人生とは何かを考える17のヒント-本と名言から学ぶ幸せの秘訣

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「自分は何のために生きているんだろう?」
「幸せな人生とはどのような生き方なのだろう?」

誰にでも、ふとそんなことを考える日がありますよね?

「人生とは何か」という問いは、紀元前6世紀ごろに起こった古代ギリシア哲学から現代に至るまで、延々と繰り返されてきたテーマです。
答えは無数にあるようでもあり、ないようでもあります。

自分の人生に意味や価値を見出そうとするのであれば、自分で考えて見つける以外に方法はありません。
ひとつ、間違いがないのは、「人間は幸せになるために生きる」ということ。
不幸になりたくて生きている人はいませんよね。

ここでは、自己啓発の名著と呼ばれる本や各界著名人の名言から、「人生とは何か」という問いに対する自分なりの答えをみつけるために役立つであろう、17のヒントを紹介します。

目次

1. 名著から学ぶ10のヒント
① ちょっとした挑戦をしてみる
② 自分の思い込みに反論する
③ 最悪の事態を想像する
④ 困難な状況になったら寝てしまう
⑤ いつも「なぜ」と問いかける
⑥ 自分の葬儀を想像してみる
⑦ 自分のための時間を大切にする
⑧ 幸福でいることを習慣にする
⑨ 瞑想を習慣化する
⑩ 今日起こった3つのよいことを書き出す

2. 言葉から学ぶ7のヒント
⑪ 人間は生まれたときから不平等
⑫ 運は自分で切りひらくもの
⑬ 勝ち続ける人も負け続ける人もいない
⑭ 人生を面白くするのは心のあり方
⑮ 過去をかえりみるなかれ
⑯ 職業は生活の背骨である
⑰ 人生は「もう」と「まだ」があるから面白い

まとめ

1. 名著から学ぶ10のヒント

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自己啓発本は内容が難解で、読書マニアや自己啓発マニアが読むものだと思っている人が少なくありません。

たしかに、そうした本にはページ数が多くて厚く、硬い文章がぎっしり並んでいるようなものが多いので、具体的にどうすればよいのかということがわかりづらいのです。

しかし、世界規模でベストセラーになっている本には、貴重なヒントがあるのもたしか。
そこで、「人生とは何か」を考えるために役立ちそうなポイントだけをわかりやすくピックアップしてみました。

① ちょっとした挑戦をしてみる

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ハンガリー出身のアメリ人心理学者ミハイ・チクセントミハイ教授が1990年に著した『フロー体験 喜びの現象学』は、楽しさの研究を世界ではじめて提唱し、「ポジティブ心理学」に多大な影響を与えた著作。

チクセントミハイ教授は、この本で、どのような体験が人間を「楽しい」と感じさせるかということを解明しています。
楽しさの究極的な状態は「フロー」と呼ばれ、「自分の能力に見合った、ちょうどよいことにチャレンジしているとき」だといいます。

普段行っていることよりも、少しだけハードルが高くて実現可能であることに挑戦することで、人生の喜びや楽しさを感じることができるのです。

② 自分の思い込みに反論する

「ポジティブ心理学」の創始者といわれる、アメリカ人の心理学者マーティン・セリグマン教授が1993年に著した『オプティミストはなぜ成功するか』は、人生において楽観主義者が悲観主義者に比べていかに優位であるかを解明した本です。

悩んでもしかたがないことに時間を費やしてストレスを溜めてしまう悲観主義者が、楽観主義者になるためには、自分のネガティブな思いに「突っ込み」を入れることがきっかけになるといいます。

日頃から自分に対して、「根拠はあるのか」「別の考え方はないのか」「それは意味があることなのか」といった反論をする習慣をもつことで、自分と向き合うことができて、自分の人生とは何かということを考えるきっかけにもなるはずです。

③ 最悪の事態を想像する

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1948年に出版された『道は開ける』は、1936年出版の『人を動かす』とともに、アメリカ人の作家で、自己啓発開発の第一人者であるデール・カーネギーの代表作で、この本には「悩みを解決するための魔術的公式」という手法が書かれています。

この手法を簡単に説明すると、「状況を分析して、起こりうる最悪の事態を予測する」「やむを得ない場合はその結果に従う覚悟をする」「最悪の事態を少しでも好転させるように、自分の時間とエネルギーを集中する」という3つのステップになります。

「最悪でも死ぬわけじゃない」「命まで取られることはない」と自分にいい聞かせる習慣をつけると、自分の生き方を考えるときの許容量が大幅にアップすることでしょう。

④ 困難な状況になったら寝てしまう

アイルランド出身のアメリカ人宗教家ジョセフ・マーフィーは、潜在意識を利用したポジティブシンキングを提唱したことで知られ、「マーフィーの法則」というパロディが流行したこともありました。

彼が1963年に著した『眠りながら成功する』には、「どんな困難な問題でも解決する方法」として、リラックスして問題を解決する方法を冷静に考えても思いつかないときには、問題が解決したときの喜びを感じながら眠りについてしまうという方法が書かれています。

