企業活動において、売上アップは至上命題ですが、インターネットを通じた営業手法により、他社との比較検討が容易になりました。
その結果、半ば強引にクロージングを掛けるような営業・販売手法はもはや通用せず、中長期的な売上獲得には繋がらなくなっています。
現在において、中長期的な売上獲得をもたらすテーマは「顧客満足度とロイヤリティの向上」です。
顧客満足とロイヤリティを向上するためには、過去の取引実績やキーマンの把握、営業がこれまでにヒアリングしてきた情報といった、精緻な顧客情報の蓄積と管理が必要となります。
そのような過去の膨大な顧客情報を管理・分析するためには、ITツールの活用が最も有効です。そのためのツールとして開発されているのがCRMツールです。
この記事では、CRMツール導入のメリット・デメリットおよび、おすすめCRMツール18選を紹介していきます。
CRMツールとは?
CRMとは「Customer Relationship Management」の略で、直訳すると「顧客関係管理」という意味です。
つまり、「顧客との関係性を管理し、長期的な顧客満足を生み出すためのマネジメント手法」のことを指します。そして、CRMツールとは、ITツールを活用した顧客関係管理システムのことを言います。
一言で顧客情報といっても、その情報は膨大な量になります。例えば、企業規模、購入履歴、問合わせ履歴、予算、担当者情報(趣味・嗜好含む)、過去の会話履歴、ミストラブルの履歴など、その他にも挙げれば挙げるほど多岐に渡ります。
CRMツールを活用することで、複雑な顧客情報を一元化し、セグメントをすることで、顧客に応じたきめ細やかなサービスや対応を行えるようになります。
その結果、顧客満足度・ロイヤリティ向上に繋がり、長期的な取引および売上アップが可能となります。
CRMツールの特徴
CRMツールは種類が様々あり、搭載されている機能もツールごとに異なります。目的・用途に応じて使い分けが必要となりますが、共通している特徴としては、以下が挙げられます。
・顧客情報を集約し、可視化できる
・顧客情報をセグメントすることで、営業・販売活動の戦略的ツールとして活用できる
・顧客満足度を向上させ、顧客ロイヤリティを高められる
CRMツールの用途
営業・コールセンター・マーケティング・保守アフターサービスといった、顧客接点をもつ業務部門にて、顧客管理のために活用します。
CRMツール導入のメリット
メリット1 顧客の担当者に属人化されていた顧客情報を一元化できる
顧客情報が担当者個人の属人化してしまうと、退職や異動をした際に顧客情報が引き継がれず、その後の取引に影響が起きるというリスクがあります。顧客情報を会社の資産として残すことが可能になります。
メリット2 情報共有が容易になり、部署を越えた連携や新しい提案に繋げられる
顧客情報を部署毎に管理をしている場合、自社で取引があることを部署間で把握していないことがあります。全社共有にすることで、部署を越えた連携が可能になります。
メリット3 業務を効率化し、生産性向上に繋がる
今までエクセルなどで管理をしていた場合、入力業務の負荷が軽減し、本来やるべき業務に集中することが出来るようになります。
メリット4 顧客満足度・ロイヤリティ向上が期待できる
顧客のきめ細やかな情報を含めて管理しておくことで、中長期的な顧客満足度の維持・向上に役立てることができます。
CRMツール導入時の注意点
注意点1 社内で運用が定着・浸透しない可能性がある
幾ら便利なツールであっても、慣れ親しんだ業務フローを変えることは容易でありません。
高額な費用を掛けて導入したにも関わらず、結果現場に浸透せず数ヶ月で解約に至ったという例もあります。社内で推進役を立てて、風土醸成をする必要があります。
注意点2 導入コストがかかる
ツールによりますが、初期設定費用、月額・年額のランニングコストが発生します。CRMを導入することで、現在の人件費と比較してどれ位のコスト削減に繋がるかを予め検討しておく必要があります。
注意点3 費用対効果が見えにくい
CRMツールはあくまでも中長期的な顧客関係性向上に活用するツールです。導入したからといって、短期間で直接売上アップや取引社数拡大に繋がるものではありません。
費用対効果を示す場合、売上とは別の指標や、実現したいゴールを立てると良いでしょう。
注意点4 ツール選択を誤ると、当初の目的からずれる可能性がある
ツールによって、機能や特徴が異なりますので、実現したいことや、展開する範囲部署を予め検討しておく必要があります。
「何を実現するためにCRMツールを導入するのか?」という導入背景・目的については、経営陣や実際にツールを活用するスタッフ全員が理解をしておかなければなりません。
全員が目的を理解していれば、導入後に使い勝手が悪い部分を適宜改善をしていくことができます。
逆に、「なぜ導入されたのかわからない。」「今までのやり方で充分だった。」という状態であると、「せっかく費用を掛けたのだから、使わなければならない。」といったように、手段が目的化するという本末転倒の事態になりかねません。
CRMツール比較18選
CRMツールには、国内・国外を含めて、既に数多くのサービスが展開されています。闇雲に選択をしてしまうと、莫大な費用が掛かってしまったり、現場に浸透せず、無駄な投資になってしまうこともあります。
導入の前には必ず、目的・用途・対象規模・予算を検討し、いくつかのツールから資料請求、見積もりを依頼するようにしましょう。
今回は比較検討のための参考として厳選した18のCRMツールをご紹介します。
ツール1 kintone(サイボウズ株式会社)

