人生やり直しのヒントがある5冊の本-自己啓発からアニメまで

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人生のやり直しは、何歳まで可能なのでしょう?

30代や40代で人生をやり直したいと考えて、新たな仕事をはじめるというのは、今や普通のこと。
だったら、50代ではどうでしょう。

50代で将来のことを考えて新たな人生を歩みだす人は珍しくありませんし、60代70代で第2の人生をはじめるという人もたくさんいます。

そう考えてみると、人生のやり直しに年齢は関係ないということがわかりますよね。
やり直しがきかない年齢はないのです。

ですから誰でも、「やり直そう」と思ったその日から、自分を変えることは可能です。
誰かと同じ人生など存在せず、みな自分の人生を生きるのですから、やり直し方も人それぞれ。
誰もが、人生をやり直すために自分はどうすべきか、どの道を歩むべきか考えるのです。

ここでは、そんな人生の岐路を向かえたときに、幸福な未来を手に入れるヒントがもらえる本を5冊紹介します。

目次

1. 『自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方』
1-1. 目次抜粋
1-2. 難解な本もマンガを交えてわかりやすく解説
1-3. 人生を変えるために50の習慣を紹介

2. 『人生を変えるアニメ』
2-1. 著者
2-2. 各界の著名人が感銘を受けたアニメを紹介
2-3. アニメ制作の現場を紹介するコラム

3. 『人生を面白くする「好きになる力」』
3-1. 目次
3-2. 60歳を迎える著者が仕事を振り返る
3-3. 好きなことをやって生きる極意

4. 『IKIGAI 日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣』
4-1. 目次抜粋
4-2. 世界で注目されている人生哲学“IKIGAI”
4-3. 5本の柱から幸福な人生を解説

5. 『50歳からの時間の使い方』
5-1. 目次抜粋
5-2. 「死」を前提とした人生論
5-3. 限られた時間を楽しく生きるためのヒント集

まとめ

1. 自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方

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著者: 高田晋一(成功データアナリスト)
出版: サンクチュアリ出版 / 2015年
定価: 本体1300円(税別)

1-1. 目次抜粋

CAPTER 1 もっと楽しく生きられる6つの習慣
・ いつもより5分だけ早く起きてみよう
・ 落ち込んだら自分に「突っ込み」を入れよう

CAPTER 2 悩みや迷いがなくなる7つの習慣
・ 最悪でも「死ぬわけではない」と自分に言い聞かせよう
・ 気になることには「なぜ?」と言ってみよう

CAPTER 3 夢や願望をかなえる6つの習慣
・ 最近一番楽しかったことを思い出そう
・ 月に一度、「贅沢をする日」を作ろう

CAPTER 4 限りある時間を有効に使う6つの習慣
・ 墓石に刻む一文を考えてみよう
・ 1日30分、「自分のための時間」を作ろう

CAPTER 5 人間関係がうまくいく8つの習慣
・ パートナーの「親友」の名前を知ろう
・ 相手が話しているときは黙って聞こう 

CAPTER 6 お金持ちになる8つの習慣
・ 身近にいる「プチ成功者」と食事をしよう
・ 月に一度、セミナーやパーティーに参加しよう

CAPTER 7 幸せになる9つの習慣
・ ここ数日で楽しいと感じた人のことを思い出そう
・ 「今日起こった3つのよいこと」を紙に書きだそう

1-2. 難解な本もマンガを交えてわかりやすく解説

たくさんの名著が残っており、人生のヒントをもらう人も多い自己啓発書ですが、難解な本が多いことも事実。
読んでみようと思って手には取ったのだけど、目次を見ただけで敬遠してしまったという人も少なくないでしょう。

自己啓発や成功哲学を分析してきた著者は、多くの人の人生に成功をもたらしてきた名著を、自己啓発本マニアや読書マニアと呼ばれる人たちだけのものにしておくことを残念に思い、誰もが理解できるようにカンタンな言葉で解説しました。

