成功者は知っている、失敗から学ぶ12の思考テクニック

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mistake-overcome12失敗をするということは精神的にも肉体的にも社会的にも辛いものがあります。ですが、どんなに優れた人でも成功者でも必ず失敗はするものです。

そして、失敗にただ打ち拉がれるのではなく、正しいやり方で立ち向かい、乗り越えることが出来た人だけが成功者に変わることができます。

つまり、成功者とは失敗の繰り返しに負けなかった人達とも言えます。一流のアスリートは失敗しても落ち込まないようにメンタルトレーニングをすると言われていますが、一流のビジネスマンにも同じことです。

そこで、仕事や人生で失敗しても、そこから這い上がり、失敗を成功の糧にするための12の思考テクニックをお伝えします。


【目次】
成功者は失敗からの回復が早い
思考テクニック1 | 失敗したことを認める
思考テクニック2 | 失敗に対してIT系の思考を取り入れる
思考テクニック3 | 人に頼って失敗から立ち上がる
思考テクニック4 | 一時的に失敗を忘れてみる

成功者は失敗の分析で次の課題を練る
思考テクニック5 | 失敗の原因を正しく理解する
思考テクニック6 | 個人の責任追及ではなく失敗の原因を追求する
思考テクニック7 | 失敗の全体像を捉える
思考テクニック8 | 失敗分析の記録を残す

成功者はこうして失敗から抜け出す
思考テクニック9 | 過去の失敗に怯えない
思考テクニック10 | やり方に固執せずに、変化し続ける
思考テクニック11 | 「撤退もやむなし」とする
思考テクニック12 | 自分で決める

成功者は失敗からの回復が早い

多くの人は、失敗をすると心身へのダメージが生じます。「自分はダメな人間だ」と自分を責めて、気持ちがくじけてしまったり、もっと酷いと自暴自棄になって全てをリセットしたくなったり精神的に破綻したりして負のスパイラルに陥ってしまう場合もあります。

しかし、成功者の多くは、そうした失敗による負の連鎖を回避するために、失敗をしてしまったら、まず第一に自分自身を「回復」させることに注力します。

思考テクニック1 | 成功者は失敗したことを認める

まずは、失敗したことを認めることから始めます。そうすることで失敗からの回復も早くなります。

成功者は失敗を全面的に受け入れる

まずは、失敗から回復するために、失敗した事実そのものを全面的に受け入れることです。

失敗をした場合、必要以上に自分を責めてしまう敏感な人と、たとえ大きな失敗でも必要以上に自分を追い込まない鈍感な人がいます。

その点においては、成功者は後者であって、失敗をチャンスと捉える思考を持ちます。失敗からの回復力も早く、高くなります。

失敗した時の発想転換法

上述で成功者は失敗をチャンスに捉える思考を持っているとお伝えしましたが、失敗した時の発想転換法があります。

それは、失敗の事実を肯定的な視点から見出すことです。

通常なら「失敗をしてしまったから、もう終わりだ」と自分を責める人が多いでしょう。そうではなく「失敗したのは、自分の能力に限界までチャレンジした証拠。次の成功への足がかりが出来た」「これで今までない経験ができた」「前の自分よりもより前進した、成長できた」など、ポジティブに失敗した事実をそのまま認めてしまいましょう。

失敗とは筋肉の超回復のようなものです。ダメージを受けたらその分、自分自身が成長出来るチャンスです。

だからこそ、成功者になるためには、たとえ失敗しても、日頃から楽観的な思考を持つことも大切になります。

思考テクニック2 | 失敗に対して思考を取り入れる

失敗が許されない日本社会

失敗から学ぶという視点では、日本はまだまだ後進国と言えます。

失敗した個人が必要以上に責められ、一度失敗で失脚した人に対してセカンドチャンスが与えられることはほとんどないというのが日本の現状です。

こうした日本の文化が、失敗からの回復を邪魔しているとも言えます。だからこそ、「失敗したら終わり」という日本特有のイメージから脱却して、失敗を失敗と捉えない思考を取り入れましょう。

