もう後悔しない!人間関係リセット症候群のメリット・デメリット

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SNSでいつでも誰とでも連絡がとれたり近況を知れる現代において、人間関係は良くも悪くも「密」の状態です。
そんな環境において、特に人間関係のトラブルはスマホの発達以降、急速に増加しています。
人間関係に悩んだ結果、「誰とも関わりたくない」「つながりを全部断ち切りたい」と考えている方は、もしかすると“人間関係リセット症候群”に陥っているかもしれません。
他人との距離感がとても近い昨今、人間関係リセット症候群は誰でも起こり得る現象です。

今回は、そんな現代病とも言える人間関係リセット症候群について、症状や特徴・リセットしたくなった時の対処法などを解説します。
今人間関係に悩んでいる方、リセットしようかと悩んでいる方は、この記事から特徴や対処法・健全な人間関係を築く方法を学びましょう。

目次
1. 人間関係リセット症候群とは?
1-1. 症状1|人間関係を突然リセットする・したくなる
1-2. 症状2|すべての人間関係をリセットしたくなる
1-3. 症状3|人間関係のリセット後に後悔する
2. 人間関係リセット症候群に陥りやすい人の特徴3選
2-1. 特徴1|一人の時間が好き
2-2. 特徴2|完璧主義
2-3. 特徴3|マイナス思考
3. 人間関係リセット症候群は病気なのか?
3-1. 治療ではなく心理カウンセリングが望ましい
4. 人間関係をリセットするメリット2選
4-1. メリット1|ストレスが減る
4-2. メリット2|大切な人と関わる時間が増える
5. 人間関係をリセットするデメリット2選
5-1. デメリット1|他人との信頼を築きにくくなる
5-2. デメリット2|いざという時の助けを失う
6. 後悔しない人間関係のリセット方法2選
7. 人間関係をリセットされたら?
まとめ

1. 人間関係リセット症候群とは?

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人間関係リセット症候群とは、一言で表すと、今繋がりのある人間関係をすべて無かったことに(リセット)したくなったり、実際にリセットしてしまう現象のことです。
TwitterやInstagram・Facebookが当たり前の時代になり、家族や友達の状況・近況をいつでも知れたり、共通の趣味を持つ他人とも簡単に繋がれるようになりました。
こうしたメリットは、裏を返すと、指先一つで苦手な人をブロックしたり連絡先を消すなど、人との繋がりも縁も簡単に断ち切れるとも言い換えられます。
SNSでのアンフォローやブロックに慣れてしまうと、SNS以外の人間関係をも簡単にリセットする癖が付いてしまうのです。

このように、人間関係のリセット癖が付いた状態やリセットしてしまう現象を、「人間関係リセット症候群」といいます。
次は、この症候群の主な症状を見ていきましょう。

1-1. 症状1|人間関係を突然リセットする・したくなる

人間関係リセット症候群の症状として、他人との繋がりを突然にリセットするという特徴があります。
悩みに悩んだ末に相手との距離を離したりブロックをするのではなく、その人との間に何かトラブルがあった時、人間関係を衝動的にリセットしたくなるのです。

1-2. 症状2|すべての人間関係をリセットしたくなる

特定の相手とのトラブルが起こった時、その人との関係だけを断つのではなく、自分が繋がっているすべての人間関係をリセットしたくなることもあります。
まるでこれまでの自分のSNSアカウントを削除して新しいアカウントを作り心機一転するかのように、人間関係で何かトラブルがあると、誰かと繋がっているという状態自体に嫌気が差し、ゼロからやり直したくなる衝動に駆られるのです。

1-3. 症状3|人間関係のリセット後に後悔する

人間関係を整理した後に、再び健全な人間関係を築いたり、前向きな気持ちになれれば問題はありません。
しかし、人間関係リセット症候群によって衝動的に関係を断ち切ってしまった場合、そのほとんどは後悔が残ります。

人間関係を断捨離するように要・不要の整理がつけば、むしろ「大切な人との時間が増えた」「不要な付き合いが減って生活が楽になった」というメリットを感じられるでしょう。
しかし、人間関係リセット症候群は衝動的に関係を断ってしまうため、メリットよりデメリットばかりを感じてしまうのです。

2. 人間関係リセット症候群に陥りやすい人の特徴3選

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人間関係リセット症候群になりやすい人には、いくつかの特徴や共通点があります。
その中から、主な特徴を3つご紹介します。
自身がこの特徴に当てはまっているかどうか、以下からチェックしてみましょう。

2-1. 特徴1|一人の時間が好き

「一人の時間が欲しい」「一人でいるのが落ち着く」という特徴は、人間関係リセット症候群に陥りやすい人に多く共通しています。
また人間関係の構築は、広く浅くより狭く深い関係を好む傾向もあります。

