわってあげるのです。
そうすれば、変わるのが怖いという感情もなくなっていくはずです。

2. 仕事で「めいどくさい」と感じる心理

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仕事がめんどくさいと感じるのは、「やりたい仕事」ではなくて、「やらなければいけない仕事」をしているときじゃないでしょうか。

やりたい仕事をする人は、思考にとらわれていないので、休憩をとって疲れを癒すことができます。

ところが、やらなければいけない仕事が多い人は、思考が「休みたい」という感情を殺してしまって心の負担が大きくなり、めんどくさくなってしまいます。
職場で他人の目を気にしがちだという人は、自分の感情を意識するようにしましょう。

2-1. 怠けてはいけない

自分中心の意識をもち、自分の感情を大事にすれば、休憩をとることに罪悪感を感じません。
ところが、他人目線の思考が先行してしまうと、休憩をとったら「怠けている」と思われるかもしれないという思いが浮かんで、休むのが怖くなってしまうのです。

さらに、「自分を甘やかしてはいけない」「怠けるのは悪いこと」という思いが強くなると、自分を追い込んでしまいます。

「しなければならない」「してはいけない」という思考を土台にするのではなくて、自分が「したい」「したくない」という感情を土台にすればいいのです。

「怠けてはいけない」という思いは捨てて、「自分は疲れたから休憩したいのだ」という感情を受け入れましょう。

2-2. 従わなければいけない

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相手のいうことに従わなければいけないという状況は、仕事をしていれば誰にでもあります。
上司のいうことに従う、取引先の要望に従うということは日常茶飯事。

しかし、相手のいうとおりにするのが当たり前という思考になってしまうと、他人の言動に左右される生き方になってしまいます。

「自分の感情を表すのがめんどくさいので、いわれた通りにしている方がラク」
そんな状態を続けていると、自分の気持ちがわからなくなっていきます。
自分を傷つけているのに、気がつきません。

自分が今、どう感じているのかということを大事にしましょう。
「自分の意見は違うけど、このチームの一員として上司に従っているのだ」
という自分を認めれば気持ちがラクになります。

2-3. 認められたい

子どもの頃に、「親に認められたい、褒めてもらいたい」という気持ちを強くもってがんばった人は、社会に出てからも同じように振舞ってしまうことが多いといいます。

「できないのは努力が足りないから」と親にいわれて育った人は、会社でも上司に認めてもらいたい一心でがんばるのです。

ところが、子どもの頃とは違い、会社ではそう簡単に認めてもらえなくなります。
上司から与えられた仕事が、自分にできるかどうか不安になることもあるでしょう。

でも「最後までひとりで仕上げなければならない」という思考が強いので、不安になっている自分に気づくことができずに、自分を追い込んでしまいます。

こういうタイプの人は、まず「そうか、自分はこの仕事を任されて不安になっているんだ」ということを認めましょう。
弱い自分を認めることが、本当の強さなのです。

2-4. 会社を辞めたいけど怖い

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会社を辞めたいのになかなか辞められないという人は、辞めるのが怖いのです。
この怖いという感情が、なんとかバランスを保っているわけです。

これは恋愛や結婚生活にも当てはまります。
彼氏の性格が嫌になって別れたいのに、なかなか別れることができないという人は、独りになるのが怖いのです。

こういう人は、「辞めるのが怖いので、辞めて自由になるよりも怖さの方が勝っているのだ」という自分の心を認めてあげましょう。

自分の感情を認めると、気持ちがラクになって、問題の本質が見えてきます。
会社を辞めても根本的な問題の解決にはならないと、思えるかもしれません。

2-5. 効率を追求したい

仕事の効率を追求するあまりに自分を追い込んでしまい、めんどくさくなってしまう人もいます。
効率を上げなければいけないという思考が、疲れている自分を認めようとさせないのです。

まず「自分は効率を上げようとムリをしてしまい、疲れているのだ」という現実を認めましょう。
そして、ムリなく継続する方法を考えるのです。
ペースは落としても、ムリなく継続することができれば、結果として効率を上げることにつながります。

3. 人間関係で「めんどくさい」と感じる心理

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人付き合いで「めんどくさい」という感情がわくのは、誰かに満たしてもらいたい願望があるのに、それが裏切られるのが怖いとき。
「どうせ自分はダメだろう」と、否定的な思考が強くなって、自分の感情がわからなくなります。

