失敗したくない人必見!アーリーリタイアを成功させる3つのポイント

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一昔前は一つの会社を定年まで勤めれば安泰と言われていましたが、現在はコロナの影響も大きく社会全体が不安定で、「副業」や「複業」という考え方も当たり前になりつつあります。
そんな時代だからこそ、近年30~40代の社会人の間で「アーリーリタイア」を目指す人が増えています。

今回はこの「アーリーリタイア」について、概要やメリット・デメリット、成功のポイントなどを詳しく解説していきます。


目次

1. アーリーリタイアとはどんな状態?
1-1. アーリーリタイアとセミリタイアの違い
2. アーリーリタイアのメリット3選
2-1. 自由な時間を確保できる
2-2. 仕事のストレスが無くなる
2-3. 自分で生き方を選択できる
3. アーリーリタイアのデメリット3選
3-1. 本業の収入がゼロになる
3-2. 結婚や出産・子育てがしにくくなる
3-3. 自由な時間=暇な時間に陥りやすい
4. アーリーリタイアのための貯金はいくら必要か?
4-1. 独身でアーリーリタイアする場合
4-2. 夫婦でアーリーリタイアする場合
5. アーリーリタイア成功のために準備すべき3つのこと
5-1. 必要なお金を確認する
5-2. 収入源を確保する
5-2-1. 投資
5-2-2. 副業
5-2-3. アルバイト
5-3. 寿命や突然の出費を想定する
まとめ

1. アーリーリタイアとはどんな状態?

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アーリーリタイアとは、会社を定年退職する前に自主退職し、仕事生活からリタイアすることです。

アーリーリタイアを目指す人は、野心に溢れていて不動産投資などに長けたサラリーマンや起業家というイメージがあるかと思いますが、公務員でもアーリーリタイアに憧れる方はもちろん多く、計画的な情報収集や貯金・資産形成を行い、リタイアを成功させる人もいます。

1-1. アーリーリタイアとセミリタイアの違い

アーリーリタイアと似た言葉に「セミリタイア」があり、こちらもニュースやSNSで時々話題になります。
セミリタイアには明確な定義がなく、一般的には「貯金や資産を事前に形成しつつ、リタイア後はアルバイトなどで生計を立てながら自由に暮らすこと」とされています。

セミには「準」や「半分」という意味があり、本業を辞めて、本業より自由度の高いアルバイトや副業で生計を立てることはセミリタイアと言われます。
アーリーリタイアとセミリタイアの主な違いは「アルバイトをするかしないか?」にありますが、アーリーリタイアを志した人でもアルバイトを行うことは自由であり、両者に名前以外の違いはほとんどなさそうです。

2. アーリーリタイアのメリット3選

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仕事に追われる每日を送っている人は、アーリーリタイアに大きな憧れを抱いていることと思います。
ここで改めて、アーリーリタイアのメリットを見ていきましょう。

2-1. 自由な時間を確保できる

アーリーリタイアを志すほとんどの人は、まずこのメリットが一番に思い浮かぶのではないでしょうか。
定時まで自分の時間が縛られ、日によっては残業もあり「やりたいことがやれない…」と苦い思いをしている方ほど、アーリーリタイアによる「自由な時間」は喉から手が出るほど欲しいものです。

自由な時間があれば、当然ながら自分の好きなことに没頭できます。
会いたかった人に会いに行くことも、平日の昼間に好きな場所に出かけることも、1日中寝ることも、すべて自由に選択できます。
反対に「良くも悪くもすべてが自己責任だ」という意見もありますが、この自己責任=すべてを自分で選択し全うできることも、アーリーリタイアのメリットです。

この「選択」については、以下で詳しくご紹介します。

2-2. 仕事のストレスが無くなる

リタイア後はすでに退職した状態ですから、当然ながらこれまでの仕事のストレスは一切無くなります。
アーリーリタイアを志す人の中には「仕事が原因でうつになった」「連日の激務で体調を崩した」という方も多く、仕事のストレスから解放されるためにアーリーリタイアを目指す方もたくさんいます。