<概要>
kintone(キントーン)は、自社の業務に合わせた業務システムを簡単に作成できるツールです。顧客管理・案件管理など、個々人が別々のエクセルで管理していた業務を、一つにシステムに簡単に集約することが可能です。
<特徴>
・自社、自部署の業務内容にあった形で、CRMシステムを自由に作成できる
・顧客の情報や案件管理を、チーム内でスムーズに共有できる
・他のサービスと連携することで、名刺管理やアンケート作成も可能
ツール2 Sansan(Sansan株式会社)

<概要>
Sansanは、名刺をスキャンするだけで、顧客データを直接入力することなく、顧客データベースを入力することができるCRMツールです。
名刺スキャンの精度は99.9%。スマホからの写真撮影も対応しているので、交換したタイミングで負荷なく、データベースを構築することができます。
構築したデータベースは、公開された人事異動情報やIR情報などから常に最新に保たれ、メルマガ配信機能などで、営業力を強化することが可能です。
<特徴>
・名刺をスキャンするだけで、顧客データベースを作成
・顧客の人事異動や最新の会社情報を素早くキャッチできる
・常に最新に保たれるデータベース
・SFAと連携することで営業力を強化できる
ツール3 Visionary(株式会社フュートレック)

<概要>
「安価なツールよりも多くの機能」を持ち、「同機能のフルスクラッチよりも金額面でのメリット」があることを強みとした万能CRMツールです。
顧客管理から各種施策、効果検証までワンストップで実現できるを全て揃えており、企業のニーズに合わせてムダなく最適な顧客管理基盤の構築が可能です。
他のCRMツールでありがちな、「カスタマイズ可能だけど高額」、「コストを抑えられるけれどカスタマイズが出来ない」という問題もVisionaryなら実現できる評判も高く、使い勝手の良さも魅力です。
その要因は、CRMツールに精通したプロフェッショナルが集結して開発に携わっているため、お客様ありきでビジネスを展開しているという点にあるといえます。
<特徴>
・柔軟なカスタマイズ対応で、ニーズに合わせた独自機能の提供が可能
・定額制のため、会員数などによる費用の増加なし
・他システム(POS・EC等)ともシームレスに連携ができる
ツール4 Dynamics 365(マイクロソフト株式会社)

<概要>
Dynamics 365は、マイクロソフト社が運営するCRMツールです。
Dynamics 365については、以前にも当社の記事で紹介をしたことがありますので、詳しく知りたい方はこちらを御覧ください。
→Dynamics365がもたらすデジタル営業改革とは?特徴と事例を紹介
Dynamics 365は8つのアプリで構成されており、ユーザーは8つのアプリの中から業務に必要なアプリを選択するだけで、システム化が実現できるので、システム導入コストを削減することができます。
Dynamics365は、必要な機能だけを導入し、事業の拡大に合わせて後からシステムを段階的に導入することが可能になるので、より柔軟なシステム導入が可能になります。
<特徴>
・8つのアプリの中から、業務に必要なアプリを選択するだけで、システム化が実現できる
・Microsoft365と連携されてるので、データの二重入力や転記作業が発生しない
・PowerAppsを活用することで、追加開発が容易に構築出来る
→Microsoft Dynamics 365の公式サイトはこちら
ツール5 b→dash(株式会社フロムスクラッチ)

