やりがいのある仕事をする3つの秘訣‐自分の目標を達成する!

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「仕事にやりがいがない」、もしくは「やりがいを感じなくなった」という悩みをもっている人は、仕事にやりがいを求めているということですよね?

仕事とプライベートをはっきり分けて、仕事はお金のためにやっているのだから、やりがいなどいらないという人もいるでしょう。
しかし、生きている間に仕事に費やす時間をよく考えてみてください。
多くの人は寝ている時間とプライベートな時間以外は仕事に費やし、それは人生の4分の1から3分の1に相当するはずです。

人生の3分の1を「やりがい」や「生きがい」と無縁の時間にしてしまうのは、あまりにも味気ない生き方ですよね。

やりがいとは、努力することで得られる充実感や満足感を意味し、意欲的に生きるバネや自信につながるもの。
一度きりの人生を豊かなものとするためには、欠かせない要素です。

ここでは、やりがいのある仕事をするために役立つ3つの秘訣を紹介します。

目次

1. やりたいことをやる
1-1. 常にどう生きたいのか考える
1-2. 得意な分野を追求する
1-3. 楽しみを見出す工夫がやりがいを生む
2. 実現可能な目標を立てる
2-1. 大人に必要なのは夢ではなくて目標
2-2. 目的までの道はひとつではない
2-3. ハードルを下げることも効果的
2-4. 小さな達成感の繰り返しがやりがいを生む
3. 自分の人生を他人と比べない
3-1. 平等じゃないから自由がある
3-2. 自分の物差しをもつ
3-3. 誰かの役に立つ生き方がやりがいを生む
まとめ

1. やりたいことをやる

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やりがいを感じる仕事とは、どのようなものなのでしょう。

上で説明した「やりがい」の定義を当てはめると、「努力することで充実感や満足感を得られる仕事」「意欲的に生きるバネや自信につながる仕事」ということになります。
みなさんは自分が選んだ仕事で、そう感じていますか?

ここで、「やりがい」を考える際に大事なことがひとつ。
みなさんがしている仕事は、自分で「選んだ」ということです。
現代の日本で、強制労働させられている人などいないでしょう。
基本的に、職業は自分で選ぶものなのです。

問題は、自分で仕事を選ぶときに何を優先させるかということ。
やりがいがもてる仕事の選び方とはどのようなものか、例をあげながら解説しましょう。

1-1. 常にどう生きたいのか考える

民主主義国家の日本では、他人に迷惑をかけたり犯罪を侵したりしなければ、やりたいことをやる自由が誰にでもあります。
どのような仕事に就くかは個人の自由、どう生きていくかということも自由です。

もちろん、学歴や通勤事情、求人の内容によってできない仕事もありますが、大部分は本人の努力によってどうにかなることが多いもの。
20歳前後で「これがやりたい」「この道を進みたい」という、はっきりした展望をもつことは難しいでしょうけど、20代30代を、常に自分はどう生きたいのかという展望をもちながら生きることは、とても重要です。

例えば、どうしても卒業したい大学があったら、それは10代のうちから努力したほうがいいことは間違いありませんが、20代30代になってから入学することだって不可能ではありません。

常に自分はどう生きたいのかということを考えて、自分の人生は自分で決めていくという姿勢が大事。
いつどのように軌道修正、方向転換するのかということも自由なのです。
自由であるということは、自分で決めなくてはいけない要素が多いということ。

やりがいのある仕事をするためには、自分はどういう人間になりたいのか、どういう人生を過ごしたいのかという大きな展望を常にもっているようにしたいものです。

1-2. 得意な分野を追求する

仕事を選ぶ際に何を優先させたらいいのでしょう?
収入?
権威?
社会貢献度?

やりがいを求めるのであれば、「社会のために自分を活かせるかどうか」ということを優先させるべきです。

顧客を幸せにすることを第一に考えて、本当に社会のためになることをしたら、報酬は必ずついてくる。
これは、現パナソニックの創始者である松下幸之助さんの経営哲学ですが、顧客を幸せにすれば報酬がついてくるという考え方は、ビジネスの原点といわれています。

さて、社会のために自分を最大限に活かそうと思ったら、自分が得意な分野を伸ばすのがもっとも効果的ですよね。
人はそれぞれ得手不得手があって、違う個性をもった大勢の人間が集まって仕事をしているのが企業です。
その中で自分を活かそうとするならば、努力が必要です。

しかし、努力といっても、それが好きな事、得意な事だったらストレスを感じることはありません。
むしろ、楽しみながらスキルアップをすることができるはずです。
好きな事や得意な分野を伸ばすのは、「やりがい」への近道といえるでしょう。

1-3. 楽しみを見出す工夫がやりがいを生む

やりたい仕事を選んで、自分の得意な分野を伸ばすのが、仕事でやりがいを得る秘訣だとわかってはいても、仕事をしていれば楽しいことばかりではありませんよね。
単純な作業の繰り返しもあれば、苦手な分野もこなさなければいけません。

自分が望んだエンジニア系の仕事に就いたとしても、日々のルーティンワークが面倒に感じられたり、営業職ではないのに取引先の担当者とコミュニケーションを求められたりというようなことがあるでしょう。

