昨今、ビジネスのあらゆる部分でオンライン化が進んでいる中、帳票のペーパーレス化・電子帳票化も進んでいます。
その背景としては、2005年にe-文書法が施行されたことが大きな転換期となりました。その後も改定を続け、2020年10月の改定では、キャッシュ決済における証憑処理が完全ペーパーレス化ができるようになり、経費レシートの撮影・保存が不要となります。
これにより、従業員は経費精算のために会社に出社する必要がなくなり、また経理部門は経費精算業務の負荷削減にも繋がるといった、ワークスタイルの変革が期待されています。
このような、法改正・規制緩和により、従来の帳票のあり方が大きく変わろうとしている中で、注目されているのが電子帳票システムです。
電子帳票システムを活用することで、今まで紙で作成・管理していた帳票を電子データとして管理することが可能です。
本記事では、仕事をかしこく・たのしくするビジネスメディアを運営する「Smarf」が、それぞれの名刺管理ソフトの特徴、機能、料金などを比較しながら紹介していきます。
経費精算や請求書発行などのシステム化を検討されている総務部門や経理部門のご担当者は必見です。
電子帳票システムとは?
帳票とは「伝票」や「帳簿」を示す会計用語です。電子帳票システムは、電子化された帳票をデータファイルとして取り扱うことができます。
請求書や見積書をはじめとした帳票は自動で作成されます。作成後は、メールで送信をすることや、電子データとして保管・管理することが出来ます。
電子帳票システムの特徴・機能
電子帳票システムの主な機能を紹介します。また、システム・サービスによって、機能・特徴は異なりますので、詳細については追って解説をしていきます。
帳票データ作成機能
システム上から帳票データを作成することができます。
帳票の種類は、請求書や伝票など用途に合わせて様々な電子書類を作成することが可能です。また、CSVやPDFなど、希望に合った形式で抽出することも可能です。
帳票データ配信機
従来の紙の帳票の場合、手作業での印刷や封入・郵送作業が必要であったため、作業時間や切手代などの郵送コストが掛かっていました。
電子帳票システムを活用することで、URLや添付ファイルとしてメールを送ることができます。また、FAXに関しても同様で、FAX機器がなくてもボタン一つでFAXを送ることが可能です。
郵送が必要な書類の場合は、1通あたり150~300円程で郵送代行も行ってくれるため、自分達で手作業で封入・郵送する手間がなくなります。
帳票データ管理機能
紙の帳票は、保管スペースを確保する必要がありますが、電子帳票化にした場合、サーバーに格納されるので、物理的なスペースは不要になります。
また、種類ごとにフォルダを分けたり、検索機能があるので、どこに書類があるかわからなくなるといった問題も解消されます。
インターネット環境があればどこでも情報にアクセスすることが出来るので、欲しい情報をいつでも必要な時に見つけることができることは大きなメリットです。
電子帳票システム導入で得られるメリット
電子帳票システムを導入することで、その大きなメリットを享受することができます。単に作業が楽になるということだけではなく、コスト削減や売上げアップに繋げることも可能です。
作成・管理コスト削減
帳票の作成は、紙代・コピー機・インク代など、印刷には大きなコストが掛かります。また、紙で管理する場合は保存場所の確保も必要となります。
ペーパーレス化をすることで、これらの作成・管理コストを大幅に削減をすることが可能です。
作業時間の短縮
帳票データを一つひとつ手入力でデータ化するのは非常に手間と労力がかかります。システムであれば、簡単な操作で入力作業が完了します。
また、他の外部サービスと連携をすることで、データを自動入力することも可能です。
これだけで、年間総労働時間を大きく削減することができますので、本来集中すべき顧客対応などに注力することが可能です。
紛失・漏洩のリスク回避