<概要>
b→dashは、業界初のテクノロジー「Data Palette(データパレット)」により、SQLを使わないノープログラミングでの開発が可能なCRMツールです。
マウスのドラッグ&ドロップといった簡単な画面操作だけで、開発が可能なので、導入〜運用にかかるコスト・工数を大幅に削減することが出来ます。特に、b→dashが使いやすい点は、ITやデータリテラシーがない方でも”直感的に使いこなせる”洗練されたUI/UXを採用しているところです。
誰でも簡単に業務システムを開発できるという点で、業界でもトップクラスのシェアを上げています。
<特徴>
・Data Paletteにより、誰でも・簡単に業務システム開発が可能
・業界業種、企業規模を問わず、幅広い企業で導入されている
・導入後も使いたい機能を自由にカスタマイズ可能
ツール6 eセールスマネージャーRemix Cloud(ソフトブレーン株式会社)

<概要>
eセールスマネージャーは、CRM/SFAの老舗企業、ソフトブレーン株式会社が運営するツールです。
日本の営業現場ニーズに基づいた設計により、定着率は95%を誇ります。高い定着率の理由は、定着支援専門チームの専任担当が付いて徹底的に導入サポートすることと、営業現場での使いやすさにあります。活動報告の入力を一度行うだけで、様々な切り口でレポートやグラフを表示することが出来、工数の無駄を徹底的に減らしています。
<特徴>
・営業現場で使いやすい。シングルインプットマルチアウトプット
・専任の定着チームが、結果を最大化できるよう導入・定着・活用を徹底的にサポート
・5000社以上の導入と、定着率95%の確かな実績
ツール7 Knowledge Suite(ナレッジスイート株式会社)

<概要>
Knowledge Suiteは、顧客管理CRM+営業支援SFA+グループウエアがオールインワンになったツールです。
ユーザー数無制限で利用可能なので、人事異動や退職などで部署内で変動があった際も、負担なく調整可能です。
名刺管理・営業支援・テレワーク推進といった、機能が備わっているので、オフィス環境がなくても、マネジメントをすることが可能です。コロナ禍もあり、テレワークを進めたいがなかなか進まない企業や、営業マネジメントに悩まれている方の強い味方となります。
<特徴>
・オールインワン:グループウエア、SFA、CRM、ビジネスアプリケーションが機能連動している
・ユーザー数無制限:時々に合わせて利用したい分だけ調整可能。低コストで運用できる
・マルチデバイス:PC、スマホ、タブレット、いつでもどこでもオフィスと変わらないビジネス環境が整えられるので、テレワークにも最適
ツール8 Sales Cloud(株式会社セールスフォース・ドットコム)

<概要>
SalesForce社が運営するSales Cloudは、国内外15万社の圧倒的な導入実績とノウハウを持つ、CRM/SFA市場No1のシェアを持つCRMツールです。(国内45.7% CRM市場Salesセグメントベンダーシェア2016)
全世界15万社の顧客からの要望を反映し、年3回のバージョンアップで常に進化をし続け、B2B、B2C、その他業界・業種を問わず様々なビジネススタイルに対応することが可能です。
システム構築に時間と手間を掛けることなく導入を行い、目的・ゴールの実現を図ることが可能となります。導入後も、社内定着化に向けて、活用・運用を支援する「定着化支援担当者」を配置し、的確なKPI設定や活用状況の分析、状況に応じたオプションの提案などを行います。
<特徴>
・世界でも日本でもトップシェアのCRM/SFA 15万社の圧倒的な導入実績とノウハウを保有
・年3回のバージョンアップで常に進化を続けている
・導入以後も定着化支援担当者が、KPI設定、分析・検証・改善提案を行うなど、生産性向上に伴走
ツール9 GEOCRM.com(ナレッジスイート株式会社)

<概要>
GEO CRM.com(ジオシーアールエムドットコム)は、顧客への訪問時にヒアリングシートを入力して顧客カルテを更新することで、見込み顧客育成を目的とするモバイルCRMクラウドサービスです。
あらかじめ設定したヒアリング項目を、日々の営業活動で入力をしていくと、顧客カルテが完成します。顧客への接触を繰り返すことで、顧客との良好な関係を構築し(CRM)、そこで得た情報を顧客カルテに蓄積します。
顧客カルテが充実してくると、契約満了までの残り日数や、競合製品導入状況、次回導入検討の有無など、設定したヒアリング項目に沿った最適な検索が可能になります。
セグメントされた顧客が地図上でも色別表示され、スマートフォンなどのデバイス上でも、攻めるべき顧客が可視化されます。
<特徴>
・日々の営業情報を入力することで、顧客カルテが作成される
・地図上で、攻めるべき顧客が可視化される
・PC、スマホ、タブレットなどあらゆるデバイスに対応している
ツール10 ZOHO CRM(ZOHO CORPORATION)