こんなときにどう対応するかで、仕事で得られるやりがいが変わってきます。
嫌々作業を続ければストレスを溜めてしまい、気持ちが入らないのでミスも多くなりますよね。
誰かとコミュニケーションをとるにしても、嫌々やっていれば、相手にその気分が伝わり、良好な関係を築くことはできないでしょう。

好きな事や得意な事は、それ自体が楽しいから没頭することもできます。
やりがいを生むコツは、何にでも楽しみを見出すこと。
単純な作業だったら、どうすればより効率を上げられるかという探求心が楽しさを生むかもしれませんし、人付き合いが苦手だったら、共通の話題を見つけることで仕事以外の会話ができる友人になるかもしれません。

どんなことでも、何か楽しみを見出す工夫ができないか、探してみましょう。

2. 実現可能な目標を立てる

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2つ目の秘訣は、実現可能な目標を立てて仕事をするということ。
努力することで得られる充実感や満足感は、目標を達成したときに実感できるものです。

「目標だった課長に昇進した」「開発チームのチーフに任命された」といった昇進に関する事や、「自信をもって立てた企画がコンペで採用された」「3カ月をかけて育ててきたプロジェクトが認められた」というように仕事の成果に関する事がわかりやすい例かもしれません。

しかし、仕事のやりがいは、もっと別なところに生まれることも多いのです。
それは、「この1週間、誰のことも否定せずに気持ちよく仕事ができた」「今日のミーティングでも目標としていた発言ができた」「今週もワンステップのスキルアップができた」といった、目に見える成果というよりも自分の内面における達成感です。

実は、こうした「努力すればできること」の積み重ねが、やりがいとなって人生を豊かなものにすることが多いのです。

2-1. 大人に必要なのは夢ではなくて目標

「夢は9割叶わない」というのは、漫画家の弘兼憲史さんが著した本のタイトルですが、言いえて妙だと思いませんか?

たしかに、将来に対する「夢」というのは子どもの頃は誰もが描くものなのに、その通りの人生を送る人は1割もいません。
「夢のない人生はつまらない」などといわれる一方で、大人になってから大きな夢を描いていても叶えられることは稀です。

20代のうちは「社長になる」「ビルを建てる」というような夢を描いて、その夢に向かって歩むことがあるでしょう。
しかし、30代40代と年齢を重ねるごとに、自分の限界や個性を把握していき、夢が実現可能かどうか判断できるようになります。

仕事にやりがいを求めるのであったら、必要なのは叶うかどうかわからない夢ではなくて、実現可能な目標。
年齢を重ねれば、自分に残された時間は減っていくのが人生ですから、到達できる可能性がとても低いゴールを目指して進むよりも、実現可能な目標をもつことが豊かな人生を送る秘訣です。

2-2. 目的までの道はひとつではない

人生の最終的なゴールを目的地とするのは、現実的ではありません。
人生の最終的なゴールは「死」です。
生きている間にどこまで行けるか、できるだけ高いところまで昇りたいということを目的地として掲げても、人間はいつ死ぬかわかりません。

だから到達したい目的は、現実的なところを設定した方がいいでしょう。
予定よりも早く到達することができたら、またそこから次の目的地を決めればいいのです。

そして大事なことは、ひとつの道だけにこだわらないということ。
目的地まで行く方法は無数にあるのに、ひとつの道にこだわったがために目標を達成できない人がいます。
とくに日本人は、ひとつの「道」を追求することを美徳とする傾向が強いので、窮地に自分を追い込んでしまうことがありがち。

ひとつの目標を達成したら、次の目標へは違う道を選んでもいいのです。
仕事に求めるやりがいは、方向性や規模が変わっても問題ありません。
重要なのは、目標を達成しながら生きることですから、寄り道してもいいし、ときには後戻りしてもいい。
そうした柔軟性が、やりがいを育みます。

2-3. ハードルを下げることも効果的

自分に厳しい人は、目標を高めに設定しがちです。
自分では実現可能だと思った目標が達成できないという人は、ハードルを下げてみましょう。

自分に厳しい人は、自分に対して甘い姿勢をとるようで、恥ずかしい事だと感じるかもしれません。
しかし、大事なのは目標を達成することですから、恥でも何でもないのです。
達成できない目標は意味がありませんし、ストレスを溜めるだけ。

自分で立てた目標が達成できないという人は、完璧主義が悪い影響を与えていたり、見栄や体裁を気にし過ぎていたりする傾向があります。
こういう生き方は、仕事で余計なストレスを抱えてしまい、自分を追い込んでしまいがち。

一度思い切って、確実に達成できるラインまでハードルを下げてみることをおすすめします。
簡単すぎると達成感はないものですが、その高さをクリアしたら少しずつハードルを上げていけば、自分が努力して充実感が得られるラインが見えてくるはずです。

2-4. 小さな達成感の繰り返しがやりがいを生む

努力して達成できる目標は、小刻みに設定して数多くクリアすることが、やりがいを生む秘訣。

たとえ、ひとつの目標クリアで進む距離が短くても、充実感や満足感を得られると次の目標に向けて進む意欲がわいてきます。
充実感や満足感がストレスを軽減して、心身を健康に保つことができます。
これが、仕事のやりがいにつながるんですね。

事ここにかんしては、「質より量」といえるかもしれません。
日々、充実感や達成感を感じながら仕事ができたら、気持ちのよい毎日ですよね。
小さな達成感を気持ちよく繰り返していて、気がついたら目的地に近づいていたというのが、理想的な仕事の仕方だと思いませんか?