紙の帳票の場合、紛失や盗難、破損などにより情報が無くなってしまう可能性がありますが、電子帳票システムの場合は高度なセキュリティ対策がなさているので、情報漏洩のリスクは大幅に軽減されます。
また、バックアップ機能もついているため、万が一誤って削除した場合でも、復旧をすることが出来ます。
失敗しない電子帳票システムの選び方
ここでは、電子帳票システムの選び方から導入までの流れを解説します。
電子帳票システムと一言でいっても、機能や特徴はシステムごとで多種多様です。数多くのシステムの中から、自社に最適な電子帳票システムを選ぶためには、事前の準備が必要です。
選び方1 電子帳票システム導入の目的・検討の優先順位を整理する
どの帳票を電子化するか、どれくらいのボリュームになるか、導入前と後でどれくらいのコスト削減に繋がるかなど、電子帳票システムを導入する目的や、検討事項を整理しておきましょう。
そうすることで、サービスの比較をする際に自社に合うサービスかどうかの判断がしやすくなります。
選び方2 電子帳票システムごとの特徴を理解する
電子帳票システムも、サービスによって特徴が大きく異なります。
例えば、請求書や見積書に特化した小規模店舗・個人事業主向けのサービスや、機能が豊富で様々な電子帳票化に対応した大企業向けのサービスがあります。
まずは、比較サイトなどを利用して大まかに内容を把握することで、システムの特徴を理解することができるでしょう。
選び方3 作成するデータ量、将来性を見据えた上で自社に見合ったシステムを検討する
現在の帳票の量や、電子帳票化するボリュームなどを鑑みた上で、将来的にどういった活用をしていきたいかも想定しておきましょう。
選び方4 電子帳票システムのトライアルから始める
電子帳票システムの無料トライアルを実施しているシステムであれば、まずは積極的に活用してみましょう。
検討段階でも、実際に触れてみることで色々な感想が出てくるはずです。可能であれば、2〜3システムのトライアルを行うことで、自社に合うシステムが見つかりやすくなります。
トライアルを実施している電子帳票システムの例を紹介します。
→電子帳票配信自動化ソリューションの公式サイトはこちら
→DOCUMENTMARKの公式サイトはこちら
選び方5 使用した電子帳票システムの感想や意見を集め、将来性も吟味した上で決定する
電子帳票システムのトライアルを行った後は、アンケートやミーティングを実施し、現場の気づきや感想をまとめましょう。
現場の意見を反映せずに、システムを決めると、現場からの不満の声が少なからず出てきます。
大切なことはシステムを導入することではなく、電子帳票システムがきちんと運用されることによって、業務効率を向上させることです。導入後の浸透を早める意味でも、まずは現場の声を大切にしましょう。
電子帳票システム導入でよくある失敗・トラブル事例
事例1 導入コスト
電子帳票システムの導入費用の他、今までの紙の書類を電子化するための作業コストが発生します。また社内ルールの策定などにも時間が掛かります。
導入を決めたら、本格的な稼働開始をいつのタイミングにするか、誰がどのように社内に伝達をするかといった、導入スケジュールと費用をあらかじめ組んでおく必要があります。
事例2 現場への浸透
電子帳票システム導入を始め、新しいシステムを導入すると、今までにない問題が発生します。
特に導入したばかりのタイミングは、使い方に慣れていないため、現場ではストレスに感じてしまったり、予想しなかったトラブルが生じる可能性があります。
だれにでもわかりやすいマニュアル作成はもちろん、想定される質問に対する回答を、Q&A方式でまとめておくなどして、問合せなどに対応する負担をさげるようにしましょう。
電子帳票システム比較12選
ここからは、厳選した12の電子帳票システムを比較していきます。
気になったシステムがあれば、直接ベンダーに問い合わせるか、資料請求を行いましょう。
ツール1 楽楽明細(株式会社ラクス)

<概要>