また、退職後にアルバイトを行うセミリタイアという形でも、本業と比べると仕事への責任は減り、任される仕事も正社員より緩くなり、対人関係に気を使いすぎることも無くなるため、収入源の確保のためにアルバイトを行う人もいます。

2-3. 自分で生き方を選択できる

アーリーリタイアによって、自由とともに自己責任となる出来事も増えます。
サラリーマン時代は、とりあえず会社で働きさえすればお給料が貰えて、厚生年金や健康保険などの面倒な手続きもすべて会社が代行してくれていました。
しかしリタイア後は、そのすべてを自分でこなす必要があります。
さらには、貯金の増減も、諸々の手続きも、1日の過ごし方もすべて自分次第であり、何があっても他のせいにすることができません。

これは一見デメリットに思われますが、「自分で生き方を選択できる」ということは、自立心のある人にとっては何にも代えがたいメリットとなります。

・規則正しい生活習慣が送れていること
・アーリーリタイア後も充実した每日を過ごせていること
・每日健康でストレスなく生活できること
・収入が増えて貯蓄がますます安定したこと

これらのすべてが、言わば自分の努力のおかげです。
「自己責任」という言葉は悪いことをした時に使われるイメージがありますが、良いことをした時、それは自分の功績であり誇れることに変わります。

精神的・社会的に自立した每日を送れることも、アーリーリタイアならではのメリットと言えます。

3. アーリーリタイアのデメリット3選

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アーリーリタイアには定職に就いていた時には決して得られなかったメリットが多々ありますが、同時に数々のデメリットも受け入れなければいけません。
以下、アーリーリタイアのデメリットについても見ていきましょう。

3-1. 本業の収入がゼロになる

仕事をしている時は、先ほどお伝えした通り、とりあえず会社に行けば毎月口座にお給料が振り込まれ、何も考えなくても生活自体は送ることができます。
しかしアーリーリタイアをした途端に、これまで当たり前のように毎月入金されていた数十万円が、一切振り込まれなくなります。

これまではお金を無駄遣いしていても何とかなっていた人も、いよいよどうにもならなくなります。
本業以外の収入源をリタイア前に形成したり、少なくとも計画を綿密に立てておかなければ、

・貯金や資産が減り続けることによるストレス
・病気や事故に遭った時の想定外の支出
・「また働かなければいけないのか…」という不安や絶望感

などに悩み、かえって自分の首を絞めることになりかねません。

年金の支払い・納税額・健康保険料・生活費や雑費などの日々の支出と、本業以外の収入・貯金・資産を比較して「絶対に生きていける」と自信を持って言える計画がないと、アーリーリタイアは失敗してしまいます。

3-2. 結婚や出産・子育てがしにくくなる

もし結婚や子育てに憧れを持っているなら、アーリーリタイアは特に慎重に検討しましょう。
アーリーリタイアは、基本的には今現在の家族構成をもとに収入額や貯金・支出を計算します。
例えば、リタイア前に独身だったとしても、リタイア後に結婚・出産などでライフスタイルが大きく変化する可能性があります。
既婚者であれば、1人目・2人目・3人目と子どもが生まれ家族構成が変化することもあるでしょう。

家族が増えるということは、それだけ支出が増えるということであり、リタイア後に必要な貯蓄が減る大きな原因となります。
結婚や子育て願望があり、いずれ家族を持ちたいと考えている方は、この家族構成の変化も考えた上で貯蓄額や支出を計算・計画する必要があります。
当然ながら、その分だけアーリーリタイアを成功させるためのハードルは上がります。