<概要>
リーダーカテゴリーランキング2019 ベストCRMソフトウエア賞受賞するなど、他にも多くの受賞歴がある評判・実績の高いCRMツールです。
その理由は、あらゆる企業のニーズに柔軟に対応してきた背景にあります。パッケージ化されたCRMツールは、導入コストが高く、仕組みが複雑になりがちなため、ユーザーが負担を感じてしまい、導入後現場への浸透が難航する場合もあります。
企業ニーズに合わせたオーダーメイドのCRM構築、導入後の専任チームによる支援サポート、初期費用0円の導入のし易さなどにより、業界業種問わず多くの企業に選ばれています。
<特徴>
・導入のし易さ:初期費用0円、月額費用1440円〜の低価格と、他CRMツールからのデータ移行もスムーズに開始可能(15日間無料お試し期間有)
・カスタマイズ性:企業がCRMに合わせるのではなく、企業に合わせて自由自在にカスタマイズが可能
・管理情報の網羅性:顧客情報の基礎的なものから、商談履歴・やり取り・提案書などの関連的な情報も全て一元管理。データは常に整理され、検索する手間を省く
ツール11 Fresh sales(Fresh works inc.)

<概要>
Fresh salesは、APAC地域顧客満足度No1獲得の実績を持つ、高い評価・実績を持つCRMツールです。
電話、メール、SNSからの情報一元管理はもちろんのこと、リードスコアやカスタマージャーニーのトラッキング、フローの自動化など、営業活動に役立つ様々な機能を一つのプラットフォーム集約したツールです。
一見、機能としては他のCRMツールと変わらないのですが、インターフェースをクリーンでシンプルに洗練させることで、余計なカスタマイズの負荷や、複雑な操作を排除しています。シンプルであることが実は多くの企業やユーザーに馴染むという好例のツールといえます。
<特徴>
・チーム規模に合わせて選択できる3プラン。(月額・年間払い選択可※21日間の無料トライアルあり)拡大時も変更可能。
・ios、Androidアプリ有り。スマートフォンからの活用もスムーズ。
・複雑なカスタマイズ設計はなし。どんな企業でも馴染みやすいシンプルなインターフェース。
ツール12 ちきゅう(株式会社ジーニー)

<概要>
圧倒的に成果を出せる営業支援ツールを謳う「ちきゅう」は、それを裏付ける実績・評価の高いツールです。業務効率化、業績向上の鍵は「データの蓄積」と「ツールの継続的な運用」。国産のSFA/CRM「ちきゅう」は、日本のビジネスシーンに合わせたシンプルな機能が特徴です。情報の入力や、分析が容易にできるので、ITが苦手な方でもストレスなく、直感的に利用することが可能です。
<特徴>
・業績向上を実現できる営業管理ツール(SFA/CRM)NO.1、経営者が選ぶ国産セールス&マーケティングプラットフォーム NO.1※日本マーケティングリサーチ機構調べ(2020年3月期_サイトのイメージ調査)
・かんばん方式の商談管理ビューは、1つの画面で全商談を管理することが可能
・グラフ作成機能付きのキャンバスは、売上実績・着地見込み・達成率をグラフで直感的に把握することが可能。メンバー別の進捗率、受注率などの分析も容易に可能。
・レポート機能を使い、予め任意の項目・条件を設定しておくことで、定期的に確認したいデータを抽出することが可能
ツール13 WaWaFrontier(株式会社アイアットOEC)

<概要>
営業活動支援に特化したWaWaFrontierはSFAシステムを簡単に導入することが可能です。
営業担当者に留まりがちな属人的な情報を、システムで共有化することで、個人営業から組織営業に転換を図ります。初期費用0円かつお手頃な価格で運用ができるので、CRM/SFAシステムの導入が初めてでも気軽にスタートすることが可能です。
<特徴>
・初期費用無料、月額1000円〜利用できるお手頃価格
・スケジュール登録の感覚でできる日報入力を始め、さくさく入力できるカンタン仕様
・組織に合わせて自由に変更可能な項目レイアウト・追加機能
ツール14 カスタマーリングス(株式会社プラスアルファ・コンサルティング)