3. 自分の人生を他人と比べない

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3つ目の秘訣は、「人と比べない」ということ。

巷では「やりがいのある仕事ランキング」や「仕事にやりがいを感じている人の統計」などというデータを目にすることがあるでしょうが、自分の人生における「仕事のやりがい」を考える場合には、まったく参考になるものではありません。

なぜかといえば、人生は人それぞれ違い、同じ人生を過ごす人などいないからです。
「やりがい」や「生きがい」というものは、自分自身の問題ですから、他人と比べてみても意味がありません。
何がやりがいになるのかということは、人それぞれ違うのです。

3-1. 平等じゃないから自由がある

冒頭で「職業選択の自由」という話をしましたよね。
この資本主義社会における「自由」の基盤となっているのが、「不平等」です。

日本国憲法では「すべての国民は法の下に平等」などといわれるものの、生まれる環境や個人がもつ資質は平等ではありません。
裕福な家庭に生まれる子どもがいれば、経済状況の厳しい家庭に生まれる子どももあり、これは自分で選択できるものではないのです。

経済状況だけでなく、生まれつき走るのが速い子、計算が早い子、絵を描くのが得意な子、友達をつくるのが得意な子、というようにみんな得手不得手があって、これが個性となっているのです。

だからこそ、自分の得意な分野を伸ばすことが大事で、それがやりがいにつながるわけです。
自分が置かれた状況を嘆いてみたり、国や政治のせいだと文句をいってみても、「やりがい」や「生きがい」を感じられるような人生は手に入りません。
仕事でやりがいを得られるのは、自分がどのような状況にあっても、現実を受け入れて最善策を考えられる人間なのです。

3-2. 自分の物差しをもつ

人間が生きる目的は「幸せになるため」といわれますが、何が幸せかということは人それぞれ違うもの。
高い名声を得ることに幸福を感じる人もあれば、コップ1杯の水に幸福を感じる人もいます。

自分にとって何が幸せかという判断には、自分なりの物差しがなければいけません。
定規は線を引く道具ですが、物差しとは長さを測る道具。

「自分なりの価値観」といってもいいですね。
他人は関係ありません。
自分にとっての幸せとなる価値、自分にとっての達成感や充実感が得られるラインがわかっていればいいのです。

40代50代と年齢を重ねてくると、多くの経験から自分の物差しができてくるものですが、20代30代ではなかなか決定的な価値観が定着しなくて、よく移ろいます。
しかし、それが普通のことであり、自分の物差しは移ろいを繰り返しながらできていくものなのです。

ですから、20代30代における「仕事のやりがい」というものも移ろって当然。
常に「努力すれば達成できる目標を立てる」ことを意識してみましょう。

3-3. 誰かの役に立つ生き方がやりがいを生む

誰の物差しで測っても、やりがいを感じることのできる価値があります。
それは、「誰かの役に立つ」ということ。

松下幸之助さんの「顧客を幸せにすれば報酬は後からついてくる」という経営哲学に通じることですね。
漫画家になる前に3年ほど松下電器(現パナソニック)でサラリーマンを経験した弘兼憲史さんの代表作「島耕作シリーズ」は、松下幸之助さんの哲学がベースになっているといいます。

仕事のやりがいを描くビジネス漫画という分野を切り開いた弘兼憲史さんは、新著『弘兼流 やめる!生き方』で、「好きなこと」「得意なこと」「人に迷惑をかけないこと」「人の役に立つこと」という4項目の接点が、幸せになる条件だと語っていますが、これはそのまま「やりがいのある仕事」の条件としても当てはまりますね。

まとめ

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ここでは、「仕事で感じるやりがい」について解説してきましたが、仕事以外でもやりがいを感じられる要素はたくさんあります。

人生の目標などという大げさなものではなくて、「毎日早起きをして朝陽を浴びながら深呼吸をすること」であったり、「雨の日でも愛犬との散歩を欠かさないこと」であったり、「通行人が気持ちいいように、自宅前の道を毎朝掃除すること」であったりと、日々の生活の中に定着している行為にやりがいを感じていて、それが生きがいになっているという人も少なくありません。

仕事においても、「毎日続ける」という努力がやりがいになっているケースが多いのではないでしょうか。
仕事にやりがいが感じられないという人は、小さくても人の役に立つことを毎日続けてみたらいかがでしょうか。

【参考資料】
・『弘兼流 やめる!生き方』 弘兼憲史 著  青春出版社 2020年
・『仕事にやりがいを感じている人の 働き方、考え方、生き方。』 毛利大一郎 著  幻冬舎 2017年

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