名刺交換はビジネスシーンの基本中の基本でもありますが、その名刺の管理はどのように行っていますか?
従来の紙の名刺管理方法では、必要な時に情報を取り出せないことや、名刺情報をExcelや顧客情報システムに移す場合、一枚一枚手入力するのは手間と労力が掛かります。
また、名刺管理方法自体が属人的になりがちのため、例えば名刺入れに入ったままの状態で持ち歩くと、紛失・情報漏洩のリスクもあります。
そうした中で、作業の手間と管理リスクを軽減するために注目されているのが、名刺管理ソフトです。名刺管理ソフトを使用すれば、名刺情報を瞬時にシステムに登録させることが可能です。
本記事では、仕事をかしこく・たのしくするビジネスメディアを運営する「Smarf」が、それぞれの名刺管理ソフトの特徴、機能、料金などを比較しながら紹介していきます。
名刺管理ソフトとは?
名刺管理ソフトは、名刺情報をデータ化・集約することができるシステムです。
名刺管理ソフトを活用することで、情報を会社の資産として活用できるようになり、営業活動の効率化を図ることができます。
名刺管理ソフト自体は、以前から存在していましたが、日本のビジネスシーンでは「名刺はお客様の分身」と捉える文化もあることからか、なかなか浸透していませんでした。
しかし、現在では、名刺情報も会社の資産として管理・活用する時代となりつつあり、その注目度は増々高まっています。
名刺管理ソフトの特徴・機能
ここでは、名刺管理ソフトの基本的な特徴・機能を紹介していきます。更にソフトによって、特徴や機能は異なりますので、こちらでは大まかに名刺管理ソフトとはどういったことができるシステムであるかを押さえておきましょう。
機能1 名刺の取り込み
OCR(光学文字認識)機能がある名刺管理ソフトでは、スキャナやスマートフォンから撮影した名刺画像から、文字をデジタル化して自動的にデータが作成されます。
OCRの技術は進化しており、現在ではかなり高い精度で一瞬にして、名刺情報を取り込むことができます。
機能2 マルチデバイス対応
データ化された名刺データは、PC・スマートフォン・タブレットなどあらゆるデバイスで確認することが可能です。電話帳に連絡先を登録していなくても、名刺情報があればそこから連絡をとることもできます。
また、誰がいつ名刺交換をしたかも履歴に残るため、社内での顧客情報の共有・連携もスムーズになります。
機能3 名寄せ
同一人物でも、肩書や部署が異なる名刺が複数存在することがあります。するとどれが最新の情報かわからなくなってしまいます。
名刺管理ソフトを活用することで、名刺を取り込む度に同一人物の名刺がないかを確認し、自動的に名寄せが行われます。
機能4 営業支援
名刺情報から条件検索を行い、対象者だけにダイレクトメールを配信をすることができます。また、最新の人事情報、その他関連するニュース情報を表示することができます。
従来は、そうした顧客情報は自ら取りにいかなければなりませんでしたが、名刺管理ソフトを活用することで、自動的に表示がされるので、営業効率が格段に向上します。
機能5 システム連携
SFA(営業支援システム)やCRM(顧客関係管理)と連携することも可能です。それらのシステムと連携をすることで、取得した名刺情報をわざわざ転記することなく、瞬時に紐付けることが可能です。
名刺管理ソフト導入で得られるメリット
ここでは名刺管理ソフトを導入することで得られるメリットを紹介します。名刺管理が従業員任せになっている場合は、紹介するメリットとは逆に様々な機会損失・リスクに晒されている可能性があります。
メリット1 紛失することがないので情報漏洩リスクが軽減する
名刺は、社名・個人名・連絡先が書かれた重要な個人情報です。紙名刺の場合は名刺入れに入れたまま、紛失する可能性があります。電子化することで、パスワード設定などセキュリティ対策をすることが可能です。
メリット2 顧客情報を容易にデータベース化し、活用できる
名刺情報を電子化し、データ管理することで顧客データベースとなります。
