チームワークが劇的に上がる!チームビルディングの効果的な研修方法を解説

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「初めてリーダーを任されたが、部下を上手く指導できるか心配…」
「コミュニケーションが足りなくて、社員の状況をきちんと把握できていない…」

このように感じている企業やチームは、成果が出ていても、チームとして働く組織力や、社員1人1人の潜在能力さえも最大限に発揮できていない可能性があります。

その解決策として有効とされるのが「チームビルディング」という取り組みです。
チームビルディングは、同じ職場やチーム内で協力することの意義や重要性を身につけたり、互いのコミュニケーションを円滑にしたり、個々の主体性を高めて組織全体の生産性を上げるなどの効果をもたらしてくれます!

この記事では、チームで働く全員に様々なメリットのある「チームビルディング」について、これから取り入れようと考えている方に向けて基礎的な情報から実践的な内容を解説していきます。

目次

1. チームビルディングとは?
2. チームビルディングの研修方法と期間3パターン
2-1. 室内での簡単なワークショップやゲーム研修
2-2. 屋外でのチームビルディング研修
2-3. 合宿によるチームビルディング研修
3. チームビルディングにおすすめのゲーム3選
3-1. ペーパータワー
3-2. バースデーライン
3-3. NASAゲーム
4. チームビルディングにおすすめのディスカッション3選
4-1. 問題解決型ディスカッションとその事例
4-2. 選択型ディスカッションとその事例
4-3. 自由討論型ディスカッションとその事例
5. チームビルディングにおすすめの本3選
5-1.  斉藤秀樹の最強組織を創るチームビルディング術課長塾
5-2. Team Geek
(ブライアン・W・フィッツパトリック)
5-3. ピクサー流創造するちから
まとめ

1. チームビルディングとは?

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チームビルディングとは、簡潔に言うと「組織内のチームワークを強化する方法」です。
どんな仕事でも、社員それぞれのスキルが高いことは大切ですが、いくら個々の能力が高くても、1人でこなせる仕事量には限界があります。
会社に所属し、同じ目的に向かって一緒に業務をこなす他の仲間がいる以上、チームとして協力し合うほうが生産性や効率が高まることは言うまでもありません。

組織を1つのチームと考えて、社員1人1人のコミュニケーション能力や協調性・主体性の向上を図り、チームワークを高めて生産性を上げようとする取り組みが「チームビルディング」なのです。

2. チームビルディングの研修方法と期間3パターン

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チームビルディングには3パターンの研修方法があり、研修内容や期間は目的に応じて様々です。
ただ闇雲に共同作業を行えば良いのではなく、社員のモチベーション・互いの親密度・得手不得手などによって、最も効果的やり方を検討する必要があります。

実際のチームビルディング研修で行われる内容は、具体的にどのようなものなのか?
主に3つの期間に分けて、それぞれの具体的な内容をご紹介します。
自身はどの期間や内容の研修を行うべきか、イメージしながら読み進めてみましょう。

2-1. 室内での簡単なワークショップやゲーム研修

【必要時間:数十分~数時間】

最も簡単なチームビルディングが、数十分から行える室内での研修です。
チームワークが求められるゲームやレクリエーション・様々な共同作業を行うことで、協調性やコミュニケーション能力を磨くことができます。
例えば、

・レゴブロックやDIYなど、チームで1つの物を作り上げる
・班に分かれて、パズルやドミノを完成させる早さを競う
・与えられた食材を使って、1つのレシピを完成させる

といった遊び感覚で楽しめる内容でも、「役割をこなす力」「イライラせず目的を達成する力」「新しいアイデアの閃きとそれを創造する力」など、仕事に直結するスキルが磨かれるのです。

数時間のワークショップやゲーム形式での研修は、「週一回の息抜きとして行う」「新しいプロジェクト前のモチベーションUPのために行う」など、手軽に行える点がメリットです。
初回のチームビルディングは、この形式の研修がおすすめです。

2-2. 屋外でのチームビルディング研修

【必要時間:半日~1日】

屋外での研修は、室内研修より準備や実施に手間がかかりますが、体を動かしたり屋外ならではのメニューを組み立てられたりと、屋内研修以上にチームの協調性を高められたり、精神的なリフレッシュやモチベーションの向上も期待できます!

