お金の勉強は何から始めるべき?初心者向けの学習方法を1から解説

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日本人は、先進国の中でも「マネーリテラシー(お金の知識をうまく活用する能力)が低い」と言われています。
そのため、お金の知識どころかお金の話をすることすらタブーだったり、「お金稼ぎは汚い!」といったネガティブなイメージすら持っている人もいます。

お金とは、人生を豊かにするツールの1つです。
包丁が凶器にも調理器具にもなるように、お金も正しい知識を学び賢く使う方法を知ることで、今より望む暮らしに近づくために役立ちます。

この記事では、「お金のことを学びたい!」「でもどうやって勉強したらいいか分からない…」という初心者の方に向けて、お金の勉強に関する基礎・基本を解説していきます。
お金を味方につけるための勉強の仕方を、この記事から学んでいきましょう。

お金の勉強をすべき理由とは?

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まず、なぜお金の勉強が必要なのか、今一度おさらいをしましょう。
お金の勉強をすべき理由は、分かりやすく言うと「損しないため」です。
マネーリテラシーを高めると結果的に得をすることになりますが、根本的にはお金で損しない生活を実現することが、お金の勉強をする本質です。

損しないためにお金を学ぼう

スーパーで物を売り買いしたり会社から給料が支払われたりと、私たちの身近なお金の動きは全体のほんのわずかです。
ここに税金や経済・歴史まで含めると、お金の仕組みは非常に複雑です。
お金の勉強をする意欲を無くしてしまう大きな理由の1つは、「ハードルの高さ」にあります。

このハードルを下げるために、これからマネーリテラシーを高めようと志している方は「損したくない」というパーソナルな目的で勉強を始めてみましょう。
自分の周りの損得であれば、お金の動きを身をもって、能動的に学ぶことができます。

例えば、

・サラリーマンでもできる節税方法
・銀行にお金を入れるよりお得かつほったらかしでできる資産運用
・国や地方自治体が金銭的な負担をしてくれる社会保障制度

などなど、これらの知識を単純に知っている人と知らない人では、1年で数万円もの差が生まれることもあります。
その差は、10年後には100万円単位にまで広がることも。

マネーリテラシーを高めても、収入が増えるとは限りません。
しかし、損しないための知識を蓄えるほど、今の収入に応じた「お金に困らない人生」を築くことができるでしょう。

お金持ちにマネーリテラシーの低い人はいない

世界的な大富豪はもちろん、サラリーマンで貯蓄が1000万円あるような身近なお金持ちに、マネーリテラシーの低い人は1人もいません。
いくら収入が増えても、お金の賢い使い方を学んでいなければ、支出も必ず増えていずれ破産します。

20代で数百万円の貯金をしたり、資産運用で年数万円をコンスタントに稼いだり、収入が低くても豊かな生活を実現できている人は、もれなくマネーリテラシーの高い人ばかりです。
この意味からも、豊かな生活を築くために、お金の勉強は必要不可欠なのです。

お金の勉強を始めるための「3W1H」

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いざ「お金の勉強をしよう」と志しても、

・一体何から始めればいいのか?
・どういう方法で勉強すればいいのか?
・お金について学んで何を達成したいのか?

こうした疑問ばかりで頭がいっぱいになり、スタートラインにすら立てず迷子になってしまう方は数多くいます。

お金の勉強をゼロから始める初心者の方は、次の「3W1H」を事前に考えて、勉強の道のりを明確にしましょう。

【勉強の道のりを明確にする3W1H】
When:いつから勉強を始めるべきか?
What:何からお金の勉強を始めるべきか?
Why:なぜお金の勉強をしたいのか?
How:どのようにお金の勉強をするか?

2−1. When:いつから勉強を始めるべきか?

まずは、お金の勉強を「いつから始めるか?」を考えましょう。

【勉強前に考えたい、When】
・今すぐ始めるべきか?
・仕事や育児が一段落ついたら?
・フリーランスとして独立した頃?