<概要>
クラウド型のCRMツールのカスタマーリングスは、ビッグデータ活用コンサルティング企業が培ったCRMノウハウ(顧客管理・分析・活用)を凝縮し、データ統合にとどまらない”現場での活用”にフォーカスしたツールです。
データ統合からアクションまでワンストップで実現できることを強みとしており、さらに一人一人の顧客の動きを観察し、そこから気づきを得てリアルな顧客を実感するための機能を備えており、マーケティング担当者のセンスやアイデアを引き出すサポートを行っています。
ポイントデータ、顧客データ、購買データの活用といったように、特にBtoC向けの企業の事例が豊富なCRMツールです。
<特徴>
・”すぐに”環境構築が可能。あらゆるデータをノンカスタマイズで統合。データ量やファイルの制限なし
・”自由”な条件で顧客を抽出できる。自由に条件設定でき、やりたい分析や施策をすぐに実行可能
・”個客”を見る機能を実装。一人一人の顧客の行動を見える化する機能を豊富に搭載。定量的なデータはもちろん、定性的なデータも見られる企業独自の施策アイデアや気付きを後押し
ツール15 Senses(株式会社マツリカ)

<概要>
ベンチャー企業から大手企業まで、幅広い業界・業種の営業革新をサポートするSensesの強みは、入力自動化とAIの力で、現場の入力負荷を削減しつつ、様々な情報を一元管理し、営業プロセスを支援してくれます。どの機能も直感的に操作が出来るので、ITの知識がなくても、現場に浸透をさせることが可能です。
<特徴>
・グループウエア連携で入力作業の負荷を軽減:
Chromeの拡張機能を利用すれば、Gmailで送信した内容や取引先とのやり取りは自動で取り込みが可能。Googleカレンダーとも連携しているため、メール内容や予定をツールに再度入力する必要なし
・カード形式で直感的な案件管理:
案件に関する進捗はカード形式で直感的に確認ができる。ステータスの変更などは、ドラッグ&ドロップで1画面上で簡単に操作が可能
・取引先に関する情報閲覧も簡単に:
取引先に関する企業情報・プレスリリース・財務情報などの情報閲覧もツール上で行える
ツール16 UPWARD(UPWARD株式会社)

<概要>
UPWARDは、多くの営業管理ツールが、自社の営業活動について詳細を把握することを目的として開発されているため、営業現場にとって望ましい機能・設計ではない場合が多いという課題に着目をし、「現場で使い続けられること」をテーマに開発されたCRM/SFAツールです。
Salesforceを始め他のCRMツールとの連携も容易です。
<特徴>
・モバイルCRMで、訪問営業を徹底的に効率化、可視化し、営業生産性を最大化できる
・モバイルマップ上で自由な絞り込みで顧客状況を可視化。
・訪問活動結果をダッシュボードで瞬時に確認でき、正確な営業計画の作成が可能
・世界で15万社以上が利用するSalesforceプラットフォームを組んでいるため、セキュリティも万全
ツール17 SATORI(SATORI株式会社)

<概要>
継続的・安定的な売上拡大において、見込み顧客を増やしていくことは、販売・営業戦略において重要となります。マーケティングオートメーションツール「SATORI」は、主にウエブマーケティングに特化したマーケティング支援ツールです。
例えば、ウエブサイト上のコンバージョンを促すことや、見込み顧客へ自動的にアプローチをすることや、ユーザーのアクセス履歴・接触履歴を一元管理することなどが可能です。
また、オンラインだけではなく、商談での名刺交換・セミナーや展示会といったオフラインでのリードも対象となるため、アプローチ可能な対象が大幅に広がります。ECサイトやウェブマーケティングを強化したい企業には強い味方になります。
<特徴>
・リードを一元管理できる(オンライン/オフライン、匿名客/実名客)
・高度なマーケティング施策を実行する(例 購買意欲の高い見込み顧客を抽出してテレアポを効率化する)
・リードを増やす(問い合わせフォーム作成、リターゲティング広告配信、コンテンツのパーソナライズ化)
・リードとコミュニケーションする(セミナー案内配信、メルマガ配信、施策結果のレポート抽出)
ツール18 AppSuite(株式会社ネオジャパン)