失敗ではなく「プロトタイプ」

失敗は失敗ではなく、あくまでも「プロトタイプ」であり、「成功へ向かうための前段階なんだ」と考えるようにしましょう。

例えば、IT系の会社ではサービスをローンチする前に何度もテストを重ねても、うまく行かないということは良くあることです。

失敗の繰り返しに負けない打たれ強さが良いサービスを世の中に出すために必要なのですが、この「プロトタイプ」という言葉は、その精神をまさに反映しています。

失敗してしまったとくじけて停滞してしまうよりも、完成型へ向かっているプロセスの中にいると考えたほうが建設的です。ここでも、成功のための楽観的思考が活きてきます。

思考テクニック3 | 人に頼って失敗から立ち上がる

人の助けを借りてみる

なかなか失敗から立ち上がれないという人は、思い切って人の助けを借りましょう。

一つの失敗で気持ちがくじけてしまって全てが上手く行かなくなってしまうという人は真面目で完璧主義だったり人に頼ることが上手じゃないという人が多いようです。

自分一人の力で何とかしようというのには限界があります。周りの人に、愚痴ったり甘えたりして元気をもらい、失敗のダメージから立ち直りましょう。

自分は弱いと認める

「自分は弱い」と認めるのは難しいかもしれませんが、「人間は弱いものだ」と言い換えると弱い自分を楽に受け入れることができます。

そして、失敗で落ち込んでいたりと、大変な時には周りの人に頼っても良いんです。

ただし、普段から自分自身も周りの人を助けるようにして信頼関係を予め築いておくことが大前提です。

思考テクニック4 | 一時的に失敗を忘れてみる

失敗を忘れて、とにかく自分が楽しめる活動を

失敗から回復するために、戦略的に失敗から離れてみるというのもおすすめです。

考えすぎてしまったり、落ち込んでしまったりしているのであれば、どつぼにはまる前に、一時的に失敗を忘れてみましょう。

失敗して落ち込んでいる状態というのは、心身のエネルギーが不足してる状態と言えます。

ジムで運動したり、お酒を飲んだり、美味しいものを食べたり、たくさん眠ったり、サウナやスパに行ったり、買い物やカラオケやダーツに行ったりして、自分がご機嫌になる活動を思い切って楽しみましょう。

失敗で失った心身のエネルギーを補填することができます。

自分を甘やかすことの有益性

もちろん、落ち込んだ状態のまま無気力で過ごし、時間が解決してくれるのを待つというのも一つの手ですが、生真面目に落ち込んだままでいるよりも、好き勝手な行動をして自分を甘やかしたほうが、失敗からの回復は早いものです。

失敗で落ち込んでいる自分にとっては少し荒治療かもしれませんが、戦略的に一時的に失敗から離れてみるということはかなり有効です。

成功者は失敗の分析で次の課題を練る

失敗から回復をしたら、次に、二度と同じ失敗を繰り返さないために失敗を分析するようにしましょう。
失敗を放置したままにしておくと、失敗は成長してしまいます。

ハインリッヒの法則(※)を失敗に置き換えてみると、「1つの重大な失敗の影には、29件の軽度の失敗があり、さらにその影にはヒヤリとした失敗が300件ある」ということになります。

1つの失敗を、その都度しっかり検証し繰り返さないようにすることは、失敗の予防に繋がります。失敗で痛手を負ったならば、その分しっかり学習して次に活かすようにしましょう。

(※参照:「1件の重大災害の影には29件のかすり傷程度の軽災害があり、さらにその影には、怪我までは至らないもののヒヤリとした事例が300件ある」というハーバード・W・ハインリッヒが発表した論文で提唱した法則)

思考テクニック5 | 失敗の原因を正しく理解する

失敗には必ず原因があり、同じ失敗を繰り返さないためには失敗をもたらした原因を正しく理解することがとても大切です。失敗には大きく分けて4つの原因があるので、自分の失敗を分析する際のヒントにしてください。

① 未知

誰にでも、まだまだ知らないことがたくさんあります。そして、未知故に、失敗をしてしまうことがあります。ですが、人間はそうやって進化成長を重ねていくものなので、失敗をバネに成長していくことが大切です。

②無知

本来知っておくべきことなのに、不勉強が故に失敗をしてしまうこともあります。

勉強は大切ですがやり過ぎて頭でっかちになってしまっても意味がないので、やはり普段から意識して勉強をしておくようにしましょう。

③ 不注意

注意しておけば防げたはずなのに、不注意が故に失敗をしてしまうこともあります。

体調不良だったり、精神的不安だったり、不注意をもたらした心身の状態まで掘り下げて原因を究明しましょう。

④誤判断

判断基準や判断するタイミングなどの間違いによって、失敗が起こることもあります。

失敗の原因を探る時に、自分の思考の癖も併せて分析することが大切です。

思考テクニック6 | 個人の責任追及ではなく失敗の原因を追求する

失敗の原因を分析するプロセスでは、失敗の周辺にある様々な物事を分解して分析していく必要があります。

その際、本来の目的である「失敗の原因の追求」ではなく、「失敗をした個人(自分、もしくは他人)の責任追及」に陥りがちなのでそうならないように注意するようにしましょう。