また屋外研修の内容は、屋内より遊び(レクリエーション)の趣向が強いことも特徴です。
例えば「宝探し」「サバゲー」「アスレチック」「スポーツ」など、研修であることを忘れ夢中になって楽しめるメニューもたくさんあり、屋内より“研修らしさ”が薄れるメリットもあります。

また、社内では見られない同僚や先輩・後輩の新たな一面が垣間見れる機会も多く、お互いのコミュニケーションをより深める効果もあります。

「チームが新しく組まれたばかりで互いに緊張感がある」「社員同士の中を深めたい」という時に、屋外でのチームビルディング研修を取り入れてみましょう。

2-3. 合宿によるチームビルディング研修

【数日間】

時間と予算を確保できる場合は、合宿形式でのチームビルディング研修もおすすめです。
数日間の研修期間を設けることで、1日ごとに目標を決めて段階的に研修を行えたり、寝食を共にすることで絆が深まったりと、社員同士の親密度を一層高めることが期待できます。

合宿による研修を行う場合、手法が確立されていない間は自社で企画するより、チームビルディング研修を準備・実施してくれる専門のコンサルティングサービスを利用しましょう。
「キャンプ」「アスレチック」「バーベキュー」といったアクティブなレジャーのほか、チームディスカッションや勉強会などが組まれているメニューもあり、目的に応じた研修内容を選ぶことができます。

「チームの結束力を短期間で強固にしたい」など、より確実に生産力やチームワークを向上させたい時は、合宿による研修を検討してみましょう。

さて、ここまでチームビルディングの研修方法を3パターンご紹介しました。
ここからは、「いきなりの屋外研修や合宿はハードルが高い…」という方に向けて、屋内でできる短時間の「ゲーム」「ディスカッション」によるチームビルディングを解説していきます。

まずは、簡単かつ効果的な「3つのゲーム」と「3つのディスカッション」について学び、社内で実施できそうなものを1つ実施してみましょう。

3. チームビルディングにおすすめのゲーム3選

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慣れないうちでも簡単かつ効果的に行えるゲーム形式のチームビルディングは、以下の3つがおすすめです。

・紙を使ってより高いタワーを作る「ペーパータワー」
・身振り手振りだけで誕生日順に並ぶ「バースデーライン」
・限られた物資を使って月からの脱出を目指す「NASAゲーム」

どれも楽しみながら取り組めるだけでなく、論理的思考や冷静な判断力・チームワークなどを磨くことができます。
以下、それぞれのゲーム内容などをご紹介します!

3-1. ペーパータワー

新聞紙や印刷紙などの紙を使って、より高いタワーを作ることを目指すゲームです。
「チームに分かれて高さを競う」「前回より高いタワーを組み立てる」「制限時間を設ける」「紙の材質を変える」など、独自のルールを設定することで様々な遊び方を実践できます。

【ペーパータワーのルール】
1:チームごとに決められた枚数の紙を用意する
2:チーム内で作戦を考える
3:5分~10分など、制限時間内に紙を使ってできるだけ高いタワーを作る
4:タワーの組み立て完了後に高さを測り、優勝チームを発表する

以上の通り、ルール自体は非常にシンプルですが、チームビルディングを目的とすると奥が深くなります。
ペーパータワーのメリットは、「協調性を高められる」「冷静さや粘り強さが磨かれる」「役割を分担する力が身につく」「発想力が育つ」などなど、実に様々です。
また、ペーパータワーを繰り返し行いPDCAサイクルを回すことで、問題解決能力も自然と身につきます!