例えば、「経営者向けにセミナーを開催したい」と考えた時に、「代表取締役」という肩書で検索を掛けて、該当企業を瞬時に抽出することができます。
また、外部サービスと連携している場合、最新の人事情報や決算時期なども自動で取り込むことが可能です。
メリット3 引き継ぎ業務の効率化
従来は担当者が代わったタイミングで、顧客情報を充分に引継ぎがされなかったがために、取引が減ったり、停止することがよくありました。
名刺管理ソフトを活用することで、社員の退職や異動の際の引き継ぎも効率的に行えるようになり、引き継ぎ情報の抜け漏れを無くすことが可能です。
コメントやメモ機能があるので、その方のパーソナルな部分も含めて、情報を付け加えることが可能です。誰が、いつ、どのような会話をしたかといった履歴も残すことが可能です。
失敗しない名刺管理ソフトの選び方
ここでは、失敗しない名刺管理ソフトの選び方を解説します。下記の手順を参考にしながら、導入候補を絞り込むようにしましょう。
選び方1 導入の目的・検討する際の優先順位を整理する
導入する目的や実現したいゴールを描き、その上で検討すべき優先順位を決めましょう。
あらかじめ整理をしておくことで、サービスの比較をする際に自社に合うサービスかどうかの判断がしやすくなります。
選び方2 ソフトごとの特徴を理解する
名刺管理ソフトもサービスによって、特徴や機能が異なります。
例えば、名刺管理機能に特化したサービスもあれば、CRM(顧客関係性管理)・SFA(営業活動支援)などの機能が付いているサービスもあります。
選び方3 自社の働き方・将来的な活用展開も含めて検討する
主に社内の業務効率化を目的とするのか、取引社数を向上させるために導入するのか、利用シーンは外出先が多いのかどうかも含めてリアルにイメージすることで、導入後のミスマッチを防ぐことが可能です。
また、情報漏洩のリスクを鑑み、セキュリティ対策にも確認するようにしましょう。
選び方4 トライアルから始める
名刺管理ソフトの中には、無料トライアルを実施しているものもあります。
直感的な操作が出来るか、名刺情報のデータ化の精度は高いか、画面は利用するユーザーにとって見やすいかなど、実際に触れてみることで気づく点も多々あります。積極的に使ってみましょう。
無料トライアルを実施しているソフトを2つ紹介します。
→KnowledgeSuiteの公式サイトはこちら
→ホットプロファイルの公式サイトはこちら
選び方5 現場の声を集める・活かす
トライアルはなるべく、多くの人数で実施し、その後アンケートを収集しましょう。もしくは、直接ヒアリングをして、積極的に感想や意見を求めましょう。
最も大切なことは、システムを導入することではなく、システム活用により業務効率を向上させることですので、現場の声を大切にしましょう。
名刺管理ソフト導入でよくある失敗・トラブル事例
事例1 コストだけが掛かり、売上アップに繋がらなかった
従来の紙管理であれば費用は掛かりませんが、名刺管理ソフトを活用するには費用が掛かります。いくら便利であったとしても、その結果として利益向上に繋がらなくては、無駄な投資となってしまいます。
なぜ、このソフトを導入する必要があるのか、導入することでどのような成果を得られるのかをあらかじめ検討する必要があります。
事例2 使い方がわからず、現場に浸透しなかった
どんなに簡単で便利なシステムであったとしても、使い方の学習は必要です。特に初動の動きが遅いと、現場への浸透は難しくなるでしょう。
各部門で推進委員会を立てて、使い方のレクチャーや、効果的な活用方法のナレッジ共有をするなど、内側から盛り上げていく仕立てが必要です。
事例3 顧客管理システムとの機能重複により現場が混乱
あらゆるものがシステム化されつつある中、既に似たような機能があるシステムを活用しているケースがあります。例えば、顧客管理システムなどは、既存のシステムを利用している場合が多いでしょう。
そうなった場合、現場ではどのシステムを使用したら良いかわからない。と混乱をしてしまいます。