一人や少数の関係を好む人は、他人とのトラブルがあった時、修復ではなく「断絶」を選びがちです。
新しい人との関わりを無くしたことで後悔しなければ問題ありませんが、関係の断絶によって悩んでしまう場合は、人間関係リセット症候群を解消したり、後悔しない人間関係の整理方法を身につけることが大切です。

2-2. 特徴2|完璧主義

人間関係をリセットしやすい人の特徴として、「完璧主義」も挙げられます。
完璧主義な性格は、仕事や私生活だけでなく、その人の人間関係にも影響を及ぼします。

完璧主義な性格の人は、他人を0か100かで評価したり、減点方式で見る傾向にあります。
そのため良いところより悪いところに目が行きやすく、マイナスの部分に妥協ができず、「関係を断ち切る」という選択をしてしまうのです。

完璧な人間はいないと頭では分かっていても、どうしても納得できずにリセットしてしまい、後になって後悔してしまうことも少なくありません。

2-3. 特徴3|マイナス思考

マイナス思考の人は、自己肯定感や自尊心が低く、他人の些細な言動に悩んだり深く考え込んでしまうことがあります。
その悩みを煩わしく感じて、「リセットすればいい」と衝動的に縁を切ってしまうのです。

また、マイナス思考はストレスを溜めやすく、そのストレスが許容範囲を超えてしまうと、衝動的にすべての人間関係をリセットしてしまうこともあります。
そしてリセットしたことを後悔し、「またやってしまった…」とさらにマイナス思考が働く悪循環にも陥ってしまうのです。

3. 人間関係リセット症候群は病気なのか?

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“症候群”と名が付いているため「精神的な病気じゃないの…?」と心配になるかと思いますが、結論からはっきりとお伝えすると、人間関係リセット症候群は病気ではありません。

病気とは、「それを治療しないと仕事や生活に支障が生じるもの」「心身の機能が低下していて治療で元に戻す必要があるもの」が当てはまります。
人間関係リセット症候群は、確かに支障が生じるケースもありますが、アルコール依存症のようにそれ無しでは生きていけなかったり、目に見えて健康を害するようなものではありません。

人間関係リセット症候群とは、うつ病や発達障害のような精神病ではなく、SNSの発達とともに急増した現代病と考えられています。
SNSに慣れたことで人間関係をリセットする人が急増し、その行動や症状に分かりやすい名称を付けた造語とも言えます。

ですから、先ほど解説した症状や特徴に当てはまっていても「病気かもしれない」と心配する必要はありません。

3-1. 治療ではなく心理カウンセリングが望ましい

先述したうつ病やアルコール依存症は、服薬や入院による生活管理で治療を行います。
しかし人間関係リセット症候群は、病気ではないため治療はできませんし、そもそも治療が必要なものではありません。

しかし、つい衝動的なリセットを行ってしまい、そのことで精神的なストレスを抱えることもあるでしょう。
どうしても「つらい」と感じた時は、精神科医や心理カウンセラー・臨床心理士などに気軽に相談できる心療内科を受診してみましょう。
また、病院に抵抗がある方は、信頼できる友人・知人・家族に打ち明けることも効果的です。
悩みを一人で抱え込むより、他人と悩みを共有したりアドバイスを聞くほうが建設的です。

また、そもそも人間関係のリセットは悪いことばかりではありません。
人間関係を客観的に整理できる人は、自分にとって大切な人とそうでない人を理解し区別できる「コミュニケーション上手」でもあります。

次の項目では、人間関係をリセットするメリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。

4. 人間関係をリセットするメリット3選

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「人間関係のリセット」と聞くと悪いイメージが先行しますが、時にリセットが自分にとって最適な手段という場合もあります。
人間関係をリセットすることによるメリットを、以下に3つご紹介します。

4-1. メリット1|ストレスが減る

著書『嫌われる勇気』で有名な心理学者・アドラーは、「すべての悩みは対人関係から生じる」と断言しています。
どんな悩みも、突き詰めると他人が関係していて、対人関係の悩みが解消されれば人生に悩まなくなると述べています。

例えば「お金が足りない」という悩みも、突き詰めるとお金のかかる付き合いが多かったり、職場や友人関係のストレスによる浪費が原因かもしれません。
また、人間関係のトラブルやストレスが一切なければ、人生が前向きになりお金の悩み自体が消えることもあるでしょう。
「卵が先か鶏が先か」の理論ですが、アドラー心理学では、ストレスのすべての根源は人間関係です。
そして、自分にとって悪影響だと思う人との繋がりをリセットできれば、当然ストレスは減り、人生を前向きに歩むきっかけになるでしょう。

4-2. メリット2|大切な人と関わる時間が増える

2つ目のメリットは、大切な人と関わる時間が増えることです。

これまでの広く浅く薄い繋がりを断ったり、渋々付き合っていた関係だけを断つことができれば、自然と自分が大切にしたい人・信頼している人・共感や成長をし合える人だけが残ります。
そうした人たちとより密な関係を築くほうが、自分にとっても楽しい時間を過ごせたり、自分を今以上に高めることができたりと、以前の人間関係より大きなメリットを得られることもあります。