失敗から学び同じ失敗を繰り返さないようにするには、失敗の分析という後始末の処理がとても大切になります。

利害関係のない第三者の意見を聞くと、第三者の客観的な視点によって個人の責任追及という間違った方法に行かずに失敗の原因を追求することが出来ます。

思考テクニック7 | 全体像を捉える

失敗の原因を究明出来たら、それを原理原則まで落とし込みましょう。

個々のケースの失敗原因を探っただけでは、他の事例に応用が効かないために似たような事例に遭遇した時にまた同じ失敗を繰り返してしまうため不十分です。

失敗の原因を原理原則にまで落とし込むために、失敗の全体像を捉えるようにしましょう。失敗をしてしまう時は、目の前のことしか見えておらず全体を捉える視点を失っているということが多いのです。

また、失敗を全体像で捉えると、個別の失敗原因を失敗の原理原則まで昇華させることにつながるため、その分析が初めて今後の行動指針となり、同じ失敗を繰り返さずに済むのです。

思考テクニック8 | 失敗分析の記録を残す

失敗の原因を特定し、その原因を原理原則にまで落とし込むことが出来たら、その分析結果をどんな形でも良いのでメモに残しておきましょう。

人間の記憶というものは移ろいゆくもの。せっかく時間をかけて苦労して導き出した失敗の原理原則でも、時間の経過とともに忘れてしまったり自分に都合が良いように編集されて記憶されてしまったら意味がありません。

しっかりとメモに残し、定期的に見ることで、忘れないようにしましょう。仕事で失敗した時に使用したファイルや納品物など、現物をそのまま保存しておき、見るたびに失敗の教訓を得るという方法も有効です。

成功者はこうして失敗から抜け出す

UNIQLOの柳井正氏は「成功者とは失敗を体験して、それでいて楽観的に前進していく人のこと」と語っています。

失敗をしない人なんていません。失敗してそこで終わってしまう人と、成功者との分かれ道は、失敗を乗り越えて、そしてまた突き進んでいくことが出来るかどうかなのです。

思考テクニック9 | 過去の失敗に怯えない

失敗は挑戦の産物にすぎない

過去に1度でも失敗をしたことがある人は、失敗するのが怖いと感じてしまうと思います。

失敗した時の悲しい気持ちがフラッシュバックしてきたり、失敗で失った評判などの損失を思い出すと、恐怖心を感じてしまってもしかたありません。

ですが、何か新しいことにチャレンジする時に、失敗を恐れるあまりに失敗をしない安全策ばかりを取っていて良いのでしょうか。

リスクを取って何かに挑戦するということは失敗するリスクも及んでいます。

ですが、不確実性の高い今の時代では、リスクを取らずに安全策を取って停滞することのほうが、自分を成長させることができないため、結果的によりリスクの大きい生き方となることを忘れないようにしましょう。

自分の影に勝手に怯えない

過去の失敗経験に怯えるというのはブロッケン現象(※)で現れた自分の影に怯えているようなものです。

心理学的に悪いイメージを持つと悪い結果を呼び起こしてしまうということは良く言われているので、「失敗が怖い」「また失敗をしたらどうしよう」のようにネガティブな考えが浮かんで来たら、思考を強制終了させるようにしましょう。

(※参照:高い山に登った時に、前方に大きなモンスターのようなものが浮かび上がることがあり、昔から恐れられていた現象。実は、太陽の位置関係の問題で、大きなモンスターのようなものは自分の影が映し出されているだけ。)

思考テクニック10 | やり方に固執せずに、変化し続ける

過去のやり方はいつまでも通用しない

人生も仕事も試行錯誤の繰り返しです。ある程度経験を積んで自信が出て来た人は、自分のやり方に固執してしまい、その結果、間違った方向に進んでいても気がつくことが出来ずに大きな失敗をしてしまうことがあります。