名刺管理ソフトを導入する前に、既存の顧客管理システムと連携・統合ができるかどうかを確認しましょう。もしできなければ、どちらかに絞るなどの意思決定も必要です。
名刺管理ソフト比較12選
ここからは、厳選した12の名刺管理ソフトを比較していきます。
気になったシステムがあれば、直接ベンダーに問い合わせるか、資料請求を行いましょう。
ツール1 Sansan(Sansan株式会社)

<概要>
「名刺管理から、働き方を変える」をテーマに、数名規模から大手まで6000社以上に活用されている、国内最大規模の名刺管理サービス。
名刺管理を入り口とした、組織の生産性向上・営業力強化から、マーケティング、コンプライアンス強化まで様々なソリューションを提供
<特徴>
・社内・社外の連絡先を一元管理
→クラウド電話帳として、社員の人脈だけでなく、強みも可視化。部署を越えた連携が可能になる
・独自のAI技術による情報の統合と名寄せ
データの二重登録や、名寄せの工数を削減。さらに帝国データバンクの情報を付与することで、会社情報にさらなる情報を付与し、マーケティングに最適なデータへと進化させる
・コンプライアンス強化
名刺をスキャンするだけで、取引先が反社会的勢力との関わりがないか、網羅的に検知することが可能
<費用>
・Lite(要見積もり)
・Standard(要見積もり)
・DX(要見積もり)
・Sansanスキャナー 月額10,000円/台
<導入時の注意点>
・あくまで名刺管理ツールなので、単独ではCRMやSFAとしての活用には向かない。(外部サービスとの連携は可能)
・取引先が大手企業で常に最新の人事情報を把握したい場合は効果を発揮するが、中小企業には特に必要ない
<導入企業の声>
・名刺情報をさまざまな用途に活用できることがメリットです。お礼状や挨拶状、年賀状、お歳暮などの送付業務にも活用しています。(不動産管理)
・社員それぞれの個人の繋がりが見えたことで、社内・社外のコミュニケーションを図ることがより活発になってきました。(化粧品製造・販売)
ツール2 やさしく名刺ファイリング(株式会社NTTデータNJK)

<概要>
専用のスキャナなどから名刺を取り込み、名刺に記載されている社名や住所、メールアドレスなどをOCR(文字認識)することでテキストデータを変換し、データベース登録することができる、パッケージ型名刺管理ソフト
<特徴>
・パッケージ型(クラウド型サービスの連携オプション有り※別途)
→買い切りなので月額費用が掛からない
・4ヶ国語の名刺に対応
→日本語・英語・中国語・韓国語の名刺に対応
・名刺データベースの活用
→電子化した名刺データは、CSV/Excel出力ができる他、宛名印刷・メール配信など様々なアプリケーションと連携し業務の効率化を実現
<費用>
・1ライセンス 7,800円(税抜)
・5ライセンス 30,000円(税抜)
・10ライセンス 55,000円(税抜)
※スキャナ商品は別途
<導入時の注意点>
・フォントやデザインの凝った名刺になると識字しないので、手入力が必要になる
・裏面まではスキャンされない
・インストールに時間が掛かる、動きが遅い
<導入企業の声>
・管理部門から営業に異動になった際に、データベースとして活用することができました。(医療品メーカー)
・役員から指示があった名刺もスピーディーに検索できるようになり、部署内で連携もできるようになりました。(繊維メーカー)
ツール3 クラウドサービスサスケ(株式会社インターパーク)

<概要>
名刺だけではなく、手書きメモやアンケート用紙も自動でデータ化が出来る、名刺管理システム。「OCR」と「ヒト」のダブルチェックでほぼ100%の精度でデータ化が可能。
<特徴>
・集めた名刺はスキャンするだけで自動データ化
・OCRとヒトのダブルチェックで高精度なデータ化を実現
・名刺以外の紙資料の自動データ化にも対応
→手書きメモ、アンケート用紙などもデータ化。アンケート情報は自動集計されるので、分析結果を戦略に活かすことが可能
<費用>
・無償版(個人向け) 3名/300件まで永久無料