<概要>
現場の「あったらいいな」を叶えるカスタム型業務アプリ作成ツールというコンセプトを持つAppSuiteは、従来の紙・メール・Excel主体で行われている非効率な社内業務をたったの4ステップ(ライブラリからアプリを選ぶ、カスタムする、業務に活用、見える・見せる化)で簡単にシステム化できる、業務アプリ作成ツールです。
台帳管理の効率化といった簡単なシステムから、複雑な業務処理のシステム化まで、会社にあった「働きやすい環境」を作ることができます。営業支援として顧客管理アプリも作成可能なので、全ての社内業務をAppSuiteに集約することが可能です。
<特徴>
・Microsoft365と連携可能、使い慣れたメールやExcel業務から変更せずに、現場の負荷なく導入ができる
・4ステップ(アプリを選ぶ、カスタムする、業務に活用、見える・見せる化)で簡単にシステム化ができる
・アプリライブラリに用意された業務以外にもオリジナルな業務アプリを作成することが可能
・業務を見える化・見せる化できる
蓄積されたデータを集計・グラフ化し、情報共有や、社内会議等での分析・報告に利用できる。目的に沿った形でデータの有効活用が可能。
CRMツールを比較表で確認
ツール名 (メーカー名) | 機能・特徴 | 価格/契約期間 | URL |
---|---|---|---|
kintone (サイボウズ株式会社) | ・自社、自部署の業務内容にあった形で、CRMシステムを自由に作成できる。 ・顧客の情報や案件管理を、チーム内でスムーズに共有できる。 ・他のサービスと連携することで、名刺管理やアンケート作成も可能。 | 初期費用無料 ・ライトコース 月額780円/1ユーザー ・スタンダードコース 月額1500円/1ユーザー ・30日間の無料お試し有 | https://kintone.cybozu.co.jp/ |
Sansan (Sansan株式会社) | ・名刺をスキャンするだけで、顧客データベースを作成。 ・顧客の人事異動や最新の会社情報を素早くキャッチできる。 ・常に最新に保たれるデータベース。 ・SFAと連携することで営業力を強化できる。 | ・Lite ・Standard ・DX 見積もり依頼書に準じてプラン提案 | https://jp.sansan.com/ |
Visionary (株式会社フュートレック) | ・柔軟なカスタマイズ対応で、ニーズに合わせた独自機能の提供が可能。 ・定額制のため、会員数などによる費用の増加なし。 ・他システム(POS・EC等)ともシームレスに連携ができる。 | ・ライトプラン:初期費用10万円+月額10万円 ・ASPプラン:初期費用+月額(お問合わせください) ・ライセンスプラン:初期費用+月額(お問合わせください) | https://www.is-visionary.com/index.html |
Dynamics 365 (マイクロソフト株式会社) | ・8つのアプリの中から、業務に必要なアプリを選択するだけで、システム化が 実現できる。 ・Microsoft365と連携されてるので、データの二重入力や転記作業が発生しない。 ・PowerAppsを活用することで、追加開発が容易に構築出来る。 | ・Marketing ¥163,070/1テナント/月 ・Sales¥7,070〜/1ユーザー/月 ・Customer Service¥5,040〜/1ユーザー/月 ・Field Service¥10,330〜/1ユーザー/月 ・Finance¥19,570/1ユーザー/月 ・Operations¥7,610〜/1ユーザー/月 ・Commerce¥19,570/1ユーザー/月 ・Human Resources¥13,043/1ユーザー/月 ※Dynamics 365アプリの資格を持っていない場合 | https://dynamics.microsoft.com/ja-jp/ |
b→dash (株式会社フロムスクラッチ) | ・Data Paletteにより、誰でも簡単に業務システム開発が可能。 ・業界業種、企業規模を問わず、幅広い企業で導入されている。 ・導入後も使いたい機能を自由にカスタマイズ可能。 | お問合わせください | https://bdash-marketing.com/ |
eセールスマネージャーRemix Cloud (ソフトブレーン株式会社) | ・営業現場で使いやすい。シングルインプットマルチアウトプット ・専任の定着チームが、結果を最大化できるよう導入・定着・活用を徹底的に サポート。 ・5000社以上の導入と、定着率95%の確かな実績。 | お問合わせください | https://www.softbrain.co.jp/ |