悩んでいるときに、想像で喜びにひたるのは難しいかもしれませんが、「起きたら物事が好転しているかもしれない」と思うことによって一瞬でも悩みから離れることができれば、ポジティブシンキングのきっかけになるはずです。

⑤ いつも「なぜ」と問いかける

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現在のパナソニックの創始者である松下幸之助が1968年に著した『道をひらく』は、累計400万部を超えるロングセラーです。

「経営の神様」と呼ばれてきた松下幸之助の言葉には、「人生とは何か」「幸福とは何か」という問いに対するヒントがたくさん残されていますが、この本で人間として成長するためには、「いつも”なぜ”と問わねばならぬ」と述べています。

子どものように「なぜ?」「なぜ?」と問いかけて、その答えを自分で考え、また外にも教えを求めて生きることが成長をもたらすといいます。

「人生とは何か」と考えるのはなぜ?
まず自分にそう問いかけてみることから始めるのはどうでしょうか。

⑥ 自分の葬儀を想像してみる

世界各国の企業経営者や政治家にコンサルティングを行ったスティーブン・R・コヴィーが1996年に著した『7つの習慣』は、世界で3000万部以上を売り上げている、自己啓発書の代表作です。

この本で第2の習慣とされているのが「目的を持って始める」で、そのためには人生最期の姿を思い描き、それを念頭において今日という1日をはじめることが必要だと書かれています。

その具体的な方法が、自分の葬儀で集まってくれた人たちに、「どのような人間であったといってほしいか?」「自分のどこを見てほしかったか?」「彼らの人生にどのような影響を及ぼしたかったか?」といった想像をすること。
これらの問いの答えこそ、人生で大切にすべきものだといいます。

⑦ 自分のための時間を大切にする

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松下幸之助と並び、歴史に残る日本の名経営者であるHONDAの創始者、本田宗一郎の言葉には、技術や挑戦、こだわりへの美学が散りばめられています。

2005年に出版された『やりたいことをやれ』は、本田宗一郎が様々な場所で語った言葉をまとめた随想集。

「1日24時間という限られた時間から、いかに自由にできる時間を多く獲得するか」「世の中はおカネよりも時間のほうがずっと大切だ」といった言葉で、自分が大事にしていること、やりたいことに使う時間が、人生でいかに重要かということを述べています。

自分自身を大切にする時間を維持して人生を楽しむことは、生きる意味を知るヒントになるはずです。

⑧ 幸福でいることを習慣にする

1932年から50年以上もニューヨークのマーブル協同教会で牧師を務めたアメリカ人の宗教家ノーマン・V・ピールが、1952年に著した『積極的考え方の力』は、41か国で英語から翻訳されて2000万部を売り上げた、「ポジティブシンキング」のバイブル的存在となっています。

この本でピールは、幸福な人生をつくるための方法はたったひとつ「幸福でいることを習慣にする」ことだと語っています。

幸福でいることを習慣にする具体的な手段として、朝目覚めたらベッドで体の力を抜き、その日訪れそうな幸せを次々と思い浮かべてその喜びを味わうという方法が書かれていますが、幸せが思い浮かばないという人は、「今度の休みは何をして楽しもうか」「今晩は何を食べようか」といった身近な未来を想像して幸せな気分になってみましょう。

⑨ 瞑想を習慣化する

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アメリカのスピリチュアル系出版会社「ヘイハウス」のオーナーとなったルイーズ・L・ヘイは、幼児虐待を乗り越えて一流ファッションモデルとして活躍し、子宮がんを克服した後に60歳で世界最大となるスピリチュアル系出版会社を設立、2017年に90歳で死去しました。

彼女が1984年に著した『ライフ・ヒーリング』は、世界132か国で3500万部以上を売り上げたヒーリング本の名著です。

この本の中では、心身の病気を癒したり、自分を変えたりするための習慣がいくつか解説されており、「瞑想」もそのひとつ。

本格的な瞑想はトレーニングを要しますが、簡単にできる「プチ瞑想」からはじめてみるのはどうでしょう。
昼休みなどに心を落ち着かせて1分間目を閉じ、ゆっくり呼吸を繰り返すのです。
リラックスできるようになったら、時間を3分、5分と延ばしてみましょう。

⑩ 今日起こった3つのよいことを書き出す

ハーバード大学の人気講師からコンサルティング会社「グッドシンク」の創始者となったショーン・エイカーは、成功と幸福の関係についてグーグル、マイクロソフト、ファイザーといった有名大企業で実証研究を行っています。

彼が2010年に著した『幸福優位7つの法則』は、「努力すれば成功する」「成功したときに幸福が手に入る」のではなくて、「人は幸せでポジティブな気分のときに成功する」という理論を述べている本。

この本では、脳がポジティブなことを探しはじめるきっかけとして、「寝る前に、今日起こった3つのよいことを書き出す」習慣をすすめています。

 

2. 言葉から学ぶ7のヒント

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後半は、「人生とは何か」という問いの答えとして、著名人の言葉から学べるヒントを紹介します。