・有償版(企業向け) 初期費用+月額費用(要見積もり)
<導入時の注意点>
・外部サービスとの連携がないので、主に中小企業向けサービス
<導入企業の声>
・以前は、展示会後で獲得した名刺やアンケートのデータ化を手入力で行っていたので、その後のフォローが遅れていました。サスケを導入してからはフォローが素早くできるようになったことや、フォロー状況の可視化・進捗確認の管理もしやすくなりました。(インテリア販売)
・サスケ導入で顧客情報の入力作業がなくなりました。またWEBフォーム機能の活用でWEB問い合わせ情報も自動的にサスケに登録されるようになりました。登録作業がなくなったので、メイン業務に集中することができるようになりました。(化学品メーカー)
ツール4 myBridge(LINE株式会社)

<概要>
LINEが提供する完全無料の名刺管理アプリ。スマホで名刺を撮影するだけで、全ての名刺情報を正確にデータ化ができる。
スマホアプリから、名刺情報を簡単に検索可能。さらに、URL送付でオンライン名刺交換や、LINE上で名刺の共有も可能。
<特徴>
・登録した名刺情報を、スマートフォンや、Google連絡帳に保存したり、Excelファイルでダウンロードすることも可能
・他サービスに登録した名刺データの移行可能
・連絡先の共有が必要なときは、登録した名刺をLINEのトークから手軽に共有が可能
<費用>
全機能無料(枚数、入力項目上限なし)
<導入時の注意点>
・付加価値サービスはない(SNS機能、最新企業ニュースなど)、最低限の名刺管理ツール
・名刺登録作業は1枚づつなので大量の管理には向かない。
主に個人事業主や経営者向け
<導入企業の声>
・スマホの連絡先に電話番号が登録されていなくても、myBridgeに登録しておけば、名刺情報が表示される(ITコンサルタント)
・LINEとの連携が可能ながら無理に友達登録させないところがいい(専門職)
ツール5 KnowledgeSuite(ナレッジスイート株式会社)

<概要>
ユーザー数無制限で利用可能。名刺管理+営業支援+テレワーク推進がオールインワンで実現できるクラウドアプリケーション
<特徴>
・名刺情報を正確・高速でデジタル化。手書きしたメモさえもデータ化される
・取り込んだ名刺情報データは、自動的にSFA(営業支援システム)の顧客データに蓄積。情報の一元管理・共有が可能。
・メールビーコンとの連携で、名刺獲得翌日にフォローメールを一斉配信をすることが可能
<費用>
・無料版有り(30日間)
・スタンダード 月額50,000円(毎月500枚まで※超過40円/枚)
・プロフェッショナル 月額80,000円(毎月1,000枚まで※超過40円/月)
<導入時の注意点>
・従量課金なので最終的な費用が幾らになるか見えにくい
・機能は多いが、特にスマホアプリ版の利便性はあまり良くない
<導入企業の声>
・営業に関する情報の社内共有がスムーズにできるようになり、結果顧客満足度向上を実現しました。(ネットワーク監視・管理)
・営業担当者の商談案件がブラックボックス化していましたが、進捗状況を全社レベルで共有できるようになったことで、顧客への迅速で適格な対応を実現できるようになりました。(ヘルスケア製品製造)
→KnowledgeSuiteの公式サイトへのリンクはこちら
ツール6 Eight 企業向けプレミアム(Sansan株式会社)

<概要>
社内の名刺を共有し、会社の資産として活用する名刺管理システム。同僚と人脈の共有や、社内の名刺を顧客リストとして活用することで、一層効果的な営業活動を実現
<特徴>
・名刺交換した同士が自動で繋がる「ビジネスSNS」としての活用ができる
・BtoBリード獲得広告
→BtoB商材に最適なインフィード面で、高いエンゲージメントを実現
・魅力を伝える記事制作
→ニーズにあった記事を制作し、広くユーザーへ伝えることができる
・社内の名刺が採用力に変わる
→欲しい人材と自社の同僚との繋がりを可視化できるため、リファラル採用を効率的に行える
<費用>
・初期費用なし
・基本使用料+アカウント料金