Knowledge Suite (ナレッジスイート株式会社) | ・オールインワン:グループウエア、SFA、CRM、ビジネスアプリケーションが 機能連動している。 ・ユーザー数無制限:時々に合わせて利用したい分だけ調整可能。 低コストで運用できる。 ・マルチデバイス:PC、スマホ、タブレット、いつでもどこでもオフィスと 変わらないビジネス環境を整えられるので、テレワークにも最適。 | ・グループウエア 月額6,000円 ・SFAスタンダード 月額50,000円 ・SFAプロフェッショナル 月額80,000円 | https://ksj.co.jp/knowledgesuite/ |
Sales Cloud (株式会社セールスフォース・ドットコム) | ・世界でも日本でもトップシェアのCRM/SFA 15万社の圧倒的な導入実績と ノウハウを保有。 ・年3回のバージョンアップで常に進化を続けている。 ・導入後も定着化支援担当が、KPI設定・分析・検証・改善提案といった、 生産性向上に伴走。 | ・Essentials 3000円/ユーザー/月(年間契約) ・Professional 9000円/ユーザー/月(年間契約) ・Enterprise 18,000円/ユーザー/月(年間契約) ・Unlimited 36,000円/ユーザー/月(年間契約) 30日間無料トライアル有 | https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/ |
GEOCRM.com (ナレッジスイート株式会社) | ・日々の営業情報を入力することで、顧客カルテが作成される。 ・地図上で、攻めるべき顧客が可視化される。 ・PC、スマホ、タブレットなどあらゆるデバイスに対応している。 | ・スタンダード: 初期費用50,000円+月額1,800円/1ID(最低ID契約数10) ・プロフェッショナル: 初期費用100,000円+月額2,400円/1ID(最低ID契約数10) | https://ksj.co.jp/geocrm/ |
ZOHO CRM (ZOHO CORPORATION) | ・初期費用0円、月額1440円〜の低価格と、他CRMツールからのデータ移行も スムーズに開始可能。 ・企業がCRMに合わせるのではなく、企業に合わせて自由にカスタマイズ可能。 ・顧客情報の基礎的なものから、商談履歴・やり取り・提案書などの関連的な 情報も全て一元管理。データは常に整理され、検索する手間を省く。 | ・スタンダード月額1,440円〜 ・プロフェッショナル月額2,400円〜 ・エンタープライズ月額4,200円〜 ・アルティメット月額5,400円〜 15日間無料お試し期間有 | https://www.zoho.com/jp/crm/?zmc=zoho-faireft=ohome |
Fresh sales (Fresh works inc.) | ・チーム規模に合わせて選択できる3プラン。(月額・年間払い選択可)拡大時も 変更可能。 ・ios、Androidアプリ有り。スマートフォンからの活用もスムーズ。 ・複雑なカスタマイズ設計はなし。どんな企業でも馴染みやすいシンプルな インターフェース。 | ・BLOSSOM:月額12$ ・GARDEN:月額25$ ・ESTATE:月額49$ ・FOREST:月額79$ | https://www.freshworks.com/jp/freshsales-crm/ |
ちきゅう (株式会社ジーニー) | ・業績向上を実現できる営業管理ツール(SFA/CRM)NO.1、 経営者が選ぶ国産セールス&マーケティングプラットフォーム NO.1 ※日本マーケティングリサーチ機構調べ(2020年3月期_サイトのイメージ調査) ・かんばん方式の商談管理ビューは、1つの画面で全商談を管理することが可能。 ・グラフ作成機能付きのキャンバスで、売上実績・着地見込み・達成率を グラフで直感的に把握が可能。メンバー別の進捗率、受注率などの分析も容易。 ・レポート機能を使い、定期的に確認したいデータを抽出することが可能。 | お問い合わせください 15日間の無料評価版あり | https://chikyu.net/ |
WaWaFrontier (株式会社アイアットOEC) | ・初期費用無料、月額1000円〜利用できるお手頃価格。 ・スケジュール登録の感覚でできる日報入力を始め、さくさく入力。 | 14日間の無料お試し有 ・WaWAFrontier Light(簡易日報入力)1000円/月 ・WaWaFrontier(日報入力)2000円/月 | https://www.wawaoffice.jp/product/sfa/ |