全項のタイトルの後は、まず4コママンガからはじまるという入りやすさで、人生のヒントとなる名著を紹介してくれます。

1-3. 人生を変えるために50の習慣を紹介

内容は、数多く残る自己啓発書の中から、人生を変えたいときに、とくに効果が高いと思われるポイントを50個厳選し、習慣化することを目的として書かれています。

デール・カーネギーやナポレオン・ヒルをはじめとして、世界的な自己啓発書50冊から、それぞれひとつずつ重要なポイントをピックアップしているので、これ1冊で代表的な自己啓発書の概要を知ることができるという内容の濃さ。

人生を変えるための習慣としてあげられているのは、特別な事柄ではなくて、身近で誰にでも実践可能なことばかりというハードルの低さが、この本の最大の特徴です。

 

2. 『人生を変えるアニメ』

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編集: 河出書房新社
出版: 河出書房新社 / 2018年
定価: 本体1350円(税別)

2-1. 著者

わたしに勇気をくれたアニメ
平川大輔、斎藤環、美村里江、三宅陽一郎、片渕須直、和田丈嗣、川上和人、原田まりる、馬渕悠

あなたに寄り添うアニメ
池澤春菜、最果タヒ、サンキュータツオ、山村浩二、西田藍、読書猿、山田ズーニー、藤津亮太、坂上秋成

人生を熱くするアニメ
福山潤、羽田圭介、押切蓮介、島田雅彦、川井久恵、似鳥鶏、角清人、さやわか、小川仁志

2-2. 各界の著名人が感銘を受けたアニメを紹介

この本は、河出書房新新社が「中学生以上、大人まで」というキャッチでシリーズ化している「14歳の世渡り術」の1冊。

アニメーション監督、声優、アニメ雑誌編集長といったアニメ関係者だけでなく、精神科医、女優、漫画家、小説家、アイドルなど年齢やジャンルを問わない27人のアニメファンたちが、自分の人生を変えた傑作アニメを紹介します。

アニメガイドという一面以外に、各人の人生観や体験談が語られるので、自己啓発書的な一面ももっています。

思春期・青年期の精神病理学を専門とする斎藤環さんが、『この世界の片隅に』を劇場で7回観て人生が変わった話や、その『この世界の片隅に』の監督・脚本を担当した片淵須直さんが、高畑勲監督の最高傑作として『母をたずねて三千里』を紹介し、「自分自身への賛歌だったように思う」といった、人生を変えるヒントとなりそうな話が散りばめられています。

2-3. アニメ制作の現場を紹介するコラム

1章と2章の最後には、コラムとしてボリュームたっぷりの「アニメーション制作の現場から1」「アニメーション制作の現場から2」があります。

東映アニメーションに取材をして、アニメがどのようにしてつくられるのかということを細かく解説。
作画監督、演出家、プロデューサーの生の言葉が書かれており、アニメ関連の仕事につきたいという人にとっては貴重なデータになるはずです。

巻末には、NHK連続テレビ小説の記念すべき100作目として話題になった『なつぞら』で、主人公の奥原なつ(広瀬すず)がはじめて仕事として携わる「白蛇姫」のモデルとなった日本初のカラー長編漫画映画『白蛇伝』からはじまるアニメ作品ガイドが掲載されています。

小説や映画から人生のヒントをもらったというケースは昔からありました。
同じように、今や日本のアニメは、世界中で多くの人々の人生に影響を与えています。
人生のやり直しを考えるタイミングで、かつて感動したアニメをじっくり観直してみるのも、貴重なヒントを得る手段として有効ですね。

 

3. 『人生を面白くする「好きになる力」』

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著者: 山田五郎
出版: 海竜社 / 2016年
定価: 本体1300円(税別)

3-1. 目次抜粋

・「好き」こそものの上手なれ
・「好き」な仕事を探すより、目の前の仕事を「好き」になれ
・「好き嫌い」は自分で変えられる
・「好き」は努力で育つもの
・「嫌い」を「好き」に変えるコツ
・「嫌い」な仕事ほど実はオイシイ
・「好き」になれなくてもかまわない
・「飽き」ずに「好き」でいるために