利用中のシステムからCSVまたはPDFで出力し帳票データを、アップロードするだけで、「WEB」「メール添付」「郵送」「FAX」のいずれかの方法で自動で割り振り発行。帳票発行において手間のかかる「印刷・封入・発送」の作業がゼロに
<特徴>
・請求書、納品書、支払い明細、領収書といったあらゆる帳票や、チラシ・お知らせといった書類の発送にも対応
・利用中の販売管理システム・自社開発システムなどから出力される請求データをCSV/PDFで簡単に連携が可能
・システムが苦手な方でも利用しやすい直感的な操作画面を導入
<費用>
・初期費用 100,000円〜
・月額費用 24,000円〜
<導入時の注意点>
・独自のフォーマットで請求書などを作成している場合は、楽楽明細に対応できるか事前に確認が必要
・帳票出力前のプレビュー機能がないため、発行しないと分からない
<導入企業の声>
・請求書発行業務にかかっていた毎月の作業時間74時間の削減が出来ました。(人材派遣)
・自社での印刷、郵送手配作業が不要になったので、年間2,000万円超のコストダウンに繋がりました。(通信技術)
ツール2 mcframeRAKU-PAD(ビジネスエンジニアリング株式会社)

<概要>
ペーパーレス化と帳票データ活用で現場の業務効率を改善。報告書の情報を、関係者全員がリアルタイムで共有して進捗を把握することが出来る、製造に特化した電子帳票ソリューション
<特徴>
・Excel/PDF/画像から電子帳票を簡単作成
・32種類のデジタルインプットでデータ活用を容易に
・オフライン環境でも帳票入力が可能
・SPC(統計的工程管理)機能を搭載
→JISで定める8種類の以上判定ルールに従い、アラートメールを関係者に送信が可能
<費用>
・要見積もり
<導入時の注意点>
・主に製造業や物流業界などブルーカラー向け
・仕様などにより費用が高額になる場合がある
<導入企業の声>
・月間で370時間の作業時間と5,600枚の紙を削減しました。(物流)
・他の電子帳票システムも探しましたが、データ入力とデータ解析を同時に行えるソリューションはRAKU-PAD以外にありませんでした(製造)
→mcframeRAKU-PADの公式サイトはこちら
ツール3 ContentsEXpert/DigitalForm(NRIセキュアテクノロジーズ株式会社)

<概要>
多種多様な帳票データをPCに表示可能なフォーマットにデータ変換し、紙出力していた様々な業務の電子化して、一元管理・活用を可能にする電子帳票ソリューション
<特徴>
・利用形態やニーズに合わせた導入が可能
→スタンドアロン方式、ファイルサーバー方式、センターサーバー方式、CD-ROM配布など運用形態を柔軟に選択可能
・Web環境での電子帳票管理も実現
→イントラネット/エクストラネットによる閲覧が可能なため、全社規模で電子帳票の活用をスムーズに展開することが可能
<費用>
・要見積もり
<導入時の注意点>
・仕様などにより費用が高額になる場合がある
→ContentsEXpert/DigitalFormの公式サイトはこちら
ツール4 OCRデザイナー(株式会社ユニオンシンク)

<概要>
手書きのアンケートや問診票、点検表などを、スキャナで簡単に読み取り&データ化。業務の「効率化」をサポートする電子帳票システム
<特徴>
・紙媒体をスキャンするだけで、編集可能なテキストデータ(CSV)に変換可能。複数ファイルの連続取り込み&安定した識字率で作業効率もUP
・柔軟な検索フォームで、より迅速なデータの活用を実現
・CSVで出力されたデータは他システムとの連携が可能
<費用>
要見積もり
<導入時の注意点>
全てがデータ化されるので、紙媒体にように直接紙に注記をすることが難しくなる。管理は楽になる反面、すぐに伝えられることも時間と手間が掛かる
<導入企業の声>
・今まで1〜2日掛かっていた入力作業がほぼゼロになりました。大量のデータの入力作業によるストレスもなく、入力作業後の分析作業に時間を確保することが可能になりました。
・入力のミスを大幅に減らすことに成功しました。