3-3. 自由な時間=暇な時間に陥りやすい

仕事で忙しかった時はあれほど欲していた「自由な時間」を、アーリーリタイアの直後に、まるで宝くじに当たったかのように一瞬で手にすることができます。
最初の1か月ほどは「いろんな趣味に挑戦してみよう」「やりたかったことを全部やろう」とやる気が溢れてきますが、2か月・3か月・1年と経つうちに自由な時間が「暇な時間」と化してしまうことがあります。
定年退職した途端に元気がなくなる燃え尽き症候群に、若くして陥ってしまうのです。

例えば「好きな場所に旅行したい」という願望は、

・毎月お金が振り込まれる(お金に余裕がある)
・旅行する時間が確保できない(時間に余裕がない)

という状況だからこそ生まれる欲求です。
これがアーリーリタイア後は、

・本業の収入がゼロになる(お金に余裕がない)
・いつでも旅行できる(時間に余裕がある)

というこれまでと真逆の状況になります。
すると、リタイア前は自由に使えると思っていた時間が、逆にお金に縛られて何事にも挑戦できず、ただ時間という資産を浪費するだけの「暇な日々」を過ごすことになりかねません。

旅行・ライブ鑑賞・ウインタースポーツなどの一時的に多くの出費が必要な趣味を持つ人は、アーリーリタイア後の生活が大きく変わることでしょう。
この反対に、ジョギングや読書など工夫次第で出費を抑えられたり、年中いつでもできる趣味を持つ人は、アーリーリタイア後の余暇を楽しく過ごすことができるはずです。

4. アーリーリタイアのための貯金はいくら必要か?

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アーリーリタイアの準備で最も重要な「お金」は、実際のところいくら必要なのか?
独身の場合と夫婦の場合で、それぞれ簡単に計算をしてみました。

4-1. 独身でアーリーリタイアする場合

独身でアーリーリタイアを実現する際の条件は、以下を想定します。

・寿命を迎えるまで完全に独身である
・アーリーリタイアが第一の目的(贅沢せず質素な生活を送る)
・お金のかからない趣味を楽しむ程度の余裕はある

この条件だと、家賃から生活費・国民年金などの固定費まですべてを含めて、月々約12万~15万円で収めることができます。

仮に月々15万円(年間180万円)の支出で90歳まで生きると仮定すると、単純計算で以下の貯金額が必要となります。

・30歳でアーリーリタイア ⇒ 1億800万円
・40歳でアーリーリタイア ⇒ 9,000万円
・50歳でアーリーリタイア ⇒ 7,200万円

上記の計算は、副業や年金の収入・病気や事故の不意の支出・家族構成による出費や税金の増減は一切考慮していません。
家賃などの固定費を抑えればこれ以下の貯金額で済む可能性もありますが、仕事を辞めるというリスクを背負う以上、貯金額は「これでも足りないかもしれない」と徹底して悲観的に考えるほうが良いでしょう。

4-2. 夫婦でアーリーリタイアする場合

夫婦2人でアーリーリタイアをする場合の貯金額も見ていきましょう。
総務省統計局の「家計調査(二人以上の世帯)2020年(令和2年)6月分(2020年8月7日公表)」によると、1世帯あたりの消費支出は毎月 273,699円です。

この結果は「2人以上(3人~も含む)」「働いている世帯も含む」という条件のため、以下の計算ではやや低く見積もり、月々25万円(年間300万円)と想定しています。

・30歳でアーリーリタイア ⇒ 1億8,000万円
・40歳でアーリーリタイア ⇒ 1億5,000万円
・50歳でアーリーリタイア ⇒ 1億2,000万円

上記の貯金額も単純計算のため、各家族ごとの収入と支出のバランスをしっかりと考えた上でリタイアを計画しましょう。

5. アーリーリタイア成功のために準備すべき3つのこと

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ここまで注意点などネガティブな内容を多く解説してきましたが、計画的に実践できれば、アーリーリタイアはこれまで以上に豊かな人生を実現させることができます。
ライフスタイルが一変するほど大胆な行動だからこそ、計画は綿密に立て、いざ実行する時は「絶対に実現できる」というポジティブな気持ちと自信を持ち続けることも大切です。