3-2. 60歳を迎える著者が仕事を振り返る

趣味人、教養人、ウンチク王として知られ、テレビのコメンテーターとしても活躍している山田五郎さんが、「好きなことだけやってきた」と言い切る人生を振り返って、幸福になるために欠かせない「好きになる力」の身に付け方を指南する1冊。

好きなことを選んでやってきたのではなく、やることを何でも好きになったのだという生き方が根底にあり、「好きになること」が、いかに人生を楽しくするかということを様々な角度から語っています。

「人生訓めいた説教を垂れるオヤジにだけはなりたくない」と思っていたはずなのに、「よだれと説教は年をとると垂れたくなくても自然に垂れてしまうもの」という、山田さんらしいユーモアたっぷりの前書きからはじまります。

しかし、本文に説教めいたところはまったくなく、会社員として23年、フリーランスで12年という仕事のキャリアから、苦手だったことを好きになった方法や、スランプから抜け出した方法などを面白く話しています。

3-3. 好きなことをやって生きる極意

それぞれの章は、10程度の項から構成されており、サブタイトルがすべて五七五で書かれています。
「誰だって 好きなことなら 忘れない」
「何事も 好きなやつには かなわない」
「遊びより 仕事を楽しむ 方が得」
「向いている 仕事は世間が 決めるもの」
「本当は あてにならない 好き嫌い」
「美人だが 不幸な人には わけがある」

これらのタイトルはほんの一部ですが、本全体が遊び心で満ちているので、楽しみながら教えを受けるような気持ちで一気に読むことができ、読み終わった後から、人生やり直しのヒントがもらえていることに気づくかもしれません。

各章の最後には、「好きになる力」を人生に活かす8つの極意が書かれています。
ここに書かれた言葉をかみしめてみると、新たな人生を生きるパワーが沸き起こってくることでしょう。

 

4. 『IKIGAI 日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣』

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著者: 茂木健一郎 / 恩蔵絢子 訳
出版: 新潮社 / 2018年
定価: 本体1600円(税別)

4-1. 目次抜粋

・〈生きがい〉とは何か
・朝、目を覚ます理由
・〈こだわり〉と小さく考えることがもたらすもの
・〈生きがい〉の感覚的美しさ
・フローと創造性
・〈生きがい〉と持続可能性
・人生の目的を見つける
・あなたを殺さぬものがあなたを強くする
・〈生きがい〉と幸福
・あなたがあなたであるために、あなた自身を受け入れる
・結論 自分自身の〈生きがい〉を見つける

4-2. 世界で注目されている人生哲学“IKIGAI”

脳科学者として多くの著作がある茂木健一郎さんが、はじめて英語で書いた本で、2017年にロンドンで出版されてから、30カ国、28言語での出版が決定しました。

ですから日本語版は、茂木さんが英語で書いた文章を、やはり脳科学者である恩蔵絢子さんが翻訳したという、変わった成り立ちの本になっています。

「IKIGAI」という言葉は、IT企業のエンジニアとして10年以上も日本で働くスペイン人のエクトル・ガルシアさんと、同じくスペイン人の作家フランセスク・ミラージェスさんが、2016年に共著で出版した「ikigai  The Japanese Secret to a Long and Happy Life」によって、世界的なブームとなりました。

本来、日本人にとって幸せは社会的な成功や名声だけでなく、自分の役割の中に充足を見い出すことにあり、この生き方が世界で評価され始めたのです。

このブームの中で、イギリスの出版社から、本家本元の日本人が自分たちの言葉でちゃんと「IKIGAI」を説明してくれないかという要請が茂木さんにあり、茂木さんが日本人独自の幸福な生き方を世界に紹介し、その人生観を分析したのが本書です。

4-3. 5本の柱から幸福な人生を解説

茂木さんは、巻頭で「読者への覚え書き」として、5つの柱をポイントとしてあげています。

① 小さく始めること Starting small
② 自分からの解放 Releasing yourself
③ 調和と持続的可能性 Harmony and sustainability
④ 小さな喜び The joy of little thing
⑤ <今ここ> にいること Being in the here and now