数値やアルファベットの認識率が非常に高いので、読み取りミスもほぼなく、見直し作業も簡単です。
ツール5 EdiGate/POST(大興電子通信株式位会社)

<概要>
サーバ設置やソフトの新規インストール不要。インターネット環境があればスピーディに導入可能なクラウド型電子帳票システム
<特徴>
・社内システムと連携することで、電子化した帳票データを仕入先へと自動配信が可能
・SSL通信による暗号化、ID/パスワード、ウイルスチェックを掛けたセキュアにデータ交換が可能
・シンプルな簡単操作。自社・仕入先双方がインターネットに接続しているだけで簡単に利用できるため、仕入先にも負担をかけずに、帳票業務の軽減が可能
<費用>
・要見積もり
<導入時の注意点>
費用が高額になる可能性があるため費用対効果の検討が必要
(初期導入費用の目安が250万円〜900万円と高めの設定)
<導入企業の声>
・月2万枚使用していたコピー用紙が5000枚に減り、コスト削減はもちろん、エコ効果にも繋がりました。(介護用品メーカー)
・パソコン1台とインターネット環境が整っていれば利用できるのがメリット。仕入先にも負担を掛けることなくスムーズに導入ができました。(工業用品商社)
ツール6 FILISTSYSTEM(株式会社イーバイピー)

<概要>
企業に存在するPDF化した様々な帳票や文書を一元管理化。PDFファイルに特化したデータの活用や他サービスとの連携で、業務効率化とコスト削減の実現ができる、電子帳票システム
<特徴>
・「FILIST+MANAGE」
→帳票・帳簿・文書をPDFファイル化し、仕分け・自動振分・一括管理を実現
・「FILIST+VIEW」
→スタンドアローン環境でPDFを総利用。閲覧機能、検索機能、スタンプ機能など業務に必要な機能を実装
・「FILIST+FIND」
→PDF化された電子帳票・文書データ閲覧・詳細検索が可能
・「FILIST+BANK」
→PDFファイルを仕分、指定フォルダに自動振分
<費用>
要見積もり(参考価格:1,300,000円〜)
<導入企業の声>
既存の電子帳票システムは、独自のフォーマットへの変換作業でかなりの労力とコストが掛かってしまいましたが、FILIST SYSTEMはPDFファイルに変換すれば、すぐに取り込まれるので、移行の労力とコスト削減に繋がりました。
ツール7 電子帳票配信自動化ソリューション(日本ワムネット株式会社)

<概要>
RPAツール「WinActor」と組み合わせることで、帳票電子化のメリットを最大限に活かし、メールによる送付のデメリットを解消する電子帳票配信自動化ソリューションの実現が可能
<特徴>
・誤送信防止
→送信リスト(CSVファイル)が正確であれば、誤送信リスクゼロ
・シンプルな操作性で、特別な導入教育は不要
・未回収リスク軽減
→送信した帳票の相手の受信状態(未受信/受信済み/DL済み)など、相手先の受信状況の確認が可能
<費用>
・無料トライアル有
・GigaCC ASP:初期費用 50,000円
・Standardプラン:
月額費用 1GB/10ID ¥12,000、100GB/100ID ¥131,000
・Advancedプラン:
月額費用 1GB/10ID ¥12,000、100GB/100ID ¥131,000
・Premiumプラン:
月額費用 1GB/10ID ¥12,000、100GB/100ID ¥131,000
・GigaCC OKURUN:
初期費用 50,000円、月額料金 10ID/5GB:24,500円~
<導入時の注意点>
容量に制限があるため、保管機能使用の幅を広げるための料金が発生する
<導入企業の声>
・GigaCCを導入する以前は写真や動画などの大容量データのやり取りに手間と時間がかかっていましたが、GigaCCを利用するようになってからは、安全かつ簡単にデータの共有ができるようになりました。(大学)
・顧客との出荷実績データ自動受信の仕組みをわずか10日間で構築できました。(物流)
ツール8 DOCUMENTMARK(株式会社クラウドテクノロジーズ)