人はどうしても自身の過去の成功体験を選んでしまうものですが、過去の成功体験がいつまでも通用する訳ではありません。

変わり続けることの重要性

時代は刻々と変化してきているので過去の経験則だけでは、世の中分からないことはたくさんあります。

自身の体験だけに頼らずに、新しい知識や他の人の意見なども貪欲に取り入れて柔軟に変化し続けることが、今後、未曾有の体験に遭遇しても失敗をせずに乗り切るコツです。

新しい知識を入れる時は、成功事例を扱った書籍はもちろん失敗事例を扱ったものも読んだり、歴史や技術系のものなど、ジャンルに拘らずに取り入れると、物事を見る時の視点が増えるので、新しい物事への対応力が向上するのでおすすめです。

思考テクニック11 | 「撤退もやむなし」とする

サンクコスト効果

一度道を踏み外すと後戻りすることは大変です。

間違ったと思った時に、軌道修正を図ることが失敗をしないために大切なのですが、人間は時間と労力を掛けたものに固執してしまう習性があるため、なかなか行動に移すことが出来ません。

サンクコスト効果といって、ある物事に投じたコスト(時間やお金、労力など)が、後の意思決定に影響を与えてしまうのです。

例えば、多くの予算と時間と人件費を掛けていたプロジェクトは、なかなか切ることが出来ないという具合です。人間関係に置き換えてみるともっと良くわかるかもしれません。

成功者ほど撤退する

ですが、成功者は間違ったと思ったら、即座に撤退します。過去にとらわれずに戦略や方向性をガラっと変えてしまうこともあります。

撤退や方向転換というとどうしても「逃げ」とか「恥ずかしいもの」というネガティブなイメージがありますが、成功者ほど損切りをして勇気ある撤退をするものなので、「間違ったと思った時は、撤退もやむなし」と腹を括る姿勢がとても重要です。

また、逆に言うと、何かに挑戦する時には「ここまでなら損しても良い」というマイナスの目標を設定し、そこを超えると絶対に撤退すると事前に決めておくと、自分の感情に惑わされることなく理性的な判断が出来るので、失敗による心身のダメージを軽減することが出来ます。

思考テクニック12 | 自分で決める

失敗を繰り返さないために、マニュアルや他の人の意見に頼ったりする人もいますが、失敗を乗り越えるためには、何よりも「自分で決める」ということが大切です。

過去のデータや周囲の人の意見を参考にすることはもちろん大切ですが、現場を自分の目で見て、自分で考えて決めて行動し、その結果を自分で評価するという一連のプロセスを経ることで、人間の能力というものは研ぎすまされていくものです。

きちんと自分で判断するという癖をつけておくと、その判断の成功の確度が高まるため失敗を防ぐことが出来ます。恐れずに、常に自分で決断する癖をつけましょう。

補足資料:失敗の名言に救われる

成功者が知っている、失敗から学ぶ12の思考テクニックをご紹介してきましたが、補足資料として成功者が残した失敗に関する名言もご紹介します。

「言葉」にはパワーがあります。失敗から回復するために、失敗を分析するために、失敗から脱皮するために、失敗の名言に救われるのもおすすめです。

・「私のやった仕事で本当に成功したのは、全体のわずか1%にすぎない。99%は失敗の連続であった。」「失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。」
(本田宗一郎/本田技研創業者)

・「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一度だけ試してみること。」「私は失敗していない。これでは上手く行かないという10000通りのやり方を見つけただけだ。」(トーマス・エジソン/米国の発明家)

・「失敗をしない人間は、何もしない人間だけだ。」(セオドア・ルーズベルト/米国の第26代大統領)

・「成功を祝うことは良いけれど、失敗の教訓を心に留めておくことのほうがもっと大切である。」(ビル・ゲイツ/Microsoftの創業者)

・「ベストを尽くして失敗したら、それはベストを尽くしたということだ。」(スティーブ・ジョブス/Apple創業者)

・「失敗すればやり直せばいい、やり直してダメなら、もう一度工夫し、もう一度やり直せばいい。」「失敗の多くは、成功するまでにあきらめてしまうところに、原因があるように思われる。最後の最後まで、あきらめてはいけないのである。」(松下幸之助/松下電器産業創業者)

まとめ 失敗と向き合い成功を収める

失敗というものは、誰にとっても嫌なものです。ですが、失敗なくして成長や成功はありません。成功者は過去の失敗にきちんと向き合い、楽観的で建設的な思考をもって乗り越えたからこそ、成功を収めることができたのです。

変化の激しい現代社会で新しいことに挑戦して成功を収めるためには、「成功者が知っている、失敗から学ぶ12の思考テクニック」をマスターするのが近道です。

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