→例 社員5名の場合(月額※年間契約の場合)
基本使用料 10,000円+400円×5名=12,000円/月
<導入時の注意点>
・ビジネスでSNSを活用したくない人には向かない
・OCR(文字認識)がやや甘い
<導入企業の声>
・導入して感じた一番のメリットは、スムーズかつ柔軟にお客様とつながれるようになったことです。(部品メーカー)
・導入前までメールの配信件数は多くて2,000件程度だったものが、企業向けプレミアム導入後は10倍の20,000件にまで膨らみました。マーケティング施策を実行できる土台を構築えできました。(中古車オークション)
→Eight 企業向けプレミアムの公式サイトへのリンクはこちら
ツール7 連絡とれるくん(株式会社Phone Appli)

<概要>
社内電話帳・名刺をまるっと一括管理。大企業から小規模オフィスまで様々な企業から支持される、Web電話帳クラウドサービス。1ユーザー月額300円という分かりやすい料金形態
<特徴>
・社内の連絡先検索がスムーズ
→Teams、LINEWORKS、Slackと連携も可能なので社内コミュニケションが円滑になる
・OCR標準搭載、他の社員が登録した名刺も閲覧化
・スマホに登録されていなくても着信相手が分かる。クラウド管理なのでスマホにデータが残らない
→紛失時の情報漏えいのリスクゼロ
<費用>
・無料トライアル有(最大1ヶ月)
・1ユーザー 月額300円(5IDから契約可能)
・初期費用 50,000円(追加無し)
<導入時の注意点>
・動作が不安定、スマホで電話帳を開く際の動作が遅いなど、直感的な操作にやや難あり
・主に社内の内番帳として使われるケースが多い
<導入企業の声>
・本社オフィスのフリーアドレス化に伴い、「誰がどこにいるかわからない」という問題がありましたが、社内コミュニケーションが効率的になりました(小売)
・携帯番号の番号更新をしなくても、常に最新の連絡先が表示されるようになり便利です。(食品メーカー)
ツール8 ホットプロファイル(株式会社ハンモック)

<概要>
名刺管理だけでなく、営業活動で重要な「顧客管理」を実現するクラウド名刺管理ツール。充実した拡張機能により営業活動の生産性を高め、売上向上を支援する
<特徴>
・OCR、オペレーター手入力で名刺を99%の精度でデータ化
・登録された顧客データから、人脈の可視化、財務情報、人事異動など、常に最新の企業情報を見ることができる
・メール開封、WEB閲覧履歴などの把握ができ、商談化見込みの高い案件を発掘できる
<費用>
・無料トライアル有(30日間)
・初期費用 0円
・基本パック(名刺管理) 1ユーザー3,000円/月額
・SFAパック(名刺管理+営業支援) 1ユーザー5,000円/月額
※別途有料オプション有
<導入時の注意点>
・問い合わせに対するレスポンスが遅い
・名刺読み取りのスピードがやや遅い
<導入企業の声>
・商談数などはリアルタイムに、全員がランキングとして見ることができるので、営業は他社と比較して切磋琢磨するようになりました。(マーケティング)
・名刺管理の効率化だけでなく、戦略的な営業活動へと変化しました。(システム設計・開発)
ツール9 Scan to Salesforce(Sansan株式会社)

<概要>
名刺を並べて、スマートフォンアプリで撮影するだけで、Salesforceにデータ登録できる、無料で使える名刺スキャンアプリ
<特徴>
・操作が簡単。名刺を並べてスマホアプリで撮影するだけ。日本語以外にも対応。
・素早いデータ化。OCRでデータ化された情報は、Salesforce上の専用タブへすぐにアップロード。情報の変更も可能。
・万全のセキュリティー。SNSへの自動連携も無し。管理された情報は安全に保護
<費用>
無料
<導入時の注意点>
・4枚まで同時撮影可能だが、枚数が多いと文字認識率が落ちる
・名刺管理アプリなので、情報の共有など、組織的な活用には向かない。個人事業主、小規模経営者向け。
<導入企業の声>
・無料でここまで使用できるなら充分です!