<概要>
企業内の情報資産をPDF化し、安全に保管できるプラットフォームと使用しやすい機能を提供する電子帳票システム。ペーパーレス化を実現したい企業に最適なソリューションを提供
<特徴>
・PDFの作成・生成から、活用・出力・保存・管理・廃棄といった、一連のライフサイクルマネジメントが可能
・既存の電子帳票システムからのデータや紙の帳票、マイクロフィルムまで、PDFファイルへと変換することで容易にシステムへ取り込める
・グループ管理、ユーザー管理など、様々な属性に応じた、権限管理が可能。ユーザーの操作履歴はログとして管理できる
<費用>
・無料トライアル有り
・要見積もり
(最小構成:1,500,000円〜)
<導入時の注意点>
・クラウドで保管を行うため、ネットワークやシステムがダウンしてしまった場合、ファイルの読み出しが不可能な状態になってしまう
<導入企業の声>
データ管理画面は見やすく、使い方も簡単です。スキャンデータに直接注記を入れることも可能なので、パソコンに不慣れな方でも安心です
ツール9 FIBRIDGEⅡ(JFEシステムズ株式会社)

<概要>
高速処理による帳票の即時閲覧や高い拡張性を活かした全社帳票の集中管理を実現する電子帳票システム。不要な印刷などを防止する機能や、閲覧・プリント出力などの履歴を詳しく提供できるため、内部統制の強化にも効果を発揮する
<特徴>
・高速変換、高速検索を実現
→帳票に特化した自社開発の独自データベースにより、データの変換や検索において、ハイパフォーマンスを発揮
・安全のデータ管理、充実のセキュリティ機能
→帳票の参照・操作などの細やかな権限設定により、利便性を高めつつ、不正利用者からの操作を防止・抑制、セキュリティの強化を図る
・多彩なオプション機能
→企業ごとの運用に合わせた最適なシステム構築を実現
<費用>
・要見積もり
<導入時の注意点>
・識字判定率がやや低い
・表示データを他のアプリケーションに取り込もうとすると、レイアウトが崩れてしまうことがある
<導入企業の声>
・年間数千万ページの紙帳票の7割を削減し、大型プリンターの台数も削減できました。(保険)
・情報の格納場所を一本化することで業務効率がアップし、社内の評判も上々です。(銀行)
ツール10 FNXe-帳票FAXサービス(株式会社ネクスウェイ)

<概要>
受発注、経理、物流などの業務で発生する、様々な帳票を自動でFAX送信するクラウド型帳票FAX送信サービス
<特徴>
・スピード処理/大量配信も難なく対応
・豊富な利用実績と安心・安全のセキュリティ
・サーバー/FAXモデムなどの機器の準備は不要
<費用>
・初期費用0円
・月次費用10,000円〜(FAX送信枚数により異なる。要見積もり)
<導入企業の声>
・一つの部門だけで1ヶ月に届く発注書は約1500枚。ファイリングだけで毎月40時間のロスが生じていたのが解消されました(工業製品卸)
・1日あたり200〜300枚届くFAXの仕分けに1時間以上ロスが発生、注文書の管理にも課題があったのが、FNXで解消されました。(部品製造)
ツール11 Paples(日鉄日立システムエンジニアリング株式会社)

<概要>
紙での運用をやめ、テレワーク/リモートワークを実現。文書・帳票の電子活用と電子配信でいつでもどこからでも業務を遂行できる環境を実現する、電子帳票システム
<特徴>
・帳票運用に求められる、帳票作成、帳票出力、電子保存の3つの機能をオールインワンパッケージで提供
・豊富な実績
1994年に販売を開始以降、導入企業の意見をもとに使いやすさを追求した便利な機能と、様々な課題解決ソリューションを提供
・データーベース不要。サーバー1台から構成可能。さらに利用環境の変化に応じ、柔軟に構成内容の変更も可能
<費用>
・要見積もり
<導入企業の声>
・請求書作成後のリードタイム短縮や郵送コストなどの削減、業務効率化、発行済み請求書の長期電子保管によるペーパーレス化が実現できました。(化学)