⑪ 人間は生まれたときから不平等

松下幸之助は、家が貧乏だったために小学校4年生で中退し、火鉢店の小僧に出されます。
そこから重ねた苦労は計り知れないものがあるはずですが、晩年のインタビューで成功の秘訣を聞かれ、「私は運がよかったのですよ」と答えました。

人間は生まれる家も親も選べるわけではありませんから、生まれた時点で平等ではないのです。
こうした現実を受け入れ、自分を信じて歩み続けることができる人が勝者になるのです。

⑫ 運は自分で切りひらくもの

松下幸之助は、「人を採用する際に一番大切だと思うことは何か?」という質問に対して、「それは簡単や。運のよい人を採らにゃあかん」と答えています。

そしてその方法を聞かれると、「面接を受けに来た人に、あなたは運が良いですか、悪いですか、と聞けばいいのや」と答えました。

企業の面接では、「自分は運があまりよくない」「普通です」などと答える人が多いといいます。
「自分は運がよい」と思っている人は、実は現実と向き合い、努力と工夫をしながら運を切り開いている人だということなのです。

⑬ 勝ち続ける人も負け続ける人もいない

作家の色川武大さんは、「阿佐田哲也」名義で『麻雀放浪記』をはじめとする多くの娯楽大作を残しましたが、そこで書かれているのは、博打や勝負を哲学として確立させた自論でした。

誰でも死ぬまでの一生で考えたらプラスマイナスがだいたいゼロに近づくもので、勝ちが続いている人はどこかほかで自分をすり減らしているし、負けが込んでいてもいつか好調の波が来る。
その波を見逃さないことが、勝ちの秘訣だと語っています。

相撲の勝敗でいえば全勝で終わる人生などなく、9勝6敗の人生などできすぎで、ひとつ勝ち越して8勝7敗で追われればよしとすべきだとも述べています。

⑭ 人生を面白くするのは心のあり方

幕末を動かした勤王の志士として有名な高杉晋作は、結核に侵され、28歳の若さにして志半ばでこの世を去りました。
彼の呼んだ句に、「面白き こともなき世を 面白く」というものがあります。

そして、彼らをかくまい、晋作の死を看取った野村望東尼という幕末の女流歌人が、この句のあとに「住みなすものは 心なりけり」と続けて詠んでいます。

多くの人間が命をかけて世の中を変えようとした激動の時代に、「人生を面白くするのも、つまらなくするのも心次第」だと結んだのです。

⑮ 過去をかえりみるなかれ

アメリカの詩人ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローは、「過去をかえりみるなかれ。現在を頼め。さらに雄々しく未来を迎えよ」という言葉を残しています。

過去のことを考えても意味がない。
大事なのは今、目の前にある現実だけ。
それが未来につながるのです。

過ぎてしまったことをあれこれ考えても、タイムマシンでもなければどうすることもできませんし、ムダにストレスを溜めるだけです。
目の前にある今に集中して生きることが、未来の人生を豊かなものにするのです。

⑯ 職業は生活の背骨である

ドイツの哲学者ニーチェの言葉に、「職業は生活の背骨である」というものがあります。
人生にとって仕事は、人間の垂直歩行を可能にした背骨のように不可欠なものだという意味です。

「なぜ働くのか?」という問いは、「人生とは何か?」というテーマを構成する大きな要素ではないでしょうか。

多くの人間は、若い頃には食うために働き、結婚すると家族のために働き、最終的には生きがいや自己表現のために働くのです。
そして、働くことで人の役にたち、世の中のためになることによって、喜びを感じることができるのです。

⑰ 人生は「もう」と「まだ」があるから面白い

株取引や投資の場では、”「もう」はまだなり、「まだ」はもうなり”という言葉があります。
もう底値だ、天井だと思って売りや買いに転じても、まだ上げ下げが生ずるかもしれないし、まだ上がり続ける、下がり続けると思っても、実は売り時や買い時かもしれない、という意味の言葉です。

臨機応変さが必要だという意味で使われることが多いのですが、人生には「もう」と「まだ」の悩みがあふれています。
そして結局、後になってみなければどちらが正しかったかということはわからないのです。

「もう」と「まだ」の判断を誤って痛い失敗をすることは、誰の人生にもあること。
それがわかったら人生はつまらないものになってしまうでしょう。
人生は先がわからないから面白いのです。

 

まとめ

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「人生とは何か?」というテーマは、ひとりひとりの人間が自分に問いかけるものであって、答えは自分の中にしかないということがわかっていただけたことと思います。

自分と向き合う時間を大事にして、ここで紹介したヒントをもう一度噛みしめていただくと、あなたなりの幸福な人生の秘訣を見つけるきっかけができるかもしれません。

未来の自分を変えるのは、幸福な時間。
まず、目の前にある現実をすべて受け入れて、幸せな気持ちになれる方法を考えましょう。

 

【参考資料】
・『自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方』 高田晋一 著  サンクチュアリ出版 2015年
・『元気になる「読み薬」 人生を豊かにする93の知恵』 酒井正敬 著  PHPエディターズ・グループ 2018年

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