5. 人間関係をリセットするデメリット2選

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人間関係のリセットは、良いことばかりではありません。
メリットとは、人間関係を理性的に整理できた場合のみ得られます。
ついカッとなって行ったリセットにメリットはなく、後々必ず後悔したり悩んでしまいます。
人間関係をリセットすることのデメリットは、以下の2つです。

5-1. デメリット1|他人との信頼を築きにくくなる

人間関係をリセットする癖が付いてしまうと、「何かあったらリセットすればいい」という思考が働き、相手と信頼関係を築いたり嫌な部分を受け入れる力が養われなくなります。
そして、リセットする状態が普通になることで、他人を信頼しにくくなり、かえって深い関係性を築きにくくもなるのです。

またリセットに慣れてしまった場合、初対面の人と知り合った時「仲良くなろう」とするより「いずれ別れるだろう」という考えが先行して、他人とのコミュニケーションが雑になることもあります。

何度も言うように、一時的な整理であれば問題ありませんが、“症候群”と言われるほど癖になっている場合は注意が必要です。

5-2. デメリット2|いざという時の助けを失う

他人との関わりを問答無用に断ち切ってしまうため、他人を頼ったり連絡する手段がなくなり、いざという時の助けを失う恐れもあります。

衝動的にすべての人間関係をリセットするということは、これまで築いてきた信頼もすべて無くすということです。
自分にとっては一瞬の何気ない出来事でも、自分を信頼していた相手は「裏切られた」「結局それだけの関係だったのか」と感じることでしょう。
このことを、よく頭に留めておきましょう。

6. 後悔しない人間関係のリセット方法2選

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人間関係には、良いリセットと悪いリセットがあります。
以下では、関係を断ち切った後に後悔しない「良いリセット」を解説していきます。

6-1. リセットすべき関係かどうか一旦考える

人間関係をリセットしたくなる時は、そのほとんどがトラブルが起こった直後です。
つまり、頭に血が上り、気持ちが高ぶり、衝動的な行動を取りやすい状態です。
この時に思わず相手との関係をリセットしてしまう現象が、まさに人間関係リセット症候群の顕著な特徴であり、絶対にリセットしてはいけない最悪のタイミングです。

どれだけリセットしたくなった時でも、まずは一旦落ち着いて考える時間を作りましょう。
「そのリセットは本当に必要なのか?」と、冷静に自問してみてください。

その結果、リセットが最適解だと判断した時は、素直に縁を切りましょう。
感情的にならないことが、人間関係を上手にリセットする一番のコツです。

6-2. 熟考した上でのリセットは「悪くない」と理解する

冷静に考えて自分の意思で行ったリセットは、決して悪いことではありません。
むしろ「悪いことだ」と思い続けて、それがストレスになるほうが問題です。

リセットした後は、その相手のことは一切考えず、今繋がっている人との時間を大切にしましょう。
人間関係のリセットを「悪くない」と理解できれば、今後の人生をより楽しく生きることができます。

7. 人間関係をリセットされたら?

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人間関係をリセットしたくなる人は、自分だけではありません。
現代にはたくさんの人が、職場・SNS・友人知人との関係を断ち切れたら…と思いながら生きています。
そして時に、繋がりをリセットすることで悩みを解消しようとすることもあるでしょう。

断ち切られてしまった関係は、こちらからの連絡手段がない限り原因を知ることはできませんし、修復のしようもありません。
自分ではどうしようもないことに悩んでいても、その悩みは進展も解決もしません。

相手から関係をリセットされてしまった時は、

・原因をしっかり追求し関係修復に努める
・開き直って一切気にしない

以上のどちらかがおすすめです。
どちらの対処法を選ぶかは、「相手との関係を修復したいかどうか?」で判断しましょう。

もし今後も仲良くしたい相手であれば、共通の知人に連絡を取ってもらうなどで原因を知ることで、関係を修復できる可能性があります。
その相手も、つい衝動的にリセットしてしまっただけで、実は後悔しているかもしれません。
自分にとって大切な人であれば、関係の修復に努め、修復できない場合でも自分が納得できるように原因を明らかにしておきましょう。

この反対に、「今後も仲良くしたい」と思えない相手であれば、リセットされたことを一切気にしないという開き直りも重要です。
リセットされた時の一番良くない行動は、自分から原因を知ろうとせず、かといって受け入れられずに悶々と悩み続けてしまう、いわゆる中途半端でいることです。
中途半端な状態で悩み続けないために、自分から関係を修復すべきかどうかを考えましょう。

まとめ

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人間関係のリセットは悪いことばかりではありませんが、“症候群”と言われる衝動的なリセットは避けるべきです。
しかし、本当に必要な時に行うリセットは、自分の人間関係を健全に保ってくれます。

自分と相手の幸せやメリットを考えて、建設的なリセットを心がけましょう。

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