・プリンターサーバーが10数台から1台へと削減し、サーバーの保守運用費用を削減できました。また帳票フォームの変更反映もPsples1台で済むようになり、大幅な業務効率化につながりました。(放送局)
ツール12 FileVolante(JFEシステムズ株式会社)

<概要>
オープンシステムから出力されるPDFデータなどとの親和性を考慮して開発された電子帳票システム。PDFをインターフェースとする変換機能やドキュメントリンク機能など新しい電子帳票システムの活用方法を提供する、電子帳票ソリューション
<特徴>
・帳票を選ぶ・見る・探す・活用する、といった操作が直感的で簡単
・強固なセキュリティ機能
・各種設計ツールとのシームレスな連携機能
<費用>
・最小構成:1,500,000円〜
<導入時の注意点>
ある程度PCの扱いに慣れており、専門用語を理解しておく必要がある
<導入企業の声>
・3ヶ月で約100万枚の印刷削減が出来ました!さらに情報漏洩のリスクが格段に低減できたことが最大の効果です。(銀行)
・複数の大量帳票からでも素早く該当した帳票を検索し、表示ができるようになりました。これにより仕事のスピードが上がり、業務改善が図れました。(機械)
電子帳票システムを比較表で確認
システム名 | 機能・特徴 | 価格 |
楽楽明細 (株式会社ラクス) | ・請求書、納品書、支払い明細、領収書といったあらゆる帳票や、 チラシ・お知らせといった書類の発送にも対応 ・利用中の販売管理システム・自社開発システムなどから出力される 請求データをCSV/PDFで簡単に連携が可能 ・システムが苦手な方でも利用しやすい直感的な操作画面を導入 | ・初期費用 100,000円〜 ・月額費用 24,000円〜 |
mcframeRAKU-PAD (ビジネスエンジニアリング株式会社) | ・Excel/PDF/画像から電子帳票を簡単作成 ・32種類のデジタルインプットでデータ活用を容易に ・オフライン環境でも帳票入力が可能 ・SPC(統計的工程管理)機能を搭載 →JISで定める8種類の以上判定ルールに従い、アラートメールを 関係者に送信が可能 | 要見積もり |
ContentsEXpert/DigitalForm (NRIセキュアテクノロジーズ株式会社) | ・利用形態やニーズに合わせた導入が可能 →スタンドアロン方式、ファイルサーバー方式、 センターサーバー方式、CD-ROM配布など運用形態を柔軟に選択可能 ・Web環境での電子帳票管理も実現 →イントラネット/エクストラネットによる閲覧が可能なため、 全社規模で電子帳票の活用をスムーズに展開することが可能 | 要見積もり |
OCRデザイナー (株式会社ユニオンシンク) | ・紙媒体をスキャンするだけで、編集可能なテキストデータ(CSV)に 変換可能。複数ファイルの連続取り込み&安定した識字率で作業効率もUP ・柔軟な検索フォームで、より迅速なデータの活用を実現 ・CSVで出力されたデータは他システムとの連携が可能 | 要見積もり |
EdiGate/POST (大興電子通信株式位会社) | ・社内システムと連携することで、電子化した帳票データを仕入先へと 自動配信が可能 ・SSL通信による暗号化、ID/パスワード、ウイルスチェックを掛けた セキュアにデータ交換が可能 ・シンプルな簡単操作。インターネットに接続しているだけで簡単に 利用できるため、仕入先にも負担をかけずに、帳票業務の軽減が可能 | 要見積もり |
FILISTSYSTEM (株式会社イーバイピー) | ・「FILIST+MANAGE」 →帳票・帳簿・文書をPDFファイル化し、仕分け・自動振分・ 一括管理を実現 ・「FILIST+VIEW」 →スタンドアローン環境でPDFを総利用。閲覧機能、検索機能、 スタンプ機能など業務に必要な機能を実装 ・「FILIST+FIND」 →PDF化された電子帳票・文書データ閲覧・詳細検索が可能 ・「FILIST+BANK」 →PDFファイルを仕分、指定フォルダに自動振分 | 要見積もり (参考価格:1,300,000円〜) |