カスタマーリングス (株式会社プラスアルファ・コンサルティング) | ・”すぐに”環境構築が可能:あらゆるデータをノンカスタマイズで統合。 データ量やファイルの制限なし。 ・”自由”な条件で顧客を抽出可能:自由に条件設定でき、やりたい分析や施策を すぐに実行できる。 ・”個客”を見る機能:一人一人の顧客の行動を見える化する機能を豊富に搭載。 定量的なデータはもちろん、定性的なデータも見られる企業独自の施策アイデアや 気付きを後押し。 | 初期費用・設定支援費用+月額料金 お問い合わせください | https://www.pa-consul.co.jp/cr/ |
Senses (株式会社マツリカ) | ・グループウエア連携で入力作業負荷を軽減。Chromeの拡張機能を利用すれば、 Gmailで送信した内容や取引先とのやり取りも自動で取込み可能。 Googleカレンダーとも連携しているため、メール内容や予定を再度入力する必要無し。 ・案件に関する進捗はカード形式で直感的に確認が可能。 ステータスの変更等は、ドラッグ&ドロップで1画面上で操作可能。 ・取引先に関する企業情報・プレスリリース・財務情報などもツール上で確認できる。 | 無料トライアル有 月額ライセンス費用+運用費用月額ライセンス ・Starter: 月額25,000円〜(5名まで。追加1人あたり月額5,000円) ・Growth: 月額100,000円〜(10名まで。追加1人あたり月額10,000円) ・Enterprise: 月額300,000円〜(20名まで。追加1人あたり月額15,000円) ・運用費用 Gold:月額40,000円〜 Platinum:月額80,000円〜 | https://product-senses.mazrica.com/ |
UPWARD (UPWARD株式会社) | ・モバイルCRMで、訪問営業を徹底的に効率化、可視化し、営業生産性を 最大化できる。 ・モバイルマップ上で自由な絞り込みで顧客状況を可視化。 ・訪問活動結果をダッシュボードで瞬時に確認でき、正確な営業計画の 作成が可能。 ・世界で15万社以上が利用するSalesforceプラットフォームを組んでいる ため、セキュリティも万全。 | 基本パック+ライセンス料金 基本パック:21,000円/月(5名まで利用可) ライセンス料金: ・Standard Edition 2,200円/月 ・Professional Edition 4,200円/月 | https://upward.jp/ |
SATORI (SATORI株式会社) | ・リードを一元管理できる(オンライン/オフライン、匿名客/実名客) ・高度なマーケティング施策を実行できる (例 購買意欲の高い見込み顧客を抽出し、テレアポを効率化) ・リードを増やす (問合せフォーム作成、リターゲティング広告、コンテンツのパーソナライズ化) ・リードとコミュニケーションする (セミナー案内配信、メルマガ配信、施策結果のレポート抽出) | 初期費用¥300,000〜+月額費用¥148,000〜 | https://satori.marketing/ |
AppSuite (株式会社ネオジャパン) | ・Microsoft365と連携可能。 使い慣れたメールやExcel業務から変更せずに現場の負荷なく導入が可能。 ・4ステップで簡単にシステム化ができる。 ・アプリライブラリに用意された業務以外にもオリジナルな業務アプリを 作成することが可能。 ・蓄積されたデータを集計・グラフ化し、情報共有や、社内会議等での 分析・報告に利用できる。目的に沿った形でデータの有効活用が可能。 | ・クラウド版:初期費用0円+月額320円/ユーザー ・小規模パッケージ版(300ユーザーまで) :初期費用(ライセンス)70,800円〜 ・大規模パッケージ版(300ユーザー以上) :本体ライセンス+年間サポートサービス 500,000円〜 ・無料お試し有(クラウド版30日間、パッケージ版60日間) | https://www.desknets.com/neo/appsuite/ |
まとめ|CRMツールを導入することで、顧客満足・リピート率向上に繋がる
この記事では、顧客満足とロイヤリティ向上に役立つCRMツールについて、導入時のメリット・デメリットと各ツールの特徴を、価格・機能の比較を交えて紹介してきました。
CRMツールを使えば、過去の膨大な顧客情報を管理・分析することができ、顧客に応じたきめ細やかな対応を行うことができます。その結果、中長期的に顧客と良好な関係を維持することが可能です。
国内の労働人口の低下に伴い、働き方改革、生産性向上は多くの企業で最重要課題に位置づけられているのではないでしょうか。
中長期的に売上を向上するためには、顧客数を増やすことだけではなく、既存の顧客のリピート率や、取引額を増やすことが重要です。そのために、ITツールを駆使した顧客管理が重要となります。
ただし、CRMツールは導入して終わりではなく、実際に現場に浸透するかどうかが鍵となります。また、数あるCRMツールの中から、いかに自社に合うサービスを選択するかも重要なポイントとなるでしょう。