→Scan to Salesforceの公式サイトへのリンクはこちら
ツール10 CAMCARD BUSINESS(ワウテック株式会社)

<概要>
最短5秒でデータ化、利用頻度に応じて選べる料金体系、オンライン名刺交換・共有が実現できるなど、営業効率を飛躍的に向上させる、法人向け名刺管理ソリューション
<特徴>
・オンライン名刺交換機能
→オンライン上での名刺交換・共有機能により、名刺情報を安全かつスピーディに社内共有が可能
・圧倒的なデータ化速度。
→世界最高クラスの画像補正・OCR機能で、名刺画像を5秒でデータ化
・簡易SFA機能。
→商談情報やタスクを名刺に紐付けて作成することが可能
<費用>
・無料トライアル有(10日間)
・STANDARD 1,400円/月額/1ID(5ID〜)
・PROFESSIONAL 2,200円/月額/1ID(5ID〜)
<導入時の注意点>
・必要最低限の機能はついているが特筆すべき機能がない
・OCRは認識精度がやや低く誤字が生じるケースが多い
<導入企業の声>
・導入前は「どこの企業とコンタクトがあるか。」といった確認を口頭で行っていたが、デジタル化されたことでその必要がなくなりました(引越し)
・低コストでありながら、「組織ツリー」や「メール配信」など営業メリットの多い機能が備わっている。(情報サイト運営)
→CAMCARD BUSINESSの公式サイトへのリンクはこちら
ツール11 名刺de商売繁盛(ヤマトシステム開発株式会社)

<概要>
ヤマト運輸のグループ会社が開発運営する名刺活用販促支援サービス。何人で使用しても1ユニット30,000円というリーズナブルな価格で導入できるのも魅力
<特徴>
・名刺取り込み後は、営業部門やマーケティング部門で活用できる機能が充実
→組織一覧作成、名寄せ、アンケート登録、メール配信など
・何人で使っても月額基本料金は30,000円
(名刺のデジタル化は別途料金)
・名刺情報は、宅急便などの運用システムを管理するヤマトシステム開発のデータセンターで24時間365日安全管理
<費用>
・初期費用 無料
・基本料金 30,000円/月額
・名刺のデジタル化料金 40円/枚
・その他、オプション有料(スキャナ販売、メール配信機能、アンケート機能など)
<導入時の注意点>
名刺登録枚数ごとに追加料金が掛かるので、あらかじめ試算が必要
<導入企業の声>
・当社で想定されるユーザー数が全社員1000名程度であったため、セキュリティ面とコスト面が課題でしたが、月額30,000円かつヤマト運輸が持つセキュリティに魅力を感じ、利用を決めました。(運送)
・導入の決め手はなんといっても「価格」です。
月額料金30,000円でID無制限はとても魅力でした。(百貨店)
ツール12 メイシー(株式会社もぐら)

<概要>
業界一の低価格、月額1980円/ユーザー数無制限で利用可能。名刺管理だけでなく、社内で名刺情報の共有や、他サービスとの連携も可能。
<特徴>
・名刺の登録が面倒な方に、データ化サービスあり
→名刺の郵送だけでデータ化してCSV納品
・使いやすさを追求。Google感覚でさくさく検索、閲覧、メール送信が可能
・名刺登録が面倒な方に登録代行サービスあり。
→郵送も面倒な場合は、出張スキャンサービスも可能
<費用>
・月額 1,980円/ユーザー無制限
・データ入力料金 25円/枚
・スキャン 料金10円/枚
<導入企業の声>
・基本的な機能や品質がしっかりしており、値段もリーズナブルなところが魅力です。(冊子販売)
・全国を飛び回っていることが多いので、必要な時にすぐに名刺情報をスマホで見れるのは非常に便利です。(コンサルティング)
名刺管理ソフトを比較表で確認
システム名 | 機能・特徴 | 価格 |