以下では、アーリーリタイアを成功させるための事前準備として、主な3つのポイントを解説していきます。

5-1. 必要なお金を確認する

アーリーリタイアは、究極的には「足し算」と「引き算」が正しくできれば成功します。
まずは、毎月どれだけの支出がかかるのか、生活費から税金・保険料に至るまですべてを計算しましょう。
そしてその結果「リタイアできる」と判断しても、いざという時の出費を考えて、決して慢心してはいけません。
今後の人生を不自由なく生きていくためにも、毎月ないし定期的なキャッシュフローを確認して、その都度軌道修正を図ることも大切です。

5-2. 収入源を確保する

先ほどの計算は収入を一切考慮しませんでしたが、リタイア後もいくらかの収入があれば、その分だけ資産に余裕が生まれます。
金銭的な余裕は精神的な安定に繋がり、リタイア後も心穏やかに過ごすことができます。

収入源の確保は、これまで本業一本で過ごしてきた人も検討する価値は大いにあります。
アーリーリタイア後の代表的な収入源を、3種類ご紹介します。

5-2-1. 投資

アーリーリタイアを検討している人は、リタイア前から株式や不動産投資による資産形成を行っている方が多くいます。
いきなりアーリーリタイアを志す人より、副業である程度稼いだ頃に「リタイアしてみよう」と考える人のほうが多いかもしれません。

投資をリタイア後も続けることで、金銭的な不安が一部解消されます。
成功確率を高めるために、まずはリタイア前から投資の勉強や少額でも実践して、資産形成に慣れておくと良いでしょう。

5-2-2. 副業

転売・アフィリエイト・ライターなど、副業は本当にたくさんの種類があります。
リタイア後の収入源として、自由な時間を使って副業を始めるのも一つの手です。

時間が束縛される本業と違って自分のペースでできるため、お小遣い程度であればストレスなく稼ぐことができます。

5-2-3. アルバイト

定職に就いていた時は一定の仕事しかできませんでしたが、リタイア後はアルバイトという形で仕事を自由に選択できます。
お小遣い稼ぎだけでなく燃え尽き症候群を防ぐ目的でも、本業より自由度の高いアルバイトを細々と行うこともおすすめです。

アーリーリタイア後の最も心配なことの1つは、不慮の事故や突然の出費です。
「何事も無ければリタイアを成功させられる」という人でも、病気や事故・自然災害や冠婚葬祭は、将来的に誰にでも起こる可能性があります。
そのイベントに充てる余剰資金を貯めるために、自分のペースでアルバイトをすることも検討してみましょう。

5-3. 寿命や突然の出費を想定する

上でお話した突然の出費に加えて、自分の寿命も考慮しなければいけません。
先ほどの計算では90歳まで生きることを想定しましたが、もしかしたら100歳まで生きるかもしれませんし、歳を重ねるほど健康状態が悪くなり、いずれはアルバイトもできなくなります。

自分の寿命の参考として、親や祖父母の寿命と健康状態をチェックしましょう。
仮に祖父母が100歳で大往生した場合は、親や自分も100歳まで生きる可能性があります。
今は昔より衣食住が充実しているため、健康的な食生活を続けていればもっと長生きするかもしれません。

アーリーリタイアを確実に成功させるためには、自分が寿命を全うするまでの人生を想定するという超長期的な視点での計画も必要不可欠です。

まとめ

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アーリーリタイアは「働かなくていい」「自由な時間が作れる」という憧れから志す方が多いですが、そのための準備は相当に大変で、いざリタイアした後も様々なリスクがあることを忘れてはいけません。
リタイア後の生活を一旦始めてみると、当たり前のように働いて毎月お給料が貰えることがどれほど安心で、自分が会社や社会からどれだけしっかり守られていたかが、身に染みるほど理解できます。

それでもアーリーリタイアを実現させたいは、短期・中期・長期・超長期的な計画をしっかりと立てましょう。

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