人生100年時代を幸せに生きるキーワードとして「IKIGAI(生きがい」があり、これら5つの柱が基礎になるといっています。

科学者の目から見た人生論、幸福論といった自己啓発書的な要素が強いので、少々硬い文体にはなっていますが、ミシュラン三つ星の寿司職人、アニメーション界の巨匠、下位のまま現役を続ける力士、50万人を超えるコミケ来場者といった日本人の人生観を分析し、「幸福な人生とは何か?」というテーマに迫ります。

じっくりと向き合って、人生やり直しのヒントを探すことができる1冊です。

 

5. 『50歳からの時間の使い方』

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著者: 弘兼憲史
出版: 興陽館 / 2018年
定価: 本体1000円(税別)

5-1. 目次(抜粋)

・「コップ半分の水」あなたはどう感じる?
・ここからの時間、どう生きてやるか
・50歳からの時間、自分の好きに生きてみる
・60歳からの時間、新しい人生のスタート
・上手に疲れをとる時間の使いかた
・存分に人生を楽しむ時間の使いかた
・この先の時間、自分で死にかたを選ぶ
・後半人生は自分に優しく

5-2. 「死」を前提とした人生論

『島耕作』シリーズや『黄昏流星群』で知られる漫画家の弘兼憲史さんが、「50歳からの人生をどう楽しむか」というテーマで書いた新刊が、この本です。

漫画以外の著作も多い弘兼さんは、自身が50歳になった頃から、折り返し以降の人生をテーマにした本を何冊も書かれていますが、70歳を迎えて50歳からの20年間を振り返って書いたのが本書ですから、もっともリアリティがある著作だといえます。

50歳の男性が、厚生労働省発表の平均寿命と平均健康寿命に照らし合わせた目安が、「死ぬまで30年間、健康寿命まで22年」ということになるので、「残り22年をどう楽しんでやるか」ということに主眼を置いて、50歳の迎え方から死に方まで展開します。

弘兼さんの本全般にいえることですが、自分の「死」を自覚することによって今生きている自分にリアリティを見出し、「同じ時間を生きるのだったら楽しまなければもったいない」という哲学がベースになっています。

5-3. 限られた時間を楽しく生きるためのヒント集

弘兼さんは、40代以降でやり直す人生について、いくつかのポイントをあげています。

まず、現実をすべて受け入れること。
自分がどのような境遇にあろうと、それが現実なのですから、生まれや育ち方にコンプレックスをもったり、不運を恨んでみたりしても、プラスになるものは何もありません。
現実の自分をすべて受け入れて、今できる最良の手段を選択することが、幸福な人生を手に入れる生き方だといっています。

そして、新たな人生の目標は、実現可能なものでなければ意味がないこと。
10代や20代であれば、長い人生の目標として夢があってもいいのですが、40代以降は時間的に人生を折り返しているのですから、もうできるかどうかわからない夢を追いかけるのではなく、自分に実現できる目標を掲げなければ時間をムダにしてしまいます。

さらに、自分が楽しめるものを大切にすること。
弘兼さんが今も現役で漫画を描き続けているのは、自身が楽しいことを仕事にしたからで、楽しいことをしているから、いくら忙しくても仕事がストレスになったことはないといいます。
楽しめることを仕事にする方法以外にも、身の回りのちょっとしたことに楽しさを見出す方法が語られていて、1冊がまるごと「楽しく生きるためのヒント集」になっています。

 

まとめ

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人生のやり直しを考える機会は、仕事面では転職や起業、プライベートでは結婚や離婚などがあり、いずれもエネルギーを必要とすることばかりです。

新たな人生を幸福なものにするためには、ここで紹介してきた発想のヒントも大事な要素ですが、心と身体を健全に保ってエネルギー不足を起こさないようにすることも大事です。

そういうときには生活のペースも乱れがちですから、食生活、運動、睡眠といった生活習慣に気を使い、過剰なストレスを溜めないようにしましょう。

【参考資料】
本文で取り上げた5冊

▼ファミリアスピリット・アプリ(iTunesサイト) ※iphoneでご覧ください bannar-familiarspirits familiarspirits-app-download

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