結論からお伝えすると、お金の勉強は早ければ早いほどお得です。
今の生活に直結する節約術や節税方法を学べば、その日から数千〜数万円もの支出を減らすことも可能です。

しかし、お金の勉強は誰の人生にとっても必須とは限りません。
例えば、目の前の仕事や育児で精一杯なのに、さらにお金のことまで学ぼうとすると、かえってストレスが溜まり勉強を敬遠してしまうこともあるでしょう。

「勉強は早いほうがお得」であることは間違いないものの、前向きに勉強できるタイミングを選ぶことも大切です。

子供がお金の勉強を始めるなら小学生からがおすすめ

「子供にお金のことを知ってほしい」と考えている親御さんは、お小遣い制を始めるタイミングと重なる小学生からがおすすめです。
税金のような大人でも難しい内容ではなく、

・毎月いくら貰っていくら使えるかを計算する力
・将来欲しい物のために目の前の欲しい物を我慢する力
・お金を貰うことの大変さと貰った時の嬉しさ

こうした大人でも忘れがちなお金の使い方や考え方は、小学生からでも身につけることができます。
現に、アメリカでは小学生から、イギリスでは中学生から経済や金融の教育を受け、学生のうちから投資を始める子供もいます。
教科書的な知識ではなく「自立して生きるための知識」を、子供の頃から養っているのです。

日本の学校では暗記的な教育しか受けられないため、親が子供のお手本にならなくてはいけません。
親子のマネーリテラシーをそろって高めるためにも、お子さんのいる方は、小学生〜中学生の早い時期からお金の勉強を始めてみましょう。

What:お金の勉強を何から始めるべきか?

どのジャンルのマネーリテラシーを高めたいのかも、勉強前に明確にしましょう。

【勉強前に考えたい、What】
・副業で稼ぐ方法なのか?
・会社員でもできる節税の方法なのか?
・年金や税金・知って得するお金の制度?
・食費や生活費など家計の節約術?

一言で「お金」と言っても、その動きは様々です。
例えば、毎月の固定費を減らしたい主婦が世界経済を勉強しても、単純にお金の知識が増えるだけで、目の前の支出を減らす助けにはなりませんよね。

できるだけ興味があり、すぐに勉強の効果が現れるようなジャンルを選びましょう。

まずは支出について勉強しよう

初心者の方は、まずは「支出を減らす勉強」から始めてみましょう。
毎月の収入を今より1万円増やすことは難しいですが、毎月の支出を今より1万円減らすことは、工夫次第で誰でも可能です。
難易度は違いますが、どちらも「1万円を手に入れる」という価値に変わりはありません。

スマホ代・光熱費・保険代などを見直すだけで、毎月1万円単位の支出を、生活を切り詰めることなく減らすことができます。

身近な支出について学んで知識を活用することは、マネーリテラシーを高める最初のステップとして非常におすすめのジャンルです。

Why:なぜお金の勉強をしたいのか?

「お金について学びたい」と思った目的や目標を明確にすることも、勉強を続けるために大切です。

【勉強前に考えたい、Why】
・お金を貯めて車を買いたい!
・ポイントを貯めてプチ贅沢がしたい!
・不労所得を得て早期リタイアしたい!

お金の勉強は、叶えたい目標を達成するための手段と考えましょう。

勉強の目標を設定しよう

例えば、「1日1時間必ず勉強する」「1週間に1冊本を読み切る」といった勉強自体にルールを作ってしまうと、勉強することそのものが目的になり、勉強することでなりたい理想の自分を見失ってしまいます。

勉強に関する目標は、例えば次のように、シンプルかつ具体的に立てましょう。
ゴールが明確になれば、そのためにどんなジャンルのお金の仕組みを勉強すべきかが分かります。

・月5万円の不労所得を得る⇒どんな副業があるか学ぼう
・1年後の旅費を貯める⇒旅費を確実に積み立てる方法を学ぼう
・老後のために1000万円の資産を作る⇒初心者でもできる資産形成について学ぼう

なりたい自分を明確にするもう1つのメリットは、勉強に対する意欲が生まれることです。
学生の頃は、国語や数学が何に役立つのか分からず嫌々授業を受けていたのが、大人になると自分から進んで勉強したくなりますよね。
その理由は、興味のあるジャンルを自由に学べるため「将来に役立つ」という確信を持てるからです。

勉強に対するモチベーションを維持するためにも、マネーリテラシーを高めた自身の将来像を持ち続けましょう。

How:どのようにお金の勉強をしたいか?