Sansan (Sansan株式会社) | ・社内・社外の連絡先を一元管理 →クラウド電話帳として、社員の人脈だけでなく、強みも可視化。 部署を越えた連携が可能になる ・独自のAI技術による情報の統合と名寄せ →データの二重登録や、名寄せの工数を削減。 さらに帝国データバンクの情報を付与することで、会社情報に さらなる情報を付与し、マーケティングに最適なデータへと進化させる ・コンプライアンス強化 →名刺をスキャンするだけで、取引先が反社会的勢力との関わりがないか、 網羅的に検知することが可能 | ・Lite(要見積もり) ・Standard(要見積もり) ・DX(要見積もり) ・Sansanスキャナー 月額10,000円/台 |
やさしく名刺ファイリング (株式会社NTTデータNJK) | ・パッケージ型(クラウド型サービスの連携オプション有り※別途) →買い切りなので月額費用が掛からない ・4ヶ国語の名刺に対応 →日本語・英語・中国語・韓国語の名刺に対応 ・名刺データベースの活用 →電子化した名刺データは、CSV/Excel出力ができる他、宛名印刷・ メール配信など様々なアプリケーションと連携し業務の効率化を実現 | ・1ライセンス 7,800円(税抜) ・5ライセンス 30,000円(税抜) ・10ライセンス 55,000円(税抜) ※スキャナ商品は別途 |
クラウドサービスサスケ (株式会社インターパーク) | ・集めた名刺はスキャンするだけで自動データ化 ・OCRとヒトのダブルチェックで高精度なデータ化を実現 ・名刺以外の紙資料の自動データ化にも対応 →手書きメモ、アンケート用紙などもデータ化。 アンケート情報は自動集計されるので、分析結果を戦略に活かすことが可能 | ・無償版(個人向け) 3名/300件まで永久無料 ・有償版(企業向け) 初期費用+月額費用 ※要見積もり |
myBridge (LINE株式会社) | ・登録した名刺情報を、スマートフォンや、Google連絡帳に保存したり、 Excelファイルでダウンロードすることも可能 ・他サービスに登録した名刺データの移行可能 ・連絡先の共有が必要なときは、登録した名刺をLINEのトークから 手軽に共有が可能 | 全機能無料(枚数、入力項目上限なし) |
KnowledgeSuite (ナレッジスイート株式会社) | ・名刺情報を正確・高速でデジタル化。手書きしたメモさえも データ化される ・取り込んだ名刺情報データは、自動的にSFA(営業支援システム)の 顧客データに蓄積。情報の一元管理・共有が可能。 ・メールビーコンとの連携で、名刺獲得翌日にフォローメールを 一斉配信をすることが可能 | ・無料版有り(30日間) ・スタンダード 月額50,000円 (毎月500枚まで※超過40円/枚) ・プロフェッショナル 月額80,000円 (毎月1,000枚まで※超過40円/月) |
Eight 企業向けプレミアム (Sansan株式会社) | ・名刺交換した同士が自動で繋がる「ビジネスSNS」としての活用ができる ・BtoBリード獲得広告 →BtoB商材に最適なインフィード面で、高いエンゲージメントを実現 ・魅力を伝える記事制作 →ニーズにあった記事を制作し、広くユーザーへ伝えることができる ・社内の名刺が採用力に変わる →欲しい人材と自社の同僚との繋がりを可視化できるため、 リファラル採用を効率的に行える | ・初期費用なし ・基本使用料+アカウント料金 →例 社員5名の場合(月額※年間契約の場合) 基本使用料 10,000円+400円×5名=12,000円/月 |