人付き合いがうまい人は、自分を肯定的に受け入れるので、この人とはこのくらいの距離感がラクだということがわかります。

3-1. 他人と比べてダメだと思う

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同期の同僚と自分を比べて、自分はダメだと思って自信をなくし、人間関係がめんどくさくなってしまう人もいるでしょう。

同僚にはできるのに、自分にはできないことがある。
同僚は上司から褒められているのに、自分は怒られている。

これも自分の感情を受け入れられないことが、心に負担をかけています。
現実の自分を認めて、できないことがあっても許してやりましょう。

人生を他人と比較しても何の意味もありませんから、勝ち負けで判断するのは間違っていますが、誰かに「負けた」と感じたら、負けたと感じている自分を受け入れて、「でもよくやった」といたわってやればいいのです。

3-2. 親しくしなければいけない

人と親しく付き合えない自分に嫌悪感を感じてしまう人がいます。
人と親しくできないことを悩んでいる人は、無意識のところで人と親しくしたくないのかもしれません。

友達と遊ぶのがめんどくさいと感じるのは、その友達と親しくしたくないという気持ちがあるからかもしれません。

自分がその人といて楽しいかどうか、考えてみましょう。
楽しくないと思うから、めんどくさいのではありませんか?

楽しくないけど、独りになるのは怖いから親しくしなければいけないというのは、他人中心のマイナス思考です。

すべての人と親しくする必要はないのですから、自分が親しくしたいと思う人と関係を深めればいいのです。
一生会いたくない人、つかず離れずの距離を保つ人と、相手によって自分が楽な関係をつくることが人間関係で悩まない秘訣です。

3-3. 自分を犠牲にしてしまう

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嫌われたくないからと、自分を犠牲にしていても、いいことはありません。
「自分さえガマンすれば丸く収まる」という生き方は、自分を追い込んでいきます。

日本には、自己犠牲の精神を美徳とするところがあります。
しかし、自分を犠牲にして献身的に尽くせば尽くすほど、相手に裏切られたり、相手が自信をなくしたりする関係になることが多いのです。

恋愛がめんどくさいという人は、自分を犠牲にしなければいけないと考えているケースが多いのです。
でも、自分を犠牲にしてまで尽くしてくれる恋人には、息苦しさを覚えるものです。

自分を大切にしなければ、相手を大切にすることもできません。

3-4. 誰とも会いたくない

もう何もかもがめんどくさくなって、誰とも会いたくないという状態は、誰かに満たしてもらいたいことがあるのに叶わず、自分の感情が見えなくなっています。

幸せかどうかは、誰かが満たしてくれるかどうかでなくて、自分自身が幸せだと感じることができるかどうかで決まること。

しかし、過去や未来のことに思考が飛んでいたら、今の自分にフォーカスできませんから、今、自分がどう感じているのか、何をしたいのかということがわからないのです。

大事なのは、今の自分を肯定すること。
「今、楽しい」
「今、うれしい」
「今、幸せ」

そんな今を感じることができたら、自分が満たされ、他人からも一緒にいることがうれしいと思われるはずです。

3-5. 相手が許せない

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誰かのことを許せないくらい嫌いで、考えるのもめんどくさいというケースです。
これも、相手に対する願望が裏切られ、これ以上、自分の思いを裏切られることが怖いのです。

自分を悩ませているのは、自分の思考なのです。
ですから、相手のことが許せない自分を、許してやりましょう。
今まで守ってきた基準や価値観を捨てる自分も、許してやるのです。

自分を縛っていた思考から自由になって、今の感情を認められるようになると、相手を嫌う理由がなくなり、相手のことも許せるようになります。

まとめ

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めんどくさいと感じる心理は、無意識に自分の感情を否定していることが原因です。
それでは、生きている喜びや幸せを感じることはできません。

なぜ、「めんどくさい」という感情で自分を守ろうとするのかというと、過去に傷ついた経験があるからです。
傷つくのが怖いために、マイナス思考で正直な感情を殺してしまうのです。

でも、これは本当に自分を守っていることにはなりません。
傷つくことを恐れずに、今の自分を大切にしましょう。
本当に自分を守る方法とは、傷ついた自分に気づいて、いたわってあげることなのです。

【参考資料】
・『仕事も人間関係も「すべて面倒くさい」と思ったとき読む本』 石原加受子 中経出版 2013年
・『「めんどくさい」がなくなる本』 鶴田豊和 フォレスト出版 2015年

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