どんな方法でお金を学ぶかも、勉強を楽しく続けられる要素の1つです。

【勉強前に考えたい、How】
・初心者でも分かる簡単な本から勉強を始めたい!
・投資に挑戦するために少し専門的な金融雑誌を読みたい!
・お金を学ぶついでにファイナンシャルプランナーの資格も取ってみたい!

媒体や専門度・ジャンルは、人それぞれ異なります。
まずは、ご自身に合いそうないろんな学び方を試してみましょう。

初心者へのおすすめは書籍

お金の勉強を始めるのに最も手軽な方法が、書籍を読むことです。

【書籍から学ぶメリット】
・自分1人でできる
・安い(1冊1,000円前後)
・スキマ時間があれば勉強できる
・節約、節税、副業、投資など各ジャンルが網羅されている
・漫画で解説した初心者向けのものも多い
・情報の信頼性が確保されている

無料で学べるサイトやアプリ・SNSもありますが、資格を持たず趣味で情報発信している人から学ぼうとすると、情報発信者の偏った知識を身につけてしまうこともあります。

お金について学ぶ最初の一歩を踏み出すきっかけとして、書籍は最もハードルの低い勉強方法です。

個人事業主や投資を考えている人はセミナー、情報商材

節税が生活に直結する個人事業主や、元本が減るリスクのある投資などを考えている人は、セミナーや情報商材で短期間に必要な情報を一気に仕入れる方法もおすすめです。
「ほったらかして月30万円稼ぐ!」「1日1時間で不労所得!」といった怪しさ(情報の信憑性)を見極める必要があり、初心者にはリスクが高いため注意が必要です。

最近は「note」などの個人の有料記事販売や、スキルを売り買いしたり専門家に手軽に質問できるサイトも数多くあり、工夫次第で必要な情報だけをお得に学ぶことも可能です。

お金をかけるほど良い学びができるとは限りませんが、お金を払わないと学べない情報があることもまた事実です。
マネーリテラシーをさらに高めたい方は、知識に投資して濃密な学びを得ることも検討してみましょう。

初心者におすすめのお金を学べる本2選

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お金の勉強をゼロから始める方は、始めやすさや初期費用の低さ・情報の信頼性などから「書籍がおすすめ」と先ほど解説しました。

それでは、数あるお金の本の中で、最初に読むべき1冊は一体どれなのか?
ジャンルを問わず「とりあえずお金のことを知りたい!」という時におすすめの本を、2冊厳選してご紹介します。

誰も教えてくれないお金の話

『誰も教えてくれないお金の話』は、「仕事も節約もしてるのに、なぜかお金が貯まらない!」と悩んでいた漫画家さんが、自身のお金の悩みを1つずつ解決していく様子を描いたコミックエッセイです。

誰もが悩む家計のこと・貯蓄のこと・年金・保険・ローンなど、日常生活の些細なお金の問題を読者と同じ目線で解決してくれるため、お金の仕組みや節約術を自分のことのように学ぶことができます。
日本ファイナンシャルアカデミー代表の泉正人氏の監修により、正しい知識を分かりやすく吸収できる、初心者さん必読の1冊です。

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

まさにタイトルの通り、自称「お金のド素人」が、経済評論家からお金に関する基本中の基本を学んでいく、こちらも最初の一冊におすすめの教科書的な書籍です。

「定期預金よりマシな方法はないの?」
「老後はいくらあれば安心?」
「家は買ったほうがいい?それとも賃貸?」
「保険は入るべき?」

こうしたざっくりとした疑問について論理的かつ分かりやすく回答してくれています。
お金に関する幅広い知識をかいつまんで吸収したい方におすすめです。

初心者におすすめのお金を学べるアプリ2選

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スマホの発達に伴って、最近ではお金の勉強をアプリでもできる時代になっています。
スマホやタブレット学習のメリットは、いわゆる紙とペンを使った「勉強」のハードルを下げて、ゲーム感覚で手軽に学べること。