連絡とれるくん (株式会社Phone Appli) | ・社内の連絡先検索がスムーズ →Teams、LINEWORKS、Slackと連携も可能なので、 社内コミュニケションが円滑になる ・OCR標準搭載、他の社員が登録した名刺も閲覧化 ・スマホに登録されていなくても着信相手が分かる。 クラウド管理なのでスマホにデータが残らない →紛失時の情報漏えいのリスクゼロ | ・無料トライアル有(最大1ヶ月) ・1ユーザー 月額300円(5IDから契約可能) ・初期費用 50,000円(追加無し) |
ホットプロファイル (株式会社ハンモック) | ・OCR、オペレーター手入力で名刺を99%の精度でデータ化 ・登録された顧客データから、人脈の可視化、財務情報、人事異動など、 常に最新の企業情報を見ることができる ・メール開封、WEB閲覧履歴などの把握ができ、商談化見込みの 高い案件を発掘できる | ・無料トライアル有(30日間) ・初期費用 0円 ・基本パック(名刺管理) 1ユーザー3,000円/月額 ・SFAパック(名刺管理+営業支援) 1ユーザー5,000円/月額 ※別途有料オプション有 |
Scan to Salesforce (Sansan株式会社) | ・操作が簡単。名刺を並べてスマホアプリで撮影するだけ。日本語以外にも対応。 ・素早いデータ化。OCRでデータ化された情報は、Salesforce上の専用タブへ すぐにアップロード。情報の変更も可能。 ・万全のセキュリティー。SNSへの自動連携も無し。管理された情報は安全に保護 | 無料 |
CAMCARD BUSINESS (ワウテック株式会社) | ・オンライン名刺交換機能 →オンライン上での名刺交換・共有機能により、名刺情報を安全かつ スピーディに社内共有が可能 ・圧倒的なデータ化速度。 →世界最高クラスの画像補正・OCR機能で、名刺画像を5秒でデータ化 ・簡易SFA機能。 →商談情報やタスクを名刺に紐付けて作成することが可能 | ・無料トライアル有(10日間) ・STANDARD 1,400円/月額/1ID(5ID〜) ・PROFESSIONAL 2,200円/月額/1ID(5ID〜) |
名刺de商売繁盛 (ヤマトシステム開発株式会社) | ・名刺取り込み後は、営業部門やマーケティング部門で活用できる機能が充実 →組織一覧作成、名寄せ、アンケート登録、メール配信など ・何人で使っても月額基本料金は30,000円 (名刺のデジタル化は別途料金) ・名刺情報は、宅急便などの運用システムを管理する ヤマトシステム開発のデータセンターで24時間365日安全管理 | ・初期費用 無料 ・基本料金 30,000円/月額 ・名刺のデジタル化料金 40円/枚 ・その他、オプション有料 (スキャナ販売、メール配信・アンケート機能など) |
メイシー (株式会社もぐら) | ・名刺の登録が面倒な方に、データ化サービスあり →名刺の郵送だけでデータ化してCSV納品 ・使いやすさを追求。Google感覚でさくさく検索、閲覧、メール送信が可能 ・名刺登録が面倒な方に登録代行サービスあり。 →郵送も面倒な場合は、出張スキャンサービスも可能 | ・月額 1,980円/ユーザー無制限 ・データ入力料金 25円/枚 ・スキャン 料金10円/枚 |
まとめ|名刺管理ソフトを使えば、紙名刺の情報を会社の資産として活用することが可能!
この記事では、顧客情報管理に役立つ名刺管理ソフトについて、導入時のメリットおよび注意点や各ソフトごとの特徴を、実際に利用された企業の声も含めて紹介してきました。
名刺管理ソフトを使えば、手作業での名刺情報の入力の手間の削減や、社員間での名刺情報の共有が可能です。
また、モバイル環境があれば、いつでも・どこでも顧客情報にアクセスすることが出来るので、営業効率や対応スピードも格段に飛躍します。
もし、自社に見合った名刺管理ソフトの選び方がわからないといった場合や、導入後の戦略的な活用方法がわからないといった場合は、それぞれの名刺管理ソフトの資料請求・お問い合わせを行って導入を検討してみてください。