電子帳票配信自動化ソリューション (日本ワムネット株式会社) | ・誤送信防止 →送信リスト(CSVファイル)が正確であれば、誤送信リスクゼロ ・シンプルな操作性で、特別な導入教育は不要 ・未回収リスク軽減 →送信した帳票の相手の受信状態(未受信/受信済み/DL済み)など、 相手先の受信状況の確認が可能 | ・無料トライアル有 ・GigaCC ASP: 初期費用 50,000円 ・Standardプラン: 月額費用 1GB/10ID ¥12,000、 100GB/100ID ¥131,000 ・Advancedプラン: 月額費用 1GB/10ID ¥12,000、 100GB/100ID ¥131,000 ・Premiumプラン: 月額費用 1GB/10ID ¥12,000、 100GB/100ID ¥131,000 ・GigaCC OKURUN: 初期費用 50,000円、 月額料金 10ID/5GB:24,500円~ |
DOCUMENTMARK (株式会社クラウドテクノロジーズ) | ・PDFの作成・生成から、活用・出力・保存・管理・廃棄といった、 一連のライフサイクルマネジメントが可能 ・既存の電子帳票システムからのデータや紙の帳票、マイクロフィルム まで、PDFファイルへと変換することで容易にシステムへ取り込める ・グループ管理、ユーザー管理など、様々な属性に応じた、権限管理が 可能。ユーザーの操作履歴はログとして管理できる | ・無料トライアル有り ・要見積もり (最小構成1,500,000円〜) |
FIBRIDGEⅡ (JFEシステムズ株式会社) | ・高速変換、高速検索を実現 →帳票に特化した自社開発の独自データベースにより、データの変換や 検索において、ハイパフォーマンスを発揮 ・安全のデータ管理、充実のセキュリティ機能 →帳票の参照・操作などの細やかな権限設定により、利便性を高めつつ、 不正利用者からの操作を防止・抑制、セキュリティの強化を図る ・多彩なオプション機能 →企業ごとの運用に合わせた最適なシステム構築を実現 | 要見積もり |
FNXe-帳票FAXサービス (株式会社ネクスウェイ) | ・スピード処理/大量配信も難なく対応 ・豊富な利用実績と安心・安全のセキュリティ ・サーバー/FAXモデムなどの機器の準備は不要 | ・初期費用0円 ・月次費用10,000円〜 (FAX送信枚数により異なる) |
Paples (日鉄日立システムエンジニアリング株式会社) | ・帳票運用に求められる、帳票作成、帳票出力、電子保存の3つの 機能をオールインワンパッケージで提供 ・豊富な実績 1994年に販売を開始以降、導入企業の意見をもとに使いやすさを 追求した便利な機能と、様々な課題解決ソリューションを提供 ・データーベース不要。サーバー1台から構成可能。さらに利用環境の 変化に応じ、柔軟に構成内容の変更も可能 | 要見積もり |
FileVolante (JFEシステムズ株式会社) | ・帳票を選ぶ・見る・探す・活用する、といった操作が直感的で簡単 ・強固なセキュリティ機能 ・各種設計ツールとのシームレスな連携機能 | 最小構成1,500,000万円〜 |
まとめ|電子帳票システムを使えば、作業時間の削減や、紙・インク代のコストカットが可能!
この記事では、ペーパーレス化に役立つ電子帳票システムについて、導入時のメリットおよび注意点や各システムごとの特徴を、実際に利用された企業の声も含めて紹介してきました。
電子帳票システムを使えば、手作業による記帳の作業時間や、紙・インク代といったコストを大幅に削減することが可能です。
また、タブレットやモバイル端末と連携をすることで、本部と現場間の情報共有をより正確に早く行うことも出来ますので、ミス・トラブルの減少にもつながるでしょう。
もし、自社に見合った電子調達システムの選び方がわからないといった場合や、導入後の戦略的な活用方法がわからないといった場合は、それぞれの電子調達システムの資料請求・お問い合わせを行って導入を検討してみてください。