3-2. バースデーライン

「制限時間内に誕生日順に並ぶ」という、こちらもルール自体は非常にシンプルなゲームです。
ただしバースデーラインのゲーム中は、会話も筆談も一切できず、身振り手振りなどの非言語的コミュニケーションしか行うことができません。

【バースデーラインのルール】
1:チームに分かれ、1月1日を先頭に制限時間内に誕生日の早い順に並ぶ
2:相手に情報を伝える手段は身振り手振りのみ(会話や筆談は不可)
3:制限時間終了後、先頭から順番に自分の誕生日を発表し、より正確に並べたチームが優勝

バースデーラインは、「言葉ではっきりと伝えることの大切さ」「勘違いや情報共有のミスを起こさないためのコミュニケーション能力」「相手が自分の情報を理解したかを確認することの重要性」など、仕事において最も大切なコミュニケーション術を、ゲーム形式で磨くことができます。

このゲームのデメリットは、一度行ったら相手の誕生日が分かってしまい、次からはゲームが成立しなくなること。
チームビルディングの最初のステップとして、気軽に実践してみましょう。

3-3. NASAゲーム

「宇宙船が故障し、300km離れた距離にある母船に戻る必要がある」という危機的な状況で始まり、生き残るために手持ちのアイテムに優先順位を付ける、というシミュレーションとディスカッションを組み合わせたゲームです。

【NASAゲームのルール】
1:状況やアイテムなどのルールを説明する
2:チームに分かれてディスカッションする(10~20分程度)
3:チームごとに優先順位とその理由を発表する
4.NASAの模範解答を発表し、最も模範解答に近いチームが優勝

【ゲームの背景】
チームメンバー全員が乗った宇宙船が故障・大破し、月に不時着した。これから300km離れた母船まで帰還しなければならない。チームの任務は、船内に僅かに残された10個のアイテムに「クルー全員が母船に到着するために最も必要なもの」から優先順位を付けること。

【10個のアイテム】
マッチ箱、濃縮された食べ物、20リットルの水、50kgの酸素タンク、パラシュート、太陽熱を利用した携帯型暖房機、星座表、照明弾、救急箱、太陽光を利用したFM受信送信機。

非日常的な状況のため、シミュレーションゲームをプレイしている感覚で、夢中になってディスカッションを楽しむことができます。
そしてゲームをクリアするためには、他のゲームと同様に協調性や論理的思考が求められ、1つの目標を達成するまでのプロセスを体験できます。

こちらも一度実施したら二度目は行えませんが、気分転換に最適で、世界中の企業や組織で実施されているためおすすめです!

次は、チームビルディングに最適な「ディスカッション」の解説に移ります。

4. チームビルディングにおすすめのディスカッション3選

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チームビルディングを目的としたディスカッションは、適当に事例を決めるのではなく、ディスカッションの型と効果について知っておくことが大切です。
以下、チームビルディングに向くディスカッションを3種類ご紹介します。
こちらも、ゲームと同じく気軽に実践してみましょう!

4-1. 問題解決型ディスカッションとその事例

問題解決型ディスカッションとは、その名の通り、お題の解決方法を導き出すためにチームで話し合う型のことです。
問題の把握能力・アイデアの発想力・論理的な解決策を伝える力など、チームが協力して業務を達成するために必要な能力を磨くことができます。

【問題解決型ディスカッションの具体的な事例】
・日本の少子高齢化を食い止めるにはどうすれば良いか?
・ワークライフバランスを整えるにはどんな対策が有効か?
・早起きを習慣化する方法は?

問題解決型ディスカッションのお題は、身近なものから世界規模のものまで、活発なディスカッションができるならどんなものでも構いません。

4-2. 選択型ディスカッションとその事例

選択型ディスカッションの特徴は、例えば「無人島に持っていくなら次のうちどれ?」といったように、お題そのものに選択肢があることです。
こちらのディスカッションも、他と同じく正解を導き出すのではなく「自分の意見を論理的に説明できるか」が重要です。

【選択型ディスカッションの具体的な事例】
・今から習い事を始めるなら「英会話」「ピアノ」「プログラミング」のうちどれか?
・家族とレジャーを楽しむなら「海」「川」「山」どこに行く?
・次に売り出す商品は「A」「B」「C」のうちどれか?