書籍と同じように時間や場所を選ばず勉強できるほか、無料のアプリを活用すればお金をまったくかけずに学習することも可能です。

お金について学べるスマホアプリについても、2つ厳選してご紹介します。

マネーフォワード ME

『マネーフォワード ME』は、スマホでお金の収支を管理できる家計簿アプリです。
お金の仕組みを知識として学ぶアプリではなく、お金の流れを見える化して出費や収入に対する意識を高めるために活用します。

・自分は毎月いくらお金を使っているのか?
・食費、光熱費、交際費などジャンルごとの出費はいくらか?
・毎月いくら貯金できているか?

といったお金の流れをはっきりと見られるため、改善点を確実に把握できます。
銀行口座やクレジットカードを登録することで、家計簿をカテゴリーに分けて自動でつけてくれるため、入力の手間もかかりません。

現在家計簿をつけていない方は、まずはご自身の身の回りのお金の流れを把握するため、マネーフォワードMEを活用してみましょう。

NewsPicks

様々なニュースアプリがあるなか、「ニューズピックス」は経済に特化したアプリです。
ニューズピックスは、「経済」と聞くだけで難易度を高く感じてしまう方も情報収集を楽しめるように、初心者向けの解説や専門家のコメントが充実しています。

有料コンテンツもありますが、無料で読める情報だけでもかなり奥が深く、むしろ無料で読める一般的な内容こそマネー初心者に適しています。

日本や世界の経済の動向を学びたい方は、ニューズピックスで手軽に信頼できる情報を仕入れましょう。

初心者におすすめのお金を学べるサイト2選

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お金について学べるサイトは個人運営のものも多く、情報が偏っていたり更新されておらず古いものも少なくありません。
いろんなサイトやブログが乱立しているなか、初心者向けの内容を正しく学べるサイトは、次の2つです。

【お金の勉強に適したサイト2つ】
①リベラルアーツ大学
②税の学習コーナー(国税庁ホームページ)

リベラルアーツ大学

『リベラルアーツ大学』は、副業・投資・貯金・節約・ローン・NISA・格安SIMなどなど、お金に関する身近で役立つ情報を幅広く学べる、初心者のマネーリテラシー向上に最適なサイトです。

学びになる知識はもちろん、

・お金と幸福の関係
・社会人1年目で押さえるべきお金の話
・お金のレベルを測るマネークイズ

といったコラムも充実していて、興味のある話題を楽しみながらチェックすることができます。
また、YouTubeに動画も多数公開されているため、電車内や寝る前などに動画を1本視聴するだけでもマネーリテラシーを効率よく高めることができます。

【リベラルアーツ大学】
https://liberaluni.com/
【リベラルアーツ大学(YouTube)】
https://www.youtube.com/channel/UC67Wr_9pA4I0glIxDt_Cpyw/featured

税の学習コーナー

『税の学習コーナー』は、国税庁のホームページに掲載されている、税金について学べる小中学生向けの無料ツールです。
国が運営するサイトのため信頼性が高く、税に関する答えはここですべて見つけることができます。

分かりやすい言葉や表現で税金に関する基本を説明してくれているため、大人が勉強になることもたくさんあります。
子供と一緒にお金について学びたい方は、税の学習コーナーも有効活用してみましょう。

【税の学習コーナー】
https://www.nta.go.jp/taxes/kids/index.htm

まとめ

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誰もがいろんな情報を発信できる現代では、確かな情報を取捨選択する力も重要です。
特にマネーリテラシーの低い日本では悪徳な情報も蔓延していて、騙されてしまう人も跡を絶ちません。

お金の勉強をする本質的な目的は、「損しないため」です。
ローリスク・ハイリターンでお金について楽しく学び、お金を賢く使えるスキルを身につけましょう。

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