以上の事例から分かる通り、選択型ディスカッションはメンバーによって意見が明確に分かれます。
そのため、相手の意見に耳を傾ける力や、自分の意見をしっかりと言える力などが身につきます。
また、お題によってはお互いの好みも把握できるため、仲が深まるというメリットもあります。

4-3. 自由討論型ディスカッションとその事例

自由討論型ディスカッションは、まさしくチーム内で自由に話し合ってもらう方法です。

【具体的な事例】
・働くことにはどのような価値があるか
・幸せの定義とは何か
・生きるとはどういうことか
・10年後日本はどのような国になっているか
・仕事ができる人とはどのような人か

お題はどれも抽象的なため、他のディスカッションと比べて難易度が高くなりますが、最も活発な議論を巻き起こせる可能性もあります。
自分の意見を臆せず主張する積極性、相手の意見を聞く謙虚さ・冷静な思考力、意見をまとめたりディスカッションを活発化させるリーダー役・聞き役などの役割の明確化など、1回のディスカッションで様々な効果が期待できます。
既にチームビルディングが上手く機能している組織が、さらなるスキルアップを目指す場合にもおすすめです!

5. チームビルディングにおすすめの本3選

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チームビルディングの具体的な方法は、上で紹介した研修・ゲーム・ディスカッションを参考に実践すれば間違いはありません。
しかし、チームビルディングの基礎や仕組み・実施する際の注意点などは、チームビルディングに精通する先人に学ぶのが最も効果的です。

そこでここからは、チームビルディングの正しい知識や効果を学べるおすすめの本を3冊ご紹介します。

5-1.  斉藤秀樹の最強組織を創るチームビルディング術課長塾

((日経BPムック 課長の実学シリーズ)斉藤秀樹)

チームビルディングコンサルティングの専門家である斉藤秀樹さんによる、準備から実践までの一連が分かりやすくまとめられた一冊です。

「チームビルディングの必要性」「リーダーに求められる条件」などの準備を学んだ上で、それらを自分の組織にどう活かすかが実践的に記されており、チームビルディングの初心者にもおすすめです。

5-2. Team Geek

(ブライアン・W・フィッツパトリック)

Googleでエンジニアとして勤めていたブライアン・W・フィッツパトリックさんによる、タイトルの通り「チームの作り方」を詳細に記した一冊です。
世界一の企業で行われているチームビルディングの理論から手法に至るまでが、自らの体験をもとに分かりやすく解説されています。

知識やメソッドの説明など、ともすると教科書的になりがちな多くのビジネス書とは違い、この本はブライアン・W・フィッツパトリックさんの「エッセイ」のように書かれているところがポイントです。
ビジネス書に抵抗のある方は、気軽に読めてチームビルディングの知識も身につく『Team Geek』がおすすめです!

5-3. ピクサー流創造するちから

(エドウィン・キャットマル)

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、及びピクサー・アニメーション・スタジオの現社長であるエドウィン・キャットマルさんによる、「チーム全体で価値を創造する方法とその大切さ」が書かれた一冊です。

「個人ではなくチームとしてのクリエイティビティが独創的なアイデアを生み出す」というエドウィン・キャットマルさんの信念を基にした、ディズニー・ピクサー流のチームビルディングを学ぶことができます。
世界中の人々を虜にし続ける作品を生み出している企業だからこその説得力があり、自分や他の社員のモチベーションが下がっている時におすすめの1冊です。

まとめ

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会社という複数人の組織に所属している以上、個々の能力の高さだけでなく、チームとして働く能力も欠かせません。
チームビルディングを学び実践することで、組織全体の業務遂行能力や生産性・モチベーションを上げられるだけでなく、その効果が社員1人1人にも波及し、個人のパフォーマンスを100%発揮することにも繋がります。

今回紹介したゲームやディスカッション・本の中から、参考になりそうなものを1つ選び、まずは実践